(20090515)今週の夜王 第301話 「三雄激突」

 オーナーからロミオ2号店の店長を要請された遼介は、2号店の場所を大阪ミナミでやりたいと宣言。一緒に修さんも大阪に行く事となります。
 最初はトラブル続きでしたが、それでも最終的にはみんなで一致団結し、ある程度やれそうな雰囲気になりました。そんな中、聖也さん率いるスコーピオン大阪店がオープンするという事で、レセプションパーティーが行われます。その場所で聖也さんは、なんと白馬&甲冑姿での御入来という、物凄い変化球(ブレイキングボール)を披露。パーティ参加者と読者の度肝を抜いて見せたのでした。さすが聖也さんだ!!





 白馬(しかも鞍無し)に甲冑姿というインパクト満点の登場シーンのせいですっかり忘れちゃっていましたが、聖也さんはロミオ・ヴィクセスという競合相手のいるミナミで彼らに遅れをとるような事があれば、即時に閉店して大阪から撤退するZE!と、マスコミやレセプションパーティーに招待されたお客さん達の前で堂々と宣言します。
 遼介もヴィクセスの柳直夜も、聖也さんに呼応するかのように、同様に「負けたら閉店するYO!」宣言!!

 …というわけで、「ロミオ」「ヴィクセス」「スコーピオン」それぞれの店が、1週間の売上額で競い合い、負けた2店は閉店するという、壮絶な戦いの幕が切って落とされるのでした。


 なお、この時のそれぞれ3人の描写が、いずれも1ページまるまる使ってのどアップ。

 遼介と直夜にいたっては、見開きで左右どアップ顔という、ものすごい手抜き…じゃなかった、迫力ある描写に。

 なんだか画太郎先生の漫画みたいな演出です。一瞬、画太郎先生が作画担当したのかと思ったくらいですよ(w




 しかし…まあ、前々からそうでしたし、ここでも散々つっこんでいるから、いまさらこんな事指摘するのも野暮かもしれませんが


「せやから、こんな男(遼介)に負けたんや!!」
「俺(修さん)とお前(遼介)が組んで負けた事はねえ…」
「聖也かて、一度遼介さんに負けたホストやで!」



 どいつもこいつも、ロミオのNO.1対決で「遼介が聖也さんに勝った」などと言ってるんだよなあ…。


 NO.1対決で、実際に勝利したのは紛れもなく聖也さんであり、母親の小百合さんへ親孝行する為、やむなく九州へ去って行っただけなのです。
 ところが、いつの間にやら「聖也さんが遼介に負けて九州へ去った」という、遼介にとって都合の良いように歴史が捻じ曲げられているのです。それが、遼介本人の仕業かはともかくとして(w


 …でもよくよく読み返してみると、聖也さん自身も「俺の経歴に唯一の汚点の汚点を付けられた借り、一日たりとも忘れた事がない」などと、まるで自分が負けたかのような口ぶりで話してたシーンもあります。
 だから勝ったのはアンタですから!!ボケるには早過ぎますよ聖也さん!!

 

 恐るべしは井上先生です。伊達に巻末コメントで


「未来のことしか考えません!」


と口にしてるだけのことはあります。
自分の漫画の前々の設定すらも、完璧に忘れていやがるぜー!!



 そんな中、とある週刊誌が「ヴィクセスのカリスマホスト・柳直夜が、以前は親殺しの前科モンであり、その過去を偽り女性を食い物に!!」などと、直夜の過去をスッパ抜いてしまいます。
 さあどうなる!?ってところで、つづく。



しかし真に注目すべきは、雑誌の表紙の中に…。

泥酔で公然わいせつのアノ人に直撃!!
「実は日常茶飯事だった!」


こんな一文がさりげなく紛れ込んでいて、盛大に吹いた。


ちょwww英樹自重しろwwwww