原作・キャプテン翼を愛する皆様。お久しぶりで御座います。KAJIMEと申します。
ヤングジャンプからグランドジャンプに舞台を移して始まった「キャプテン翼 ライジングサン」。
マドリッド五輪初戦のオランダ戦。前半終了が終わったところで、「作者取材の為、しばらく休載します。」と突然休載に入って、早8ヶ月。
どんだけ長い取材なんだよ!と突っ込みたくもなりますが、
休載の理由について、YOO1先生の体調不安説・ブラジルW杯でブラジルがドイツに1−7と記録的大敗をきっしてやる気を無くした説など、様々な憶測が飛び交う中
ようやく「キャプテン翼 ライジングサン」の連載が再開されました!
その間GJでは、梅澤春人先生の「妖怪伝奇 Roku69Bi」の連載が始まったり、イノサンがYJから移籍して「イノサンRouge(ルージュ)」が始まったり、「黄門さま」が唐突に打ち切られたりとか、いろいろ有りすぎてすっかり忘れてましたが
連載再開したので、このblogでのキャプ翼感想も再開させていただきますね。
さて、巻頭カラーでは、今度7月にキャプ翼のイベントがあるぞ!とか、キャプ翼がパチンコ化したぞ!とか、そんな情報が掲載されています。
うーん。キャプ翼もパチンコ化しちゃうのか。
時代の流れかもしれないけど、キャプ翼がパチンコ化されちゃうのは、いかがなものかなあ…とは個人的には思う(′・ω・`)
まあその辺はともかく、いよいよ本編に入ります。
そういえば連載再開にあたって、予告では“ オランダが後半に投入する"秘密兵器"とは…!?”って書かれていたのですが…。
ハーフタイム。チームメイトたちに激を飛ばすキャプテンのブライアン・クライフォート。
そんなクライフォートを俺達がサポートするぜ!と誓う、OA3人組。
そしてピッチに揃う22人の選手たち。
秘密兵器って何だよ(切実)。
流石にファンベルグさん*1やイスラスくん*2を出せとまでは言いませんが(言ってるやんけ)
せめて、ゲルト・カイザー*3ぐらいは出てくると思ってたんですがねえ。
いざ読んだら秘密兵器が全く出てこなかったという、予想の斜め下過ぎる展開。
なんだこれは、たまげたなあ…。
いきなり出鼻をくじかれちゃって、ズッコケちゃったような気分ですが、まあ気を取り直して読んで行きましょう。
●日向のジャンピングタイガーボレーを、クライフォートがカットし、格の違いを見せつけるシーン。
ここで日本の中盤のダイナモ・葵の口からこんな発言が(28ページ)。
葵「す…すごい…こ…これはまさに日向さんを超える身体能力…」
えっ…。何それは。
ユベントスのデビュー戦でトラムに完膚なきまでに叩きのめされ、セリエCのクラブにレンタル移籍し、アレだけムチャクチャなギプスを付けて左右のバランスを矯正し、そしてこの試合の前半、元チームメイトのダビィさんに成長した姿を見せつけてたのに、その後チームメイトから、まさかの全否定される猛虎さんが哀れ過ぎる…。
こんなん言われたら、そりゃマッツコーチ*4もゴッツァさん*5もブチ切れそうな気がしますが
おそらくYOO1先生的には「まあどんなに努力しても負ける時は負けちゃうんだよねー」という悲しい現実を描いたのでしょう。悔しいだろうが仕方無いんだ。
●あと、クライフォートが最後の最後で、急に「いくよ兄さん…」とか言ってるんですが
アレですか?クライフォートに悲しい過去でもあるんスか?
まあ、この兄貴のポジション次第では、どんな展開にでも持って行けそうですね。
うーん。連載再開されたのは嬉しいのですが、なんかちょっと勢いがアレだなあ。物足りなさを感じてしまいます。
結局オランダの攻撃は、前半とほぼ同様、クライフォートが孤軍奮闘し、OA3人がちょっとサポートする程度という事になりそうですし、秘密兵器って何だよって感じですし。
連載中断前の感想でも書きましたけど、クリスマンとかレンセンブリンクが、完全にモブ化してるのが悲しいなあ。
WY編前のオランダ3連戦とは、一体何だったのか。
このスタートから、YOO1先生がどこまで盛り返しを見せるのか、腕の見せ所ですかね。
*1:テクモ版キャプテン翼4に登場したオランダ代表のFW。ミランのスーパーカルテットのひとりで、若林相手にペナルティエリア外から5ゴールを決めたという実力者。シュートが光ります。
*2:テクモ版キャプテン翼2等に登場したオランダユースのFW。「高速ドリブル」で相手を鮮やかにドリブル突破する選手としてプレイヤーに強烈な印象を残しました。2では「ヨーロッパでは シュナイダーとならび ひょうかのたかいようちゅういせんしゅ」だった模様。
*3:キャプテン翼 ワールドユース編に登場したオランダユース代表のFW。ワールドユース編直前に掲載された日本との親善試合ではクリスマン・レンセンブリンクと共に大暴れしたものの、なぜかこの試合ではスタメンを外れている。
*4:ユベントスのフィジカルコーチ。入団した日向の左右のバランスがガバガバなのを指摘し「こんな左右のバランスが悪いヤツ、セリエAでやれるわけないだろ!いい加減にしろ!」などとボロクソ罵倒してましたが、その後トラムに敗北した日向に対して、肉体改造に長期間付き合ってくれたり、レッジアーナ移籍後も、わざわざユベントスから機械を持ち込んで、日向の左右のバランスを測りに来てくれたりと、一転して日向に尽してくれた、キャプ翼屈指のツンデレ。
*5:セリエCレッジアーナのキャプテンを務めるDF。副業でレストランを経営してて、日向に栄養バランスの整った美味しい食事を提供するなどして支えてくれました