(20100115)今週の夜王 第333話「聖也のカリスマ」

 大阪ミナミで繰り広げられる、遼介率いるロミオ2号店、MR.オラオラこと柳直夜率いる「ヴィクセス」と、九州に渡り、いつの間にやら西日本のほぼ全てを掌握するまでの存在に膨れ上がった、聖也さん率いる「スコーピオン」とで、店の生き残りを賭けた月末1週間の売り上げ対決もいよいよ最終日閉店残り1時間前。依然としてスコーピオンがリードを保ったままでしたが、ここでヴィクセスで、突如現れた美木谷社長が、1本2000万円もする“ドンペリのダイアナ”を注文!!「このドンペリダイアナ超助かる!!」と、直夜と美木谷社長は生放送のカメラの前で、熱い接吻を繰り広げるのでした。



美木谷社長が、1本2000万円の“ドンペリのダイアナ”を注文したという知らせは、スコーピオンにも伝えられます。このまま負ければ聖也さんはヤクザにならなくて済む…でもそれで良いのかYO?などと光が自問自答していると、店内にある言葉が響き渡ります。


ドンペリダイアナ?それがどうした!?」





四天王の二人キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!


ブルーナイトの赤城達也」(モミアゲ)と、「ダンディクラブの沢村慎吾」(ダンディ)が、自分達の太客を引き連れて、まさかのスコーピオン来店!!
思えば、遼介と聖也さんのリシャール対決編の時も、四天王が駆けつけましたけど、正直今回のコイツ等の登場は、完全に予想外でした。
ドンファンの一ノ瀬優(黒幕)がタイーホされたから、「四天王の二人」略して「二天王」となったコイツ等の勢いは完全になくなって、出番があるのも怪しかったのに…コイツは嬉しい誤算です。



今週のYJは「合法都市」の磐流会長が妖怪タコ怪人化したり、「タフ」の御子神さんが変態的な改造人間っぷりを見せたりと、全体的にネ申回ばっかりなのですが、しかし御子神さんや磐流会長と違って、二天王は普通に出てくるだけで笑えちゃうから困ります。


「ただ四天王の二人がそこに登場するだけで、夜王はこの程度の笑いが可能です…如何でしょうか、皆様方?」 という、井上先生の心の叫びが聞こえてくるかのようです。


そしてとどめにドンペリダイアナ?それがどうした!?」というセリフと共に、カッコ良く登場するというおまけ付き。


個人的には、最初に読んだ限りでは、このドンペリダイアナ?それがどうした!?」というセリフは、聖也さんの発言で、次のページからは「うろたえるな貴様等、これくらいの事でやられる我がスコーピオンでは無い!!」といった感じで、聖也さんの独演会がまた始まるかと思ってたのに、ここでまさかの二天王登場ですからねえ。そりゃ意表もつかれちゃいます。まさしくこれが夜王クオリティ。



さて、ヴィクセスで2000万円のドンペリダイアナが売れたって知らせは、当然ロミオにも入ってきます。普通に考えたら、残り1時間でこの差は絶望的…。高橋先輩が励ましてくれたとはいえ、さすがの遼介も今回ばかりは少々弱気な一面を覗かせてしまいますが、修さんはまだまだ諦めていない様子。


「タクマ…俺は遼介が今まで起こしてきた奇跡を身近で見てきた男だ
アイツがアイツらしくある限り、奇跡は起こる、俺はまだ諦めない!」


口ではこんなことを言ってる修さんですが、要するに「遼介のラッキー待ちだZE!」って事ですね。分かります。


しかしこれでは、まるで、パチンコで負けまくってるのに「ガタガタ抜かすな、いつかは確変が来てドバーっと巻き返せっからよ!」などと強がり、ついには生活費まで使い込んでしまう、重度のパチンコドランカーみたいな言い草ですね。まったくなんというギャンブラー魂。


というか、ハナっからラッキー便りって事は、もはや遼介のホストとしての実力なんて、これっぽっちもアテにして無いってワケですね修さん!!まあ気持ちは分かりますけど、あんまりと言えばあんまりだ(w



そんでもって、その奇跡の引き金となるであろう美憂(キンタマ女)ですが…もったいぶってんのか、優柔不断すぎて、いい加減イライラしてきます。もうお前はとっとと店に行けと。


あと、四天王来店のインパクトがでかすぎてすっかり忘れちゃってましたが、聖也さんの服装が元通りになっててホッとひと安心しました。
こないだ披露した、上半身裸のムキムキボディのままだったらどうしようかと思ったぜ。まあ、ネタ漫画的にはそっちのほうが面白いんですけど(w