(20230829) 彼岸島 48日後… 第375話「条件反射」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
紆余曲折ありながらも明さん達はユカポンを救出。そして歌舞伎町のボス「舌喰い様」が雅を倒すためのワクチンを作っていたことが判明!
地下の研究所に閉じ込められていた花魁姿の邪鬼で舌喰い様の妻「陽菜」を倒し、今や首だけとなった舌喰い様にワクチンのありかを問いただすと、予想外の人物の名前が飛び出す…!!


ワクチンを作るため、舌喰い様と手を組んでいた人物は、雅の息子のひとりで、なんと「宮本篤」と名乗る人物だった…!
そ…そんな馬鹿な!兄貴は彼岸島で明さんと戦て最後死んだはず。まさか死んだはずの兄貴が生きていてアマルガム化したというのか…?


思わぬ名前を耳にした明さんは「ちくしょう兄貴の名を騙る偽物とか超許せねェ」と、珍しくブチ切れています。
「48日後…」シリーズに入って以降、ここまで感情をむき出しにして怒りを見せてるのは相当レアですね…。


この後は、舌喰い様が陽菜の悲しき過去とかを語りだし「陽菜をまた舞台に立たせてやりたかった」と涙ぐんで、それを見たみんなも思わずもらい泣きしちゃったりするんですけど…。

というかお前らのせいで歌舞伎町に住んでた連中いっぱい死んだし、陽菜がステージ(地上)で暴れたせいでこれまた多くの人たちが死んだし、そもそも舌喰い様みんなを騙してたし人間すり潰した血をため込んでたし…なんというか、とってつけた感がハンパねェ!!
安っぽい感動だから、ちくしょう!!


まあ、どっかの24時間テレビに比べたらまだマシだけどな、ガハハハハ!!



その後明さんが舌喰い様と陽菜を介錯(肉片になるまでコマ斬れに)し、これにて一件落着!と思いきや…あああああ空から国連軍のミサイルが!!
おいおいなんかこの展開、血の楽園編でも見たぞ…。
爆発オチなんてサイテー!!


でも一番かわいそうなのは、この日の為に親子丼プレイ予約して歌舞伎町に来たモブ吸血鬼だよなあって思った。
…というか、この「よし子と玲奈と親子丼予約してんだよ」のシーンここいる!?