(20221226) 彼岸島 48日後… 第348話「疫病神」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



残り2人となった雅の息子を探すため、再び旅に出た明さん一行。新宿歌舞伎町に吸血鬼最大の娯楽場があるとの情報を得ましたが、ちょっと目を離したすきに、その歌舞伎町にユカポンが遊女として売られちまった!!
歌舞伎町の唯一の入り口の桟橋は、5日後にならないと降りてこねェ!それでも親切にしてくれる小春たち遊女仲間のおかげでどうにかやっていけそうだと思ったら…ユカポンは歌舞伎町のボス「舌喰い様」に、人間のスパイと疑われてしまい大ピンチ。しかしすんでのところで勝っちゃんが救出!橋を下ろして明さん達を中に入れようと試みますが、事情を知らない明さん達が、小春たち遊女仲間まで無差別にぶっ殺すかもしれない…と不安になってしまうユカポン。そしてその不安は的中し、不用意に明さんに襲い掛かった真夏と冬美を、明さんは「ザンッ」と斬っちまった…!



あ…あの野郎やりやがった…!あっさりと何の感情も込めずにサクッとやっちまいやがった…!!
まるでキリングマシーンみてェじゃねぇか…。

ちなみに真夏いわく、明さんは「イケメン」判定らしいです。
ユキ相手に妄想オ〇ニーしてた初期の明さんからすると、ずいぶん立派になったなあ…。


そして二人を殺った明さんは、小春へと一歩一歩と歩を進める…。
小春は完全にビビっちまって体の震えが止まらない…。
それにしても、自分に近づいてくる明さんへ恐怖する小春の心情が、吸血鬼の視点からだと、明さんはこう見えちまうのかというのが分かったのはなかなか新鮮ですな。本当にコイツ主人公なのか!?


しかし小春が牙を削っていたおかげで明さんは小春を人間だと勘違い。この辺の吸血鬼どもはやっつけたので、勝っちゃんにこの場を任せ、明さんはどこかにいるであろうボスのアマルガム(舌喰い様)を仕留めにどこかへと去ってしまいました。


つーかせっかくユカポン見つかったのに、明さんが大してリアクションしてないんすけど、いいんスかそれで。



一方その頃…。







お前出てくんの遅ェよ!!


今までどこほっつき歩いていやがった舌喰い様ぁ!!
もうほとんどの読者がお前の事忘れちまってるから、ちくしょう!!


地下に引きこもって鎮魂の儀をやってる間、上では吸血鬼の男女の間で争いが起こり、更に橋を下ろしてやって来たクソ強ェ人間が大量虐殺をおっぱじめて、あーもうめちゃくちゃだよとなっちまってるわけですが、それを聞いた舌喰い様は「活きのいい人間かあ。美味そうだなあ。舌はどんな味すんのかな~?」などと呑気な事をほざいてやがる!


まったくもう、明さんの悪魔的殺人マシーンムーブが怖すぎて、舌喰い様より、むしろ明さんの方が極悪人に見えちまうじゃないか…。
大丈夫なのか舌喰い様。こんな殺人マシーン相手に何週耐えられるんだ…。
なんだかだんだん舌喰い様の方を応援したくなっちまうなあ…。