夜王の28巻をレビューしました。いきなりのNO.1 ポーズの聖也さんは反則ですよ井上先生。
大阪ミナミで繰り広げられる、遼介率いるロミオ2号店、MR.オラオラこと柳直夜率いる「ヴィクセス」と、九州に渡り、いつの間にやら西日本のほぼ全てを掌握するまでの存在に膨れ上がった、聖也さん率いる「スコーピオン」とで、店の生き残りを賭けた月末1週間の売り上げ対決がついに終了。キタのホステスから5000万円(市場価格の10倍)もするお酒「コニャック・“ペルフェクション”」を注文して貰ったロミオが土壇場で大逆転を果たし、頂点に輝きました。ついでに3店舗勝負のドサクサにまぎれて、妨害工作に走った黒幕、「SOPHIA」(ソフィア)のNO.1ホスト、愛斗さんをロミオの探偵ホスト・琴岡聖二がフン縛って会場に連れて来たので、直夜の顔面蹴り、聖也さんの暗殺拳、そして遼介の「ウオオオーッ!!」という、夢の3HITコンボでぶちのめしましたとさ。めでたしめでたし。
直夜がヴィクセス戻ると、妹の美憂(キンタマ女)が待っていました。こうして長い間の誤解やわだかまりが解け、兄妹仲直り。そしてまさかの巨乳ようじょ再登場。
助けてくれたお礼に何か役に立ちたい!と、貯金箱を持ってきて、これでジュースでも飲ませろや!などと、けなげな一面を見せますが、直夜は「7年経って18になったら店来いやー」とお約束。巨乳ようじょは早くも顔が真っ赤になったりと、マセっぷりを披露しています。
この伏線を倉科先生や井上先生がちゃんと覚えてられるのか?どうかはさて置いて、とりあえず彼女はキンタマ女と同じ施設に入れたようです。きちんと栄養を摂取し、ナイスバディに成長した後のグラビアデビューが待ち望まれますね(;´Д`)ハァハァ。
一方、聖也さんは光をビルの屋上へと連れて行き、光に対して大阪店をお前に託すZE!と言い出す聖也さん。しかし弱気な光に対して、強烈なボディブローを一撃!!
「お前は昨夜、伝票をもみ消した件について
俺に言ったな…“いっそ殺してくれ”と…
今、お前の弱気を俺の拳が殺してやった…
自信だけを胸に抱き、大阪店のフロアに立て!」
かっけー!!やっぱり聖也さんがいちいちカッコいいな(;´Д`)ハァハァ
なんか「北斗の拳」で、ラオウがトキに止めを刺すべく顔面パンチ…と思わせて、あえて横の地面に拳を打ち付け止めを刺さず「拳王を目指した男トキは死んだ。此処にいるのはただの病と闘う男トキ」と告げ、去っていくシーンを彷彿とさせます。なるほど。つくづく夜王って北斗の拳チックですよね。アミバ様のそっくりさんも出てくるし(w
というわけで、最後の最後までカッコ良過ぎな聖也さんですが、ムキムキボディの聖也さんから繰り出されるボディへの一撃を耐え抜いた光の腹筋も、またなんと強靭でなのでしょうか。光もスーツを脱いだら、聖也さんに負けず劣らずのムキムキボディである可能性が高いですね。
そして勝利したロミオ大阪店では、盛大な打ち上げ。とはいえ緊張の糸が切れて、疲れが一気に噴出したのか、みんなすぐに「ばたんきゅー」しちゃいます。
問題児だったヒデとカズ、元はヴィクセスのスパイだった剣聖もすっかり一人前のホストに成長し、これなら俺がいなくてもイケんじゃね?などと、遼介は突然の歌舞伎町帰るぞ宣言!!
でまあ、今週のラストの終わり方から、おそらく修さんに大阪店を託すんじゃないかと思われますが、今まで遼介について行き、様々なツンデレ劇場を披露してくれた修さんとも、これでお別れになるのかと思うと、読者的には寂しさでいっぱいです。
来週で長かった大阪編も、いよいよラスト。次週の修さんの精一杯のデレっぷりに期待しつつ、つづく。