(20220725) 彼岸島 48日後… 第331話「換金所」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。たまたま遭遇した吸血鬼たちをボコったら、雅様の顔が描かれた「クソみてェな通貨」と、新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があると知り…?とか言ってたら、トイレ行ってる間にユカポンがさらわれちまった!ちくしょう!!



明さんパーティーが、ユカポンの帰りが遅ェなぁと探しに行ったら、脱ぎ捨てられた服を発見して、ようやく気付いて追っかけ始めましたが、もう後の祭り。
ユカポンはいかだに乗せられ、換金所に連れていかれてしまいます。
まるでパチンコ屋の近くになぜか設置されてる粗末な換金所みてェですが。
ああ、ここでユカポンは安値で売られて、臼で潰され本土に散ってしまうのか…?


しかしここで「あれ?コイツTVで見たことあるぞ、アイドルじゃね?」と、ユカポンの存在に気付いた換金所のおっさんが、ユカポンの品定めをするんですが
ここ、3~4ページぐらいにわたって、ねっとりと、彼岸島にしては)結構生々しいエロ描写で描かれています。
このシーンを読んだキモ傘読者諸兄が「ちくしょう勃起が半端ねェ」などとマスをスコスコしちまわないか心配になります。






「かわいいかわいい♪ミル貝ちゃん♪」


女性器の比喩表現だと、アワビだとか赤貝だとか、その辺が普通だと思うんですが…ミル貝ですか。
ご存じない方の為に説明しますと、ミル貝ってのは、貝からはみ出した大きな水管が特徴の二枚貝で、まあぶっちゃけチンコみたいな見た目の貝です。


それをわざわざここで用いるってことは…ユカポンは、実はふたなりである可能性が…?


まあ、たぶん先生ェもそこまで深く考えてなくて「ミル貝の方がかわいいから」とか、そんな理由なのかもしれないっすね…。*1



こうして、性的な意味で歌舞伎町に売られちまう羽目になったユカポン。
まあ、売られて即、臼で潰されて即死は避けられたんだからある意味救いっちゃ救いかもしれないですが。
ユカポンは本位じゃないとはいえ、池袋のキモオタ吸血鬼とか、I・R・T(アイドル・レ〇プ・タワー)で似たような経験はしてますし。


…っていうかよく見たら、歌舞伎町入り口の目の前に、なんかクソでけェお堀が作られてやがる!!





ちくしょうなんてこった。職安通りが見るも無残に消滅してるじゃねェか…。
こんな事したら、東京に来たことない読者が「へー、歌舞伎町の入り口にはお堀があるのかぁ、風流だなぁ」などと勘違いしちまうだろ!!いい加減にしろ!!



いやあ。やはり、休載明け(合併号明け)の先生ェにはパワーがある。


最近、先生ェご本人様がtwitterアカウントを始められたじゃないですか。
内容もほのぼの牧歌的で、皆さんも好意的に受け止められてるじゃないですか。


作品とのギャップがあり過ぎるから、ちくしょう!





*1:先生ェは彼岸島最後の47日間のセリフ、しゃけをイクラに変更した理由について「ネームの段階でとりあえずシャケにして、なおし忘れて本誌に載り、単行本で修正しました。いくらのが可愛いかなってだけなんです」twitterで回答されておりました。ま…まああんたほどの実力者がそういうのなら………