(20110107)今週の「華と修羅」 第二十八話 「炎上」

扉絵キャッチコピー
「熱く燃え上がる魂は 天に昇りし鸞鳳となる――」
明けましておめでとうございます!

柱文
「すれ違い続けた二人の心が遂に一つになる…!」
「運命は、どこまでも残酷に…」

2011年になりました。
いよいよ今年は美彦(ほっこり兄さん)が本格的に覚醒するらしいので、今から昴ぶりが鎮まらんのだって感じですね。


さあ、今年一発目も頑張って感想を書くぞー!!


























なにこの扉絵wwww


新年1発目に、この絵を持ってくる井上先生も凄いですが、この絵に


「明けましておめでとうございます!」


という文字を堂々とかぶせてくる担当編集者さんのセンスも、相当ヤヴァイ。

作者と担当が織り成す破壊力満点な合体技。まさに匠の所業と言っても過言ではないでしょう。


まったく、新年早々、とんでもないお年玉やで…。



…というわけで、前回の熱い抱擁からの勢いそのままに、新年早々セックルを敢行し、セックルの余韻に浸る慎太郎と百合子。

ところがここで外が騒がしいなあと気付いて、慎太郎がドアを開けると…いつの間にやら、屋敷の中は大炎上!!
どうやらほっこり兄さんがポイ捨てしたタバコが布団に引火して、とんでもない火事になっちゃった模様です。やっちゃったZE☆



こりゃやべーと、急いで服を着て脱出を図る慎太郎と百合子。百合子がドレス着るの早過ぎだろとか突っ込んじゃいけません。


ところが、らせん階段付近で、炎に囲まれて身動きできない「千佳子」という名のようじょを発見。性格上、ようじょのピンチを見過ごせない慎太郎が、早速救出に向かおうとしますが、負傷している為身体が上手く動きません。するとここで百合子が替わりに千佳子を救出。ところが慎太郎と百合子を阻むかのように火柱が上がってしまいました。百合子大ピーンチ!!


すると百合子は慎太郎に、自分は逃げ延びるから、千佳子と一緒に先に脱出してくれと言いだすのでした。

百合子「次はご一緒に活動写真なぞ
今日のところは御機嫌よう」


最後にこう言い残して炎の中へ消えてゆく百合子。慎太郎はいったん外に出て、千佳子の安全を確保することにします…って






お前の子供かよwwww


と言うことは、ほっこり兄さんは、娘がいる人妻女中にフェラをさせてたって事になりますね。マジで鬼畜過ぎるwww



よし、千佳子を救出したから、今度は百合子を救出するぜと、再び燃えさかる屋敷へ飛び込もうとする慎太郎ですが…そんな彼をあざ笑うかのように、目の前で屋敷が大破!!

なんてこった!これじゃ百合子の生存は絶望的に…!!

慎太郎「あああ…またも私が…私が生き残ってしまった…
またも愛する者が!百合子が!
うあああああ!!!!!」


最終ページ。非情過ぎる現実に思わず絶叫する慎太郎。まあそれはいいんですけど…慎太郎のシルエットのポーズが珍妙過ぎます。文章で例えると難しいんですけど太陽拳」のポーズみたいなヤツ。
AAで例えると、これが近いかも。


\               訢         /
  \             訢        /
             / ̄ ̄ ヽ,
            /        ',      /     _/\/\/\/|_
    \    ノ//, {0}  /¨`ヽ {0} ,ミヽ    /     \          /
     \ / く l   ヽ._.ノ   ', ゝ \       <   またも愛する者が!百合子が!  >
     / /⌒ リ   `ー'′   ' ⌒\ \    /          \
     (   ̄ ̄⌒          ⌒ ̄ _)    ̄|/\/\/\/ ̄
      ` ̄ ̄`ヽ           /´ ̄
           |            |  
  −−− ‐   ノ           |
          /            ノ        −−−−
         /           ∠_
  −−   |    f\      ノ     ̄`丶.
        |    |  ヽ__ノー─-- 、_   )    − _
.        |  |            /  /
         | |          ,'  /
    /  /  ノ           |   ,'    \
      /   /             |  /      \
   /_ノ /              ,ノ 〈           \
    (  〈              ヽ.__ \        \
     ヽ._>              \__)


そうそう。こんな感じ。
なんで慎太郎がこんなポーズを取ってんのか、まったくもって意味不明ですが、まあ錯乱状態で気が動転してたって事にしておきましょう。うんうん。



いやあ、年末にようやく慎太郎と百合子が結ばれたと思ったら、次の回ではセックルして、屋敷炎上して、もう百合子が焼死?してって、展開がものすごく速いぞ。打ち切りによる急展開なのかと、いらん心配をしてしまいます。


でもこれ、冷静に考えたら、慎太郎と百合子がセックルしてなけりゃ、2人とも火にまかれる前に逃げれたんじゃね?
なんだか自業自得にも思えますけど、性欲というものは恐ろしいものですなあ。



さて、ちょうどキリが良いので、今回の夜会における、殻房3兄弟の行動を振り返ってみましょうか。


長男・新(新便器)


●百合子を夜会に誘い、一緒にダンスを踊り、百合子にプロポーズをする。
しかし慎太郎と真智子たんに邪魔され、一連の計画が百合子にバレてしまう。


ヤンデレ真智子たんに背後から包丁で刺されそうになる(慎太郎がかばったので無傷)。


「百合子お嬢様はそこの窓から逃げました」と言う真智子たんの口車にまんまと騙され、外へ百合子を追いかける。


●しかし結局見つからず、戻ってみたら屋敷が炎上。炎に包まれる百合子を救えず見殺しに。



次男・ほっこり兄さん


●夜会についでに参加。優雅に踊る新便器と百合子を見て「あの程度のダンス、練習すりゃ俺にも出来るZE!」と発言。


●好みの女中(娘持ち)を見つけたので、人気の無い物陰でフェラさせる。


●そこへ百合子が通りかかったので、「さあ!二匹の雄と雌になりましょう!」などと言って、百合子と追いかけっこをする。


●2階のベランダから落ちそうになった百合子を救出せず「おかしな女」呼ばわりする。


●逆に助けようとしてた慎太郎に、容赦ないほっこりエルボーの連発。


タバコのポイ捨てが原因で、屋敷を炎上させる。


●屋敷炎上のせいで、逃げ遅れた千佳子が死にかけ、彼女を助けた百合子が焼死?する。



三男・慎太郎


●新便器と百合子のプロポーズシーンに乱入。


●真智子たんの協力により、百合子との誤解が解消される。


ヤンデレ真智子たんに背後から包丁で刺されそうになった新便器をかばって、手とお腹を負傷。


●2階のベランダから落ちそうになった百合子を、ほっこり兄さんに妨害されながらも、無事に救出。


●百合子と結ばれた喜びから、そのまま勢いで百合子とセックルする。


●セックルの余韻に浸っていたら、屋敷が炎上。百合子と2人で慌てて逃げるが、百合子が助けた千佳子ともに何とか燃えさかる屋敷から脱出。


●しかし結局百合子は助けられず /(^o^)\ 「またも愛する者が!百合子が!!うわあああああ!!!」

こうして改めて振り返ると、新便器のダメっぷりと、ほっこり兄さんの極悪非道振りが凄いなあ。
本来なら新便器がヒール役で、ほっこり兄さんがヘタレ役だったハズなのに、なんだか完全に逆転しとる。どうしてこうなった。


いずれにせよ、新便器が百合子を夜会に誘ったり、ほっこり兄さんがタバコをポイ捨てしたり、慎太郎が百合子とセックルなんかせず、とっとと屋敷から逃げてれば、百合子はこんな目に遭わずに済んでたわけで。


貴島子爵は、このヘッポコ3兄弟にブチ切れていいと思うんだ(′・ω・`)