「彼岸島」は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島「彼岸島」を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。
現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!
残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。たまたま遭遇した吸血鬼たちをボコったら、雅様の顔が描かれた「クソみてェな通貨」と、新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があると知り…?とか言ってたら、トイレ行ってる間にユカポンがさらわれちまった!ちくしょう!!
換金所に売られたユカポンは、元アイドルだと気付かれ、遊女として歌舞伎町に売られる事になりました。
血を吸われながらセックルしたり、激しいプレイで股間から出血したりなど、なんか初日からもう散々な目に遭ってますが、(もしかしたらネズミの生き別れた姉かもしれない)小春という名の女性から塗り薬を貰ったり…。
今週もユカポンはしょっぱなからキモい吸血鬼とディープキスしながらセックルして、終了後に洗面所でめっちゃうがいしてると…背後から遊女の吸血鬼たちに声をかけられます。
こ…これはアレですか!?「おう新入り、ちょっと人間だからってチヤホヤされてんじゃねェぞコラぁ!」などと因縁をつけられ、ユカポンがいじめられちゃうパターンですか…?おいおいやめてくれよそういう陰湿ないじめシーンは苦手なんだよぉと思っていたら…。
「ちょっと外でコーヒー飲むから来いよ」
え!?缶コーヒーをおごってくれたぞ?それにこいつらユカポンにめっちゃ優しい言葉をかけてくれる…。これは予想外の展開だあ…。
あったけえ…人の温もりがあったけぇよぉ…(吸血鬼ですけど)
というかクソみてェなコイン使って自販機で缶コーヒー買ってるシーンで、つい笑っちまったから、ちくしょう!!
おまけにこの遊女の吸血鬼達、歌舞伎町はお堀に囲まれてて、出入り口は橋の一つしかないとか、堀の中には邪鬼がいるらしいとか、結構重要な情報まで教えてくれました。
なんてメタいやつらなんだ…!!読者にまでユーザーフレンドリーとは、感じ入ったよ(´・ω・`)
小春から新入りに優しくしてやれって頼まれたってのもあるようですが、吸血鬼遊女達からの予想外の優しさから、明さんパーティーを思い出しちゃってユカポンがたまらず涙ぐんでると…空気を読まない吸血鬼どもが、ユカポンに血ィ吸わせろよと絡んできやがった!!時間外の商品に手を出すのはルールで禁止スよね?
と思ったら早速その小春が吸血鬼の野郎に飛び蹴りかまして助けに来てくれた!しかし「とっとと消えやがれ!!遊女をなめんなコラッ!!」と叫ぶ小春は…おめめがまっかだあ…!!
あ…そういえば初期の頃言われてましたが、吸血鬼は興奮すると目が赤黒くなるんでしたっけ。そんな設定有りましたねえ…。すっかり忘れてたよ。
まあ遊女生活にもわずかながら救いは与えられたとはいえ…なーんかありそうだよなあ。壮絶な別れとか。