(20230912) 彼岸島 48日後… 第376話「何者」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
紆余曲折ありながらも明さん達はユカポンを救出。そして歌舞伎町のボス「舌喰い様」が雅を倒すためのワクチンを作っていたことが判明!
地下の研究所に閉じ込められていた花魁姿の邪鬼で舌喰い様の妻「陽菜」を倒し、今や首だけとなった舌喰い様にワクチンのありかを問いただすと、「宮本篤」と名乗る雅の息子のひとりであると明かす…って、親方空から国連軍のミサイルが!!



ミサイルオチなんてサイテー!!でもここは歌舞伎町の外にあるビルだからこの中に居ればミサイルの脅威にさらされる事は無い…。
…と思いきや、ここで突然、明さんが小春の喉元に義手ソードを突きつけた!!

明さん「お前は何者だ なぜついて来る」


あーそっか。そういや小春のやつ、真夏と冬美が明さんに「ザンッ」されたことに逆上して、明さんを包丁で刺してましたっけ。
明さんからしてみれば“ん?お前しれっと仲間ヅラして俺達と一緒に居るけど、お前さっき俺の事包丁で刺したよね?”疑問に思うのは不自然じゃないからなあ。うん(´・ω・`)



いやあでも、ここにきて、明さんが小春の処遇をどうするか問題に、グイっと踏み込んできたのは意外だった。
この辺をうやむやにせず、きっちりカタを付けようとしたのは、先生ェの男らしさを感じるェ。

そして真っ先にネズミが小春をかばうシーンはちょっとかっこいいぞ!と思ったわけですが、ここで小春がブチ切れちゃって、吸血鬼であることが明さんにバレちまったから「吸血鬼は全員頃す(キリッ)」モードに突入しちまった!小春の頬に明さんの義手ソードが炸裂!!


反対する皆をよそに、明さんは「どんな大切な相手でも吸血鬼は斬って来た、例外はない」と言い出すわけですが
兄貴や親友たちを差し置いて、隊長が最前列に…。






どんだけ隊長への愛が重いんだよ、ちくしょう!


しかしここでユカポンが魂の説得を発動し、何とか明さんの義手ソードをしまわせる事に成功。
まあ明さんも「吸血鬼は全員頃す(キリッ)」とか口では言ってますけど、これまでを振り返ってみると…。


吸血鬼ケンちゃんは最後許してたし、
吸血鬼西山に「一緒に雅を倒しに行こう」って誘ってた
アマルガム化した斧神様も仲間にならないかって誘ってた
最後の47日間の雅様とのラストバトルでは、明さん、なぜか隊長背負って戦ってたし…。


これで小春斬ったらなあ…。うん。示しがつかないよね(´・ω・`)



相変わらず小春は明さんぶっ殺す気満々ではありますが、明さんは見逃してはくれる気にはなったので、一応?解決。
…って、小春もこのまま仲間としてついて来るのかよ!!


いやあ、これはかなり意外でした。てっきりここで小春はみんなと別れて歌舞伎町を再建するとか言い出して、ユカポンの事は「私がいない間は、中太郎お前に任せた!!」って流れかと思ったのに。


とはいえ、ついてったとしても、すぐに離脱する気配しかしないんですが…あれですかね?
兄貴の名を騙るアマルガムが出てきた時に、小春を絡ませるつもりなんでしょうかね。


ちくしょう先生ェの手腕が楽しみ過ぎて、今からヒガン汁がハンパねェ!!