(20230207) 彼岸島 48日後… 第352話「温かい舌」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
それでも親切にしてくれる小春たち遊女仲間のおかげでどうにかやっていけそうだと思ったら…ユカポンは歌舞伎町のボス「舌喰い様」に、人間のスパイと疑われてしまい大ピンチ。しかしすんでのところで勝っちゃんが救出!橋を下ろして明さん達を中に入れますが、事情を知らない明さんは不用意に襲い掛かった遊女仲間の真夏と冬美を容赦なく「ザンッ」と斬っちまった…!そして明さんと舌喰い様との戦いが始まった…!




うーむ。今週は全体的に、なーんかチグハグ感がすごくしましたねえ…。

宮本明を見極めるとか云々抜かしてた小春は今週になったら即明さんを包丁で刺しに行っちゃうし、その直後になぜか唐突にネズミが現れて小春と再会しちゃうけど、みんな感動の再会はそっちのけでスルーして明さんを刺した小春を責めちゃってるし…
あーでも明さんが舌喰い様に舌を掴まれて「ハハッ」「ハフバブバ」「ハフッハフッ」などと主人公らしからぬうめき声をあげてる所はちょっとおもしろかったな…。


というか舌喰い様、せっかくスキをついて明さんをわし掴みにしたのに、呑気に舌を食おうとしたばかりに明さんにあっさり手を斬られて脱出されちまってるじゃねェか。
まったく、肝心なところで詰めが甘過ぎだから、ちくしょう!
この分だと舌喰い様、わりとあっさり負けそうだなあ(´・ω・`)


まあ流石にネズミと小春の再会についてはこのあとちょっと掘り下げがあると思いたいところですが、今週の中途半端な扱いは、TVのバラエティ番組によくある“感動の再会”なんてのはしょせん演出が生み出した作り物に過ぎないんじゃ!って事なのか。なかなかリアルだなあ…。