前回までのあらすじ
“H4Q1”という致死率99.9%を誇る脅威の殺人ウイルスが蔓延する近未来の世界。“NHM”(ノーヘアモンキー)という
マネキンモブ凶暴な肉食獣が跳梁跋扈する華の都・パリで、そのNHMを愛車の鬼龍カー(フェラーリ)で轢き殺したり、銃で射殺したり、パリのレストランで屁をこいたり、マリアという名のようじょとキャッキャウフフしたり、下手くそな絵を見られてうろたえたりと、やりたい放題?の鬼龍おじさん。ところがルーブル美術館に巨大NHMが侵入。はたして鬼龍おじさんとマリアの運命は…?
夏休みの密かな楽しみ「デビルズデビル」の第3話っスよ。最終回も張り切って感想書くっス。
ちなみに、第1話の記事は、こちら、そして第2話の記事はこちらっスよ。
●ついにボス格の巨大NHMと対峙する鬼龍おじさん。「ようボス決着つけようぜ、どちらが本物の悪魔か」と脂汗たらしつつ挑発してます。
果たして「悪魔を越えた悪魔」にふさわしいのは、人か、それともNHMか!?…って
う わ あ あ あ(PC書き文字)
うわあああ、鬼龍がワンパンでKOされてるううう!!
ファントムジョー(ラーメン屋)や春草(馬)にボッコボコにされた鬼龍おじさんの醜態が脳裏をよぎってしまうんだあっ!
もはや鬼龍おじさんが瞬殺されるのが様式美化されつつあるみたいで、悲しいんスけど。結局弱き者は弱き者だったって事なのか。
このまま鬼龍おじさんはNHMに一方的に殺されてしまうのか…と思いきや、ここで2人の前にマリア登場。そしてここで、マリアと巨大NHMの悲しい過去が明らかに…!
うん…まあ、知ってた。
こんな短期集中連載で、マリアと巨大NHMの悲しい過去を一気に消化するには、こうするしか無いって分かってましたから。まあベッタベタな展開であることは否めませんが、実に猿先生らしいテンプレ展開であるともいえます。
しかしマリアの父ちゃん、生前は格闘技やってたわけでもなければ巨体だったわけでもない、その辺のマネキンモブと大差無かったはずなのに、どうしてNHM化したら、ライオンの腕を豪快にかっ喰らうほどの巨体になっちゃったのやら。
そしてこの後、なんだかんだあって、最後は見事鬼龍おじさんが巨大NHMを射殺しちゃいました。巨大NHMの舌を掴んでから、フィニッシュに至るまでの流れはカッコ良かったっスよ鬼龍おじさん。あと「万が一俺がNHMになったら…その時はお前が撃ってくれ」とマリアに銃を託すシーンも、中々のかっこ良さが出てたっス。
もっとも戦い方が灘神影流使ってないどころか、完全にガンカタ丸出しでしたけどね。やっぱり人外相手にゃ格闘技より銃の方がいいよねーという身もフタも無い展開なんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ。
とはいえ、これだと鬼龍おじさん名誉挽回と言えたのか微妙かもしれないっスね。ぶっちゃけマリア来なけりゃ、あのままワンパンでKOされたまま殺られてたんじゃ…という気すらします。
●巨大NHMを倒した後、マリアと共にバチカン市国に向かうことにした鬼龍おじさん。「バチカン市国はキリスト教の聖地だから、救いを求めに来た生存者いるかもねー」という、あんまり根拠の無い理由ですけど、まあそこに突っ込むのは野暮ってモンでしょう(′・ω・`)
そして、彼らが去った後のルーブル美術館には、モナリザの絵画の替わりに・・・!
まさか、あの下っ手くそな鬼龍おじさんの落書きが締めに使われるとは…。そしてご丁寧に「by KIRYU」と自らのサインを残すところも忘れません。このしたたかさは流石IQ200っスね。考えようによってはセルフ羞恥プレイとも取れますけど(′・ω・`)
「俺のサイン入り落書き残しといてやんよ、まあどうせNHMどもには芸術なんか分からないからこれで良いよね(ニイ-ッ)」
とまあ、こんなところなのでしょう。
というか鬼龍おじさん、どさくさに紛れてモナリザを堂々とパクってるんスけど、美術館の絵を勝手に持ち逃げするのはルール違反スよね?
やっぱ怖いスね、悪魔を超えた悪魔(笑)は。
●…と言うわけで3週にわたる短期集中連載「デビルズデビル」はこれで終わりを迎えました。
個人的にはもっと鬼龍おじさんには大暴れしてもらいたかったんですが(NHMにボボボッパンパンパンしたりとか)、まあレストランで屁をこいたり、ようじょ以下の画才の無さを恥ずかしがったりなど、本編では見られなかった鬼龍おじさんのお茶目な一面が垣間見れたのは収穫だったのかもしれないっスね。
ああ、高校鉄拳伝時代の最強キャラだった鬼龍おじさんはどこへ…。
…あれ?どうしてマリアはH4Q1に感染していなかったんだとか、鬼龍おじさんの腫瘍が聖痕と同じ位置に出来てた理由とか、その編の伏線は全部投げっぱなしのような気がするんスけど…。
え?「グレーでいいじゃねぇか」って?それじゃ仕方ないっスね(′・ω・`)