今週の夜王 第203話「圧倒」


 遼介と新人ホストの翼(イカロス翼・本名:石川耕三)は、どっちがロミオのNO.1になれるかを競うことになりました。ここまでのところはほぼ互角。勝負の行方は互いの誕生日である月末に持ち越されそうな流れとなります。
 しかし、勝利を求めるあまり余裕がなくなり、「(女性客からもらったプレゼントを)売って金作って高い酒注文しろ(゚Д゚)ゴルァ!」などとムチャクチャなことを言い出すイカロス翼。
 果たして彼の過去にはどういった秘密があるのか…?



 羽ばたくための“翼”を手に入れた耕三。この美顔と黒服時代に培った経験のおかげで、ホストの世界に溶け込むのはそう難しくはありませでした。

 しかし耕三の目標は、歌舞伎町NO.1 ホストの遼介に勝つこと。そのために耕三は自分を磨き上げるため、血ヘドを吐くほどの努力をした模様。


 動機はアレですけど、ただのラッキーだけでここまで成り上がってきた遼介よりかは好感は持てます。


 ていうか、もう歌舞伎町NO.1 ホスト扱いなのか遼介は。歌舞伎町四天王の立場ねえええ。



 というわけで、今のイカロス翼は自信に満ち溢れているってワケです。


(俺は、もう耕三じゃない…
天を翔る翼を手に入れた一流の男だ!
遼介…俺はあんたを倒し
欲しかったものを手に入れ、過去に復讐する!!)


言ってる事はカッコよく聞こえるかもしれないけど、中身はただの逆恨みです。



とはいえ、逆恨みだろうがなんだろうが、今のイカロス翼の実力により、翼派の客はバンバンやってきます。そして売上額はついに6000万円の大台に!!


(見たか、これが俺の力だ!!)


勝ち誇るイカロス翼。一方の遼介派は翼派の勢いに飲まれがちに。と、ここでなぜか愛夢から電話が掛かってきました。
どうやら耕三のことで話があるから、10分くらい出て来れないか?との事。愛夢も今日が遼介とイカロス翼の誕生日決戦の日である事は知ってるのですが、それを承知で呼んでいる模様。
遼介は愛夢に応じて、席を外すことになるのですが、その際修さんから「どんな用でもいいから愛夢さんを連れて来い」と念を押されるのでした。



 さて、遼介が愛夢の所に向かうと、おばあちゃんがうずくまっています。どうやら心臓が悪いようです…って、なんだか唐突に死亡フラグ立ったなあ。


 しかし、それでも懸命に耕三の情報を得ようと遼介にすがりつくおばあちゃん。遼介は思い切って、お婆ちゃんと愛夢に耕三の正体がイカロス翼である事をカミングアウトしちゃいます。


 うーむ、心臓の悪いおばあちゃんに、いきなり真相をカミングアウトしちゃったら、ショックでおばあちゃんの心臓止まっちゃうんじゃないのか?

もうちょっと前振り入れようよ(w



 そして改めて愛夢に耕三の写真を見て思い出すような事はないか?と尋ねられ、ようやく愛夢は耕三が以前自分に付きまとっていた黒服だということを思いだすのでした。


 ここまで言わないと思い出さないって事は…愛夢はよっぽど記憶容量がないんだなあ。

そんなんでよく日本一のキャバクラ嬢になれたもんだ(′・ω・`)



 遼介は2人に「この勝負が終われば耕三君をお婆ちゃんの元に連れて行けるから、ここは俺に任せて下さい」と言い残し、ロミオに帰っちゃいます。

 結局遼介は、愛夢に「ロミオに来てくれ」とは一言も口にしていないワケで、修さんの言うこと完全スルーかよ!!


でも、愛夢が(私の…私のせいで耕三クンが…?)などとせつない表情しているので、コレはロミオに来る伏線ですね。うん間違い無いな。


わかりやす過ぎるぜ倉科先生!!



 店に戻った遼介ですが、イカロス翼の売り上げ差が500万に開いた事を告げられますが、今の遼介はものすごくやる気です。いつになくやる気です。


(この勝負、絶対負けられない…負けてはいけないんだ!!)


そのやる気を、もっと早く見せてれば、ココまで追い込まれなかったのになあ(w