遼介と新人ホストの翼(イカロス翼・本名:石川耕三)は、どっちがロミオのNO.1になれるかを競うことになりました。勝負の行方は月末の誕生日決戦にまで持ち越されますが、歌舞伎町の街に愛されてるとかいう理由で、遼介が格の違いを見せ付け、もはや勝利は確定的。
しかしそんな時、愛夢がロミオに飛び込んできて、耕三のお婆ちゃんが交通事故に遭って入院したという事を聞かされます。祖母のもとへ行くのを最初は躊躇していたイカロス翼ですが、最後は「俺が行く!!」と、病院へ向かおうとする遼介と愛夢を呼び止めるのでした。
「病院には僕が行く!あんたたちは来なくていい…」
愛夢から入院している病院の場所を聞いたイカロス翼。
何事かと押し寄せてくる翼派のホストたちに「全て…あとで詳しく話します」と一礼をして、病院へとひた走ります。
このとき、病院へ向かうイカロス翼の走っているフォームが、なんかもう
「100m10秒切れるぜ!!」
ってくらい美しすぎて爆笑。
そうか、学生時代新聞配達のバイトをやっていたから、こんなに美しいフォームで走れる…って事ですね!!
すごい伏線のはり方だぜ倉科先生!!
そしてイカロス翼がロミオからいなくなって間も無く、本日のロミオの営業が終了。
結局売り上げでは、イカロス翼に1200万円以上の差をつけ、遼介の完勝となります。
湧き上がる遼介派のホストたち。肝心の遼介の姿がないことに気づいた卓也(ヤムチャ)に修さんはこう説明します。
「愛夢さんと一緒に翼を追って行ったよ」
53ページのラストのコマで、修さんはこう言ってますけど、同じページの1コマ目をよく見てみると…。
その遼介が、店長の隣でお辞儀をしてるー!!
これはどういうことなんだ?まさか「ドッペルゲンガー」ってやつなんですか井上先生!?
しかし、このあたりのやり取りを読んでて感じたんですが、なんかもう、NO.1対決がどうでもいい扱いになっているなあ。
当該イベントの中心人物である遼介も、イカロス翼も、ふたりとも既に店にいませんし…。
まあ、婆さんの交通事故が理由だから、仕方が無いと言えばそれまでなんですけど、これでは、一ヶ月間ボスの為に必死になってやってきた、他のホストたちがあまりにも報われない(′・ω・`)
そして病院に到着したイカロス翼は、眠っているお婆さんの手をぎゅっと握って「僕だよ…耕三だよ、婆ちゃん…」と呼びかけ。目を覚ましたお婆ちゃん感涙で、まあベッタベタではありますが、感動的ですねー。
ちなみに担当医の田中さんによると、幸か不幸か婆さんは軽傷だった模様。
あの、あからさまな死亡フラグは何だったんだろう(w
祖母が命に別状がないと安堵したところで、外に出たイカロス翼。いつの間にやら外は大雨ですが、傘を差さずにバシャバシャと濡れながら歩きます。
(結局…僕は遼介さんには勝てなかった…
……この勝負のために、一体どれだけのものを犠牲にして来たんだろう…)
これまで積重ねてきた「翼」としての言動・行動を振り返り、涙するイカロス翼。すると目の前に、傘を指した愛夢が現れます。
「全部思い出したわ…貴方のこと…
そこまで私のことを想っててくれたなんて、分からなかった…
さぞかし、今は私の事が憎いでしょう…
殺したいくらいに思ってるんじゃない?」
そう言われたイカロス翼は、ずぶ濡れになりながらこう返答します…って、突っ立ってないで、イカロス翼を傘の中に入れてやれよ愛夢(w
「俺はこんなに女性を愛した事はなかった!
愛夢さんを愛した事で、女性(ひと)を想い
一生懸命生きることの喜びを知ることができた…
ありがとう…」
おお、なんだかカッコイイことを言っているぞ、イカロス翼!! 3〜4週前のうろたえぶりとはえらい違いだ(w
そして愛夢に一礼をして、走り去ろうとするイカロス翼ですが、突然後ろから愛夢が抱きついてきました。
「私も歌舞伎町の女…
あなただけにカッコつけられっぱなしというわけにはいかないわ…」
そして場面は変わり、どっかの高層ビル。愛夢らしき女性がシャワーを浴びていて、隣の部屋には虚ろな顔で新宿の夜景を見下ろすイカロス翼の姿が。
これはまさか…来週セックルクル━━━(゚∀゚)━━━ !!?
まあ、直前でイカロス翼がやんわり断りそうな気もしますけどね。なんとなくだけど。
逆に開き直って「ビイィーン!!」とか「愛人契約!!」とかをやらかしてくれたら、井上先生を見直しますけど(w
次週、ついにイカロス翼編完結(らしい)!!