「彼岸島」は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島「彼岸島」を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。
現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!
【今回の要約】
「宮本篤」と名乗る雅の息子のひとりが居る、日本橋の大賭博場「竹馬街」へ到着した明さん一行。
熱を出して寝込んでいる明さんが回復するまでに、鮫島たちは3本目の鍵を手に入れるべく、プリンセス様相手に、命を懸けたギャンブル勝負を要求するも、巨大な穴を掘ったゴミ捨て場にブン投げられ、しかもそこには竹馬街に来る前に遭遇した邪鬼の姿が…!
鮫島は釘丸太で応戦するも反撃されて大ピンチ!起死回生のヒー坊の触手が邪鬼の弱点っぽい爺の顔に命中するが…!?
今週の彼岸島。
— KAJIME (@KAJIME1) 2024年10月21日
そんな…せっかくサブタイトルにまでなってるのに
釘丸太がたいして役に立たなかったなんて…そんなっ そんっ
初期(無印彼岸島)には大活躍した丸太も、48日後の後半じゃ敵のパワーインフレについて行けずに持ち腐れになっちゃうのが
なんだか生々しくてつれェなあ…。 pic.twitter.com/ngJgmYAmdH
…タイトルは“釘丸太”となってはいますが、結局たいして活躍しなかったから、ちくしょう!!
やっぱりヒー坊の触手の方が役に立つじゃねェか…。
とはいえよくよく考えたら、初期(無印彼岸島)には大活躍した丸太も、48日後での丸太の出番って
・最初のころ明さんが持ってた
・電車に丸太括り付けて吸血鬼をひき頃してた
・クソハゲが天狗突きの丸太を持ち出して大暴れした
ぐらいしか無かったからなあ…。
ある意味悲しい現実とはいえ、もはや釘くっつけた程度じゃ、丸太は現在のパワーインフレには到底追い付けねぇって事か。つれェなぁ…。
クソハゲも頑張っちゃいるけど、やっぱり単体で邪鬼倒せるほどには強くはねェ…。
となるとヒー坊の触手ぐらいしか対抗手段はないけれど、手負いだしなあ。
逆に考えれば、ギリッギリ感が読んでてハラハラするェ。
明さんがいたら、あっさり勝っちゃいますからねえ。
それ以外に目を移すと、プリンセス様は「こんなぎゃんぶるにまじになっちゃってどうするの」とか言いながら優雅に紅茶をたしなんでるし
「喰われてお前もそいつのウンコになれ!」「化け物のケツからブリブリ排出されちまえ!」などと煽ってくる吸血鬼モブたちもなんだか楽しそうで、微笑ましいんじゃ。
みんな普通に崖登り切ったら、あっさり鍵渡してくれそうな牧歌的な雰囲気すら感じるんじゃ。