今週の夜王 第201話「因縁」

 遼介と新人ホストの翼(イカロス翼・本名:石川耕三)は、どっちがロミオのNO.1になれるかを競うことになりました。ここまでのところはほぼ互角。勝負の行方は互いの誕生日である月末に持ち越されそうな流れとなります。
 しかし、勝利を求めるあまり余裕がなくなり、「(女性客からもらったプレゼントを)売って金作って高い酒注文しろ(゚Д゚)ゴルァ!」などとムチャクチャなことを言い出すイカロス翼。
 果たして彼の過去にはどういった秘密があるのか…?



 遼介とイカロス翼、2人の誕生日決戦。開店からしばらくの間、ロミオの6割の客は翼派の客で埋まり、遼介派の客は店の一角を閉める程度でまばら。


(フフ…遼介…見たかこの違い…!今日であなたは終わりだよ!!)


 余裕の表情でほくそ笑むイカロス翼。前日の時点でただでさえ売り上げでリードしてるのに、最後の日でも客数で上回っているんじゃ、普通に考えたら、どう見てもイカロス翼の圧勝という展開です。
 コリャよほどのコトがない限り遼介が勝つのは厳しいんじゃないかなあ。

 イカロス翼が自滅するとか、いきなり遼介に太い客が付くとか、ヤクザが乱入して勝負がうやむやになるとか…。


 まあ、「夜王」ワールドじゃ、そんなの日常茶飯事だけどな(w



 そしてこの日は互いの客が高い酒を注文しまくり、売上額はうなぎのぼり。互いに5千万以上の売り上げを記録し、まだ止まりません。
ちなみにこの際、売上額がコマに数字として表示される演出がなさらえているのですが、まるで「ドラゴンボール」の戦闘力が上昇してるみたいで、オラ、ワクワクしてきたぞ!!


 しかし進退をかけたこの一番でも、女性客の懐具合を心配する遼介のスタンスは変わりません。イカロス翼はそんな遼介の綺麗事ばっかり並べる様子が気に入りません。


(僕は何としてもあの男に勝たねばならないんだ…
何としても…でないと…)



 そしてまたまた一年前…イカロス翼が石川耕三としてエトランゼのボーイをやってたころの回想シーンに入ります。

 「エトランゼ」でボーイとして真面目に働く耕三ですが、ドジっ子なのでいっつも先輩に怒られてばかりと、うだつの上がらない毎日。
 この日もボトルをお客さんに出す時に、手が滑って、お客さんのスーツ(30万円相当)にお酒をぶっかけて汚してしまいました。

 当然、権田さんと言う名前のお客さんはブチ切れて、もうカンカンなのですが…。


 


またヤクザ出た−!!


もういい加減、オチに困ったときにはヤクザってのはワンパターン過ぎてもう飽き飽きですよ倉科先生。

…と思ったんですが、どうもこの人、ツラといい「謝って済むんなら警察はいらねえんだよ!」という啖呵の切り方といい、どう見てもヤクザそのものなんですが、いちおう堅気の人間みたいです。
 このあとやってくる愛夢も、権田さんのこと「社長」とか言ってるし。


 つーか権田さん、鼻毛出てるよ!!まさかコイツ、鼻毛真拳の使い手かー!?



 結局愛夢が助けてくれたおかげで、権田さんは機嫌を直してくれたのですが、耕三はスーツ代とサービスの酒をお給料から差っ引かれてしまいました。
 店の勝手口で落ち込む耕三ですが、偶然やってきた愛夢に「頑張ってね☆」と肩を叩かれ、「優しくて素敵な女性だな…」と惚れてしまう耕三なのでした。


 そんな愛夢が権田さんみたいな薄汚いオッサンと接客しているのを、苦虫を噛み潰したような表情で見ているしかなかった耕三ですが、閉店後、一人で店の掃除をしていた耕三の元に愛夢がやってきて、アフターで酔っ払ったから、店の車で自宅まで送ってくれない?とお願いされます。


 憧れの愛夢さんと二人きり…と張り切る耕三ですが、車中で愛夢が「キャバ嬢って勘違いオヤジにいい顔しなきゃなんないから結構大変なのよ」と漏らしたのを聞いて(愛夢さん無理してるんだな、俺がこの女性を守らなくては…!)と心に誓っちゃうのでした。



(……だから俺は耐えられた…
あの人を…守らなければいけないと思っていた…
押し潰されそうになっても乗り越えられたのは
その強い想いがあったからだ…

その愛夢の“心”が欲しくて…
愛夢の“愛”が欲しくて…)

 うーん。現時点では、まだ愛夢にクソ女フラグは立ってないようですが…どうなることやら。来週次第ですかねえ?