女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
舜が39度8分の高熱を伴うカゼをひいて寝込んでると、なぜかコルベッ子たんが看病にやって来てくれました。日本じゃ認可されて無い強力なカゼ薬(1回1錠)を3錠投与したり、「舜(の股間)を…元気ビンビンにしてあげる’(はぁと)」などと言い出してポールダンスおっぱじめたりとロックな看病のオンパレードを見せていましたが、突然早乙女ちゃんが舜の家にやって来る事に。最初は空気読んで帰ろうとするコルベッ子たんですが、舜が「アハハ…早乙女ちゃんは彼女じゃないって」などと発言しちゃったせいで、逆に居座ってしまい、コイツは超修羅場の予感!!
そして、ついに出会ってしまった早乙女ちゃんとコルベッ子たん。カゼひいて完全に意識のない舜をよそに、女の戦いが静かに幕を開ける…。
「早乙女ちゃんが舜の事をどう思っているか知らないけど…
人生"早い者勝ち"だからさ!
今回は風邪でダウンしてる舜の元に――― 一足先に駆けつけたアタシの勝ち…
アタシの“女”(メス)の感の勝ちってワケよ!」
わざわざ“女”と書いて“メス”と読ませる所が、さすが梅澤ワールドを字で行くコルベッ子たん。あまりにもロック過ぎます。
でもって早乙女ちゃんを散々挑発した挙句、コルベッ子たんは意識のない舜を肩に担いだままトンズラ。
何だかかなりの力持ちですが、追おうとする早乙女ちゃんに舜の部屋のカギをブン投げ「閉めといて!ヨロシク〜〜」と言い残して、少しでも逃げる距離を稼ごうとするあたり、コルベッ子たんの意外な?計算高い一面も垣間見れます…ってアレ?
よくよく考えたら、早乙女ちゃんはあっさり舜の部屋のカギをゲットできちゃったわけで、コレでいつでも舜の部屋に行けるじゃないか…!!
むしろ逆に早乙女ちゃん的にはラッキーじゃね?
ところがコルベッ子たんが、アパートに停めてあった早乙女ちゃんのポルシェ928を発見すると、女の戦いは意外な展開へ…。
「もしかしてその928…早乙女ちゃんの?
928のMT(マニュアル)なんて初めて見たよ!
てゆーかAT(オートマ)しかないのかと思ってた!」
おやおや?初登場時じゃ「ベット以外は全てゴミよ!!」などと言ってたクセに、なんかあっさりポルシェ928に食いついてきました。
早乙女ちゃんも初印象最悪な相手(恋敵)に対して、ついついいつものウンチクを語っちまいます。なんとも悲しきパブロフの犬(′・ω・`)
もっとも、コルベッ子たんはそんなウンチクなんぞ聞いちゃいないんですけど、ポルシェ928のタイヤの減り方やボディに付いた跳ね石の傷から、早乙女ちゃんが走り屋としてかなりの腕を持っている事を感じ取るのでした。そして…!!
「ねえ早乙女ちゃん…いいこと思いついたんだけどさ――
マジで舜を返してほしかったらアタシと勝負してくれよ!!
口でも拳でもなく―――車で!」
有無も言わずに始まってしまった女の戦い。明らかに舜そっちのけで勝手に2人盛り上がってますが、どうなる事やら。
まあコルベッ子たんも早乙女ちゃんの走り屋的なものは認めてるみたいなので、やっぱり意気投合エンドなのかー!?
巻末コメント
Q: 今年は自分にとって何記念の年?
A:ボクのアメ車デビュー一年になる予定です!