(20221031) 彼岸島 48日後… 第342話「狂乱のパーティー」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
歌舞伎町の唯一の入り口の桟橋は、5日後にならないと降りてこねェ!それでも親切にしてくれる小春たち遊女仲間のおかげでどうにかやっていけそうだと思ったら…客人として、ハンディ・ハンディ様の野郎が現れやがった…!!小春が死闘の末、何とかカニパンを撃退したものの、その後ユカポンは歌舞伎町のボス「舌喰い様」に、人間のスパイと疑われてしまい…?



人間のスパイを捕まえるはずが、いつの間にか「男」vs「女」の内ゲバへと発展してしまった歌舞伎町。小春・真夏・冬子をはじめとする女たちは次々と捕まり、そしてついにユカポンも十字架に貼り付けられて捕まってしまったー!!
女たちがユカポン捕獲に絶望するなか、見せしめとしてユカポンを処刑しちまうぜー!と息巻く野郎ども。





いやそれ逆に難しいだろwwww



おまけにこいつら、切り裂いてはらわたが飛び出し、血で染まった所を男達で舐めつくすとか、とんでもねえことまでほざいてます。
この話が載ってるヤンマガが発売された日が、くしくもハロウィンってのも、何たる皮肉だェ!



しかし気丈にもユカポンは、吸血鬼達をかばい、これまで世話になった小春たちに優しくしてくれてありがとうと礼を言い(百足婆にまで感謝の意を表すとは何たる慈悲…!)、そしていまにも処刑されようというその瞬間…!!




まあ、たまにはこんなふうに、最後までオチの感想を書かないのもいいでしょう(´・ω・`)
でもめちゃくちゃ熱い展開でうなっちまったぜ…。とだけ言っておきますね。



今回気になったのは、吸血鬼の野郎どもについてる腕の線ってやつですね。
おいおい唐突にそんな設定が生えてくるとか、さすが彼岸島だぜェ!と思ってたんですが、念のため2~3回前の彼岸島を読み返してみたら、確かに半裸の吸血鬼の腕に、1~2本の線が描かれてるコマを確認できました。


凄ェ!ちゃんと考えて描いてやがる…!!


という事は、前回ユカポン達が逃げ出してる描写の合間に、路地裏に下半身の無い吸血鬼の野郎どもの死体が転がってたのも、実は前回の時点で明さん達が歌舞伎町に潜入していた伏線という可能性が…?


先生ェ凄ェな。ちゃんと伏線仕込んでいたんだな。どっかの行き当たりばったりで描いてるような気がする某格闘漫画の先生とは大違いだぜ!