(20160927) 彼岸島 48日後… 第92話「醜い身体」(彼岸島 Love is over第1話の感想つき)

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



明さん・鮫島様・勝っちゃん、そして途中で船から逃げ出してたネズミも合流して、鮫島様の弟・精ニが捕まっているという金剛様のアジトへの居場所を知っている、勝っちゃんの母親(吉川さん)の元へ向かうのですが…そこにいたのは、亡者へと変わり果てた母親(吉川さん)の姿でした。しかもそれが金剛様の仕業と分かり、明さんは吉川さんを道案内として一緒に連れて行くことにするのですが、途中の「仙石原のすすき草原」で、おっぱい丸出しの邪鬼「エテ公」と遭遇!吉川さんの顔にうんこを塗りたくったりして、なんとか森に逃げ込んでエテ公をやり過ごす事に成功。そしてたどり着いた大涌谷で待っていのは…なんとロープウェイ!



今週は、ロープウェイを動かすまでの間、鮫島様がマニュアルと格闘したり、勝っちゃんがウ●コまみれの母ちゃんを水で洗ったりするなどといった、息抜き回。
というか、顔に塗られたウ●コとか、乾いてもうカピカピになってそうなんですけど、それは大丈夫なんですかねえ…?
そして勝っちゃんも、感染する危険があるかもしれないのに、よくもまあ亡者をゴシゴシ洗えるもんだ。
ただでさえ亡者は悪臭なのに、カピカピになったウ●コが水に濡れて、おそらくとんでもない悪臭を撒き散らしてると思うんですが…。いやあ凄いわ。


そんでもって鮫島様も、途中近くでギャーギャー騒いでるネズミにブチ切れそうになりながらも、ようやくロープウェイの動かし方をマスター。
それにしても、脳筋キャラだと思ってた鮫島様、ロープウェイを動かせるだけの知性とスキルはあるんですな…。
こっちはこっちで凄ェ!
というかネズミはともかく、明さんも鮫島様を手伝えよ!と思った(汗)


こうして紆余曲折あって、ようやくロープウェイに乗り込むことが出来たご一行。あとはこいつで金剛様のところまで…と思いきや、ドスンドスンという足音と共に、最後のコマにはエテ公の姿が…。


なんてこった!結局エテ公と戦う羽目になるのかよ…!やっぱりそうカンタンには見逃しちゃあくんねェんだな…。
もうお腹いっぱいっていうか、とっとと金剛様出てきてくんねーかなーというか、来週休載じゃねえか、ちくしょう!




●そういや録画してた、ドラマ版彼岸島である「彼岸島 Love is over」を観ましたよ。


前回のラストで、吸血鬼と化した兄貴と一緒に、マサの野郎をブッ倒すことに成功し、船で彼岸島を脱出する事が出来た…ハズの明さんたち。ところが途中の海で邪鬼に襲われ、再び彼岸島に流れ着いちまった!
「なんてこった、ちくしょう!」と思っていると、そこに仮面をつけた大男(師匠)唐突に現れ、明さんは師匠の下で1年間修行する事になったのでした。全ては吸血鬼たちに打ち勝つ為…!


というわけで、今回の明さんは、しょっぱなからメチャクチャ強いです。
原作どおりの強さになって一安心といいますか、まさに「つよくてニューゲーム」ってやつなんじゃ!!



キレッキレのスタイリッシュ(丸太)アクションで、深夜ドラマとは思えないというか、ウンコやマ●コというセリフが頻発するクッソ下品な原作の実写作品とは思えぬ程の、高いクオリティ!あっという間の30分間だったェ!


ただ、ドラマというよりは、映画版・彼岸島デラックスのプレ映像を見せられているような感覚はありました。
とはいえ、それでも前作のドラマ版に比べれば、邪鬼のクオリティは格段に上がっており、お金がずいぶんかかってるなーという印象。
前作では武器も豚汁も作らない、ただのゲス野郎だった西山も、今回はしょっぱなから、特製コショウ爆弾で吸血鬼に対抗するなど、原作らしい片鱗を見せ付けてやがる!
今回の西山は、きっと豚汁を振舞うシーンがあるに違ェねえ…。予算もたっぷりあるんだし、そう思いたいェ。


個人的には、師匠がブン投げた丸太に、明さんが飛び乗って邪鬼に立ち向かっていくシーン彼岸島らしさを残しつつも、クソかっけェシーンだったェ。
…どこの桃白白だよ!という無粋なツッコミはやめんか!