扉絵キャッチコピー
「男が、試される時。」
柱文
「慎太郎を誘惑する真智子…!」
「過酷な職場に一輪の花が…!」
2巻以降で、全裸のほっこり兄さんが表紙を飾る姿を想像すると、今から昴ぶりが鎮まらんのだ!!
慎太郎に対し、私を抱いてと迫ってくる真智子たん。
なんだか全裸姿がトーンの使い過ぎで、不自然に光ってるみたいに見えて、なんとなく不気味なのがアレですが。
突然の事でひどく狼狽し「服を着なさい!」と慌てる慎太郎ですが、真智子たんに後ろからぎゅっと抱きしめられ、背中にオパーイを押し付けられ、体をまさぐられると、悲しいかな。チェリーボーイ慎太郎のナニは「ビィーン!!」と昴ぶってしまうのでした。
「あああああ!!!!」と叫んじゃう慎太郎に、耳元で「まあ…真智子は嬉しゅうございます」と妖しくほくそ笑む真智子たんが大変エロ過ぎます(;´Д`)ハァハァ。
というかこのページ、生々しい勃起描写と、えもいわれぬ表情であえぐ慎太郎の表情が、この上なくシュール過ぎます。
…しかし結局、このままセクースは無しで終わります。
煩悩を振り払うかのように、慎太郎はゴッゴッとカベをブン殴りだします。
すっかり冷めちゃった真智子たんは、そそくさと着物を着ると「意気地なし!せっかく一肌脱いであげようと思ってたのに、後で後悔しても知らないんだからね!!」と、ツンツン突き放して、長屋を出て行ってしまいました。
もっとも、長屋を出たところで、慎太郎への想いが通じなかった真智子たんは、思わずわんわんと泣き叫んでしまうのですが…しかし不憫やなあ。
「すまない真智子…その心を知りもせず傷つけてしまった…
私は何も分かっていない!どうすれば分かる!何が正解なのだ!」
真智子たんを傷つけたことを後悔しながら、またしても壁に拳を打ち付ける慎太郎。
しっかし、第1話の時もそうでしたが、壁をムダにブン殴るのが好きだなあ、慎太郎。
「夜王」の主人公・的場遼介は四六時中「ウオオオーッ!!」と叫びながら人をブン殴っていましたが、慎太郎は壁をブン殴るのが常套手段なのでしょうか。
まあ、人に迷惑かけないだけ、慎太郎のほうがマシに見えますが…それにしても長屋の壁、頑丈過ぎだろwww
まあ、今回の真智子たんですけど、百合子とケコーンするしないに関わらず、あのまま真智子たんとヤっちゃったほうが良かったんじゃね?と、個人的には思います。
仮に百合子と結婚することになったとしても、真智子たんを妾としてそばに置いておけば、それで良いわけですしね。
もちろんこれは、現在の日本では倫理的にNGな考え方でしょうけど、少なくとも、大正時代の華族なら問題は無いはずです。
父親の毅だって、清音とケコーンしておきながら、タエさんを妾にしてたんですしね。
ああ、ますます持って真智子たんが不憫すぎる…。そして慎太郎がただの夢見がちなチェリーボーイにしか見えない…。
さて、夕食を共にしている百合子と新(新便器)。新便器は百合子に対し、先走って婚約発表をしたことを謝罪し、婚約発表をいったん引っ込めると言い出してきました。
ああ、コレでようやく新便器のストーカーチックな求婚から解放されると、百合子が安堵したのもつかの間…。この後、調子に乗った新便器のマシンガントークが炸裂します。
「私は今まで女性に拒否されたことがないもので」
「私は俄然やる気になっております
なんとしてもあなたを私の虜にすると」「私を拒む女子なぞあなただけ
他全ての女子が私と結婚し、私の子を生みたいと望んでいるのですよ」
な…なんてムチャクチャな奴なんだ新便器wwww
特に3番目の発言は、よっぽど自分に自信があるか、何か勘違いして自分に酔ってないと言えないセリフです。
多分、こんなことを平気でのたまえるヤツは、この新便器と、「夜王」の肉便器刑事・霧崎京一郎と、「ノノノノ」の皇帝アナルショップ先輩ぐらいだと思います。
この時点で、百合子は明らかにドン引きなのですが、さらにとどめとばかりに…。
「今は唐房新という存在をあなたの胸に刻んでいる段階…
それが嫌悪でもよろしい
男女の関係において、嫌悪は好意に変えられる
きっかけ一つ…一瞬で簡単にね
楽しみですよ、あなたは私を求めるようになる
何度も、何度も、何度も…」
こ…これはひどい。つまり、どんなにボロクソに嫌われても別に構わないどころか、むしろ嫌われてでもいいから俺のことを脳細胞に記憶しやがれと言っている訳で、ストーカーとしては、かなりタチの悪い発言です。
まったく、百合子もとんでもないヤツに狙われちゃいましたなあ。そういう意味では心から同情します。
というわけで、度重なる新便器のあまりにも失礼な発言にブチ切れた百合子は、思わず新便器の顔面に、持ってた水を思いっきりブチ撒けます。
まあ、こうなりますわな。
それにしても水をぶっ掛けられた新便器のコマが、まるで顔射されてるみたいで、実に卑猥ですね。(;´Д`)ハァハァ。
「私をお望みなら、新様の本当をお見せください
虚勢を張るのは幼稚な証拠、見てるこちらが恥ずかしくなりますわ!」
考えうる限り最低最悪な悪印象を残して、百合子は退場。
残された新便器は「このクソアマがぁ〜!!」と言わんばかりに、憤怒の表情を浮かべていますが…どう見てもアンタの自業自得です。
別に、顔射されたからブチ切れてるわけじゃないのでしょう…たぶん。
さて、真智子たんの逆レイープイベントを乗り切った慎太郎は、いまだに街で肉体労働にいそしんでいます。
しかし慎太郎が華族だとバレてからと言うもの、平民の労働者仲間からの風当たりはますます冷たくなる一方。精神的にツラい立場へと追い込まれます。
労働者仲間とぶつかって、運んでたタマネギを落としちゃったので、泣く泣くタマネギを拾い集めている慎太郎。と、そこへ…。
「さあ、早く拾い集めましょう!」
ここでまさかの百合子登場!!…って、オイオイちょっと待て。誰もいない所でコッソリ現れるのならともかく、他の労働者がみんな見てる前で、堂々と登場しちゃったら、みんな嫉妬して、慎太郎に対する風当たりが、ますます強くなっちゃうじゃないか!!
しかも、車で乗り付けてくるわ、周りには不釣合い過ぎる高そうな着物姿で現れるわで、忍ぶ様子がこれっぽっちも無いから、始末に終えません。
どう見ても、良かれと思ってとった行動が、逆に相手の怒りを買って、火に油を注いじゃうという、典型的なパターンです。
まったく、KY過ぎにも程があるだろこのクソアマがぁーっ!って感じですが、こういうことを平気でやっちゃうから「世間知らずなお嬢様」なんだろうなー、この人は。とんだ困ったちゃんですねえ。
こんなKYな百合子を見て、やっぱりヒロインは真智子たんがいいなーと思ったKAJIMEなのでした。つづく。