TVアニメ ひぐらしのなく頃に解 第9話「皆殺し編 其の四 交渉」

 沙都子たんが鉄平にさらわれちゃいました。しかし児童相談所が動いてくれないので、KOOLたちは児童相談所に押しかけて現状を訴えます。しかし結果はいまひとつ…。


 そこで翌日の昼休み、KOOLたちはクラスメイトのみんなに呼びかけて、一緒に児童相談所に押しかけるよう呼びかけ。


「アイツらは友達が5人ばかり心配しに来たとしか思っていない!!
もっと仲間が必要なんだ!!みんな、力を貸してくれ!!
雛見沢分校スピリッツを見せてやろうじゃないか!!
俺達の沙都子を救い出すぞー!!」


 KOOLの呼びかけに応えるかのように、富田くんも、岡村くんも、みんなが同調して大盛り上がり。何事かとやって来た知恵先生と校長もみんなの熱意に動かされ、クラス全員で児童相談所に押しかける流れになっちゃいます。
 というか校長の名字、海江田っていうのか。なんだか名字までかっけーなあ(;´Д`)


 しかし…結局、相談所の対応は相変わらずで、最初に行った時とあまり変わらない結果に。


 今日と同じ人数で押しかけたところで、結果は目に見えています。ならば、もっと多くの人を連れて行かないと…。
 村の大人たちはダム戦争後のしがらみで北条家と関りたくないって人がほとんど。ならばとKOOLが白羽の矢を立てたのは…。


 




またしても亀田くんキタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!


しかしこのデザート魔人は、あろうことか、明日は(エンジェルモートの)デザートフェスタがあるから(児童相談所に)行けないなどと、とんでもない事を抜かしやがります。


 なんという軟弱者!!


 我等がKOOLがそんな戯言などで納得をする筈がありません。そんなチキン野郎なんぞ、こめかみグリグリの刑なのです、にぱ〜☆



 


 そしてこめかみをグリグリされて苦しむ亀田くんに、KOOLの渾身の一言が突き刺さる!!


「少女とケーキを天秤にかけるヤツは外道だ!!
この二つの甘々スイーツに国境はない!!壁もない!!
切っても切り離せぬ一心同体の存在なのだ!!
よって少女を救えないヤツに、生クリームを愛でる資格はなーい!!」


 またしてもKOOLの独演会の前に敗北を帰する亀田くんなのでした。
ああ、将来を期待された甲子園ピッチャーが、ひとりの口先の魔術師の手によって、確実に人生が狂わされてるなあ…。


 まあ、本人は楽しんでるみたいだから、いっか(w



 そして亀田くんは、回りにいるエンジェルモートの常連(というかものすごーくオタっぽい人たちばかり)に声をかけます。それにしてもすごい人数だこと。


 


「美少女へのリアルな鬼畜三昧、許すべからず!!拙者が斬る!!」


 …中にはなんだか勘違いしてる方もいるみたいですが、みんなKOOLたちに協力してくれることになりました。
 そして、エンジェルモート内に割れんばかりの「K」コール!!なんだかえらいパワーです。


 梨花ちゃまも「これが、運命を打ち破ろうとする力なの…!!」と驚きを隠せません。萌えパワー恐るべし!!



 ついでに、詩音のバイト仲間であるエンジェルモートの女の子たちも、KOOLの話を聞いて協力してくれると言ってくれました。さらに、イリー・トミー・タカノンの3人も陳情に加わると約束してくれて、コレで明日の夕方が楽しみだぜー♪と思っていたら…。


 翌日、沙都子たんがガッコに登校してきました。本人は「大丈夫ですのよ」などと平静を装ってますが、その目は完全に死んでいて、壮絶な目に遭っているのが痛々しいんだよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・


 KOOLたちは沙都子たんを助けたい一心で手を差し伸べるべく熱弁を振るうんですが、今の沙都子たんには暖簾に腕押し。差し伸べる手に対して、自分からその手を掴み、救いを求めようとはしない…。


 おまけに、様子を見に来た校長を鉄平と勘違いして怯えてしまう始末。そしてここで初めて梨花ちゃまの口から明かされる沙都子たんの病気の真実…。


「壁に黒いシミがあって、それが圭一やレナには何に見えますですか?
ハエが嫌いな人ならハエ…
ゴキブリが嫌いな人ならゴキブリに見えてしまう事があるのです…
それが、沙都子の病気なのです…」


 つまり、普通の人には何でもない事でも、沙都子たんには恐ろしいものに見えてしまう…。校長先生を鉄平と勘違いしちゃったのもそのため。
 まあ校長先生の漢気すごいからなあ。江田島平八丸出しだし(w


 そのために毎日沙都子たんはお注射(性的な意味ではない)をうっているワケです。もっとも本人は栄養剤のテストと思ってるみたいなので、沙都子たん自身、まさか自分が病気だとは夢にも思ってないのでしょう。なんだか悲しいぜウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・



 こりゃもうますます沙都子たんを助けなきゃいけない!!夕日をバックに児童相談所へ向かうKOOLたちの勇姿が、ものすごくカッコ良過ぎ。なんか西部劇みたいです。


 




 児童相談所の前には、すでに亀田くんやイリーたちが待ち構えています。そしてみんなで乗り込む…まではよかったんですが、さすがに人数が多すぎるってことで、代表者3名が相談員と話し合う事になりました。


1人は今回の中心人物であるKOOL。
1人は沙都子たんの主治医であり、大人のイリー。
そして、最後の1人は…!!


「まさか、私が選ばれるとはね…」


 レナたちの推薦により、沙都子たんの一番の親友である梨花ちゃまが席に着きます。自分でいいのかと複雑な表情を見せている中、KOOLたちの必死な熱弁もむなしく、交渉はなかなか上手く行きません。
 やはり、沙都子たんが自分から救いを求めない事が一番の争点になっているようです。


「誰か、沙都子を説得できる人はいないのでしょうか…?」


 様子を見ていた羽入たんがそう口にした時、梨花ちゃまはある事に気付きます。


奇跡を起こすには、みんなの力を合わせなければならない
一人でも欠けたら、奇跡など起こせない…!!


そしてその“欠けた一人”が自分自身である事を!!



「そう…沙都子の心を開くカギを持っているのは
他の誰でもない、私…
なのに私は傍観者気取り…何やってんのかしら…
私が舞台に上がらなければ、奇跡は起きない…!!
二度と無い幸運…二度と無い結末…
この世界でダメならもう諦めるわ…

これが最後のチャンスよ…!!
私は戦う…たとえ死ぬとしても
自分の世界は自分で幕を下ろしたい…!!」



 「昭和58年の運命に勝てる事をせいぜい祈ってやがれー」と羽入たんに言い残すと、梨花ちゃまはおもむろに立ち上がり、自らが沙都子たんに助けを求めるよう説得する!!と言い出すのでした。


 親友のためについに立ち上がるその姿、カッコいいぜー!!


 もっとも、こんな大事な話してる中で、羽入たんと会話すんなよって気もします。羽入たんは梨花ちゃましか見えないから、傍目からは独り言言ってるようにしか見えんしなあ(w



 果たして梨花ちゃまは沙都子たんを説得できるのか?つづく。



そして次回予告ですわよー。




婆っちゃの眼光凄すぎ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル