ＴＶアニメ　ひぐらしのなく頃に解　第２１話祭囃し編其の八「４８時間」

「万事つつがなく…明日の夜、富竹二尉は哀れな最期を遂げるでしょう」
「そうですか…例の薬を？」
「ええ…Ｈ１７３を使います」

　綿流し祭が行われる前日、東京の野村さんと嬉しそうに電話をしてるタカノン。
　Ｈ１７３ってのは、強制的にＬ５状態にさせちゃうアレなクスリで、トミーは毎回コレで死んじゃってるわけです。そしてトミーの死が、入江機関に不審を抱かせる最初の布石となる…。

　ところが、野村さんと電話を切ったタカノンですが…なぜかそのトミーのいるホテルに電話をかけます。しかしトミーは外出中とのことで、結局電話はつながらず…。

（馬鹿ね…ジロウさんと何を話すと言うの…？
彼を殺す相談をした、その舌の根も乾かないうちに…
もう、戻る事はできない…！！）

　ようやくタカノンがわずかなデレを見せましたよ。もうちょっと前々から伏線はっといたほうが良かったんですけどねえ。この編は。でも今週もデレシーンはかなりカットされてる･ﾟ･(ﾉД‘)･ﾟ･

　さてその日の夕方、梨花ちゃまたちのいる園崎家にクラウドがやってきて、熊ちゃんたちがＯＫしたから、死体偽装作戦が実行できるＹＯ！！と報告します。

「いやぁ〜それがねぇ、呆れるくらいあっさり皆さん船に乗ってくれちゃいまして
もう後には引けません　この大石蔵人、最後まで突っ張りますよ！」

　そして梨花ちゃまの焼死体が発見されたと発表する時間は、綿流し祭当日の午前４時。明け方に発表する事に決定。

「夜明けの奇襲かあ…くぅ〜、なんだよソレ！！
男として一度はやってみたいシチュエーション！！
燃えてきたー！！」

アドレナリン全開なＫＯＯＬがなんか叫んでます。
なんだろう、すごく性的な意味に聞こえちゃうぞ(；´Д｀)

　そして翌日。ついに作戦が決行。山狗の耳にも、興宮署で、身元不明死体が、死後４８時間以上経過した梨花ちゃまの焼死体である事が確認できた…という情報が入ります。しかしそれは、タカノンにとっては、絶対にありえない話。とたんに声を荒げます。

「そんな訳ないでしょ！！梨花は風邪で寝込んでいるはずよ！！
そんな事ありえない！！だったら村人はどうなの？誰か発症した！？
おかしいじゃない！！早ければ３６時間の段階で末期症状が出ているはずよ！！
女王感染者が死ねば、４８時間で村人全員が末期発症する！！
これは絶対確実！！疑いようのない真実よ！！
村人が発症していなければ、古手梨花は死んでいない！！そうでしょ！！」

　…結果的に言うと「綿流し編」「目明し編」では、梨花ちゃまが死んでも、だーれも発症なんかしてなかったので、この仮定は全くのデタラメだったって事なんですけど、今のタカノンには分かる術も有りません。
　それに、それが間違っていたということは、大好きなおじいちゃんの研究が間違っていたという事…。それだけは認めるわけにはいかない…！！

　しかしやがてあまりにもタイミングが上手すぎるので、小此木は、これが敵の攻撃である事に気が付きます。すげーよ小此木。

「くっ…相手は何者だ…？戦略に精通し、情報戦にも長けて…」

　まさか小此木も、首謀者が地元のガキんちょ数名だとは思うまい（ｗ
　そう考えちゃうと、山狗がなんともおマヌケな組織に見えてしまいます。

　小此木はトミーの行方を追いかけ、いろいろと奔走。その頃、興宮署に、山狗のスパイだった警察のキャリア・大高が梨花ちゃまの死体を確認しにやってきます。