(20220918) 彼岸島 48日後… 第337話「失敬」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
歌舞伎町の唯一の入り口の桟橋は、5日後にならないと降りてこねェ!それでも親切にしてくれる小春たち遊女仲間のおかげでどうにかやっていけそうだと思ったら…客人として、ハンディ・ハンディ様の野郎が現れやがった…!!


ユカポンはハンディ・ハンディ様の魔の手から逃れるため、適当なおじさんを捕まえて、ラブホへ誘ってこの場を逃れようとしますが…そのラブホの一室に、武器を持ったカニパンの姿が!!
ひいいいい!濡れ場に武器持った化け物が襲撃するとか、まるでホラー漫画みてェな展開だあ…!!


これ、ホラー映画だったら確実に男女ともどもぶっ殺されちまう流れですが…今にもユカポンに襲いかかろうとするカニパンの前に、ロケットおじさんが立ちふさがる!!

「失敬だな君は もう金は払った 私のプレイ時間だ
さぁ帰りたまえ 君は午後にでもこの娘を買えばいい」





武器を持った化け物相手にパンツ一丁で紳士的に振る舞うロケットおじさん…。
正直今週の醜態晒したカイジの遠藤よりよっぽどカッコよく見えるェ。
敢えて顔を見せない構図にしたのは、漢(おとこ)は背中で語るって事なんでしょう。たぶん。


まあ、この後ロケットおじさんはカニパンに瞬殺されちゃうんですけどね!ただの吸血鬼だからしょうがない。
吸血鬼元年、ロケットおじさん 歌舞伎町のラブホテルに散る―――


このままユカポンもやられちまうのかと思いきや…ロケットおじさんがユカポンと緊縛プレイをしようと用意してた、床に転がってるロープでカニパンのバランスを崩して、スキをついて逃走に成功!!
ロケットおじさんは無駄死になんかじゃなかった…!ちゃんと役に立ってるじゃないか(´・ω・`)



その後も逃げるユカポン、お追いかけるカニパン!しかし駆け付けた小春が金属バットでカニパンを一閃!!
この辺ぐらいまでの緊迫感は本当にホラー漫画みたいですね。これ本当にいつもの彼岸島かェ?とちょっと心配になってしまいます。


しかしカニパンはここ歌舞伎町にとっては大事な客人。こんなのにでも逆らったら遊女なんてこの街じゃ生きていけやしねェ…。
真夏と冬美はさすがにビビっちまってユカポンを差し出すのも仕方ないし…みたいになりますが、
小春は「ふざけんな!!仲間を見捨てられるか!!」カニパンと刺しつ刺されつのバトルに…!!




なんという凄惨な光景…!!そして最後まで立っていたのは…小春!!
まあ、カニパンはいまだにボディがショタデブの佐吉なので、大の大人とのタイマンだとやや不利なのは致し方ないところ。
まあでもこれでカニパン死んじゃうと、変なタイミングで勝っちゃんの左腕は元に戻っちゃうし、歌舞伎町に居たミサイル迎撃化け物もいなくなっちゃうから国連軍からミサイル撃ち込まれてユカポン救出どころじゃなくなっちまうから…まだ生きてるんですかね?これ。



なんかジョジョ5部でブチャラティがボスに反旗を翻すシーンみたくなっちまいましたが、この後彼女たちはどうするんですかね…?
小春とユカポンは明さんが来るまで逃げ続ける道を選ぶんでしょうけど…真夏と冬美もついてってくれたら熱い展開になるなあ。


まあ…たぶん別れそうですが(´・ω・`)