女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
取引先の大山社長の接待で、ド派手なキャバクラへやってきた舜。そのお店で働いてたコルベッ子たんと偶然遭遇し、アフターのお誘いを受けます。ところが待ち合わせの時間潰しのために入ったバーがぼったくりバーだったからさあ大変。舜とコルベッ子たんはDQNに捕まり、連れて来られた先の巨大な倉庫みたいな建物にあったのは…ドラッグレース用の車!!
「あのドラッグレーサーのケツにオマエらを括りつけて引きずるのさ!
1/4マイル…402.33メートルを全開でな!!
それがオレの“処刑方”だ!!イカスだろ!?」
しょっぱなから、処刑方法を読者に分かり易く説明してくれるJJ。実に親切で紳士的なDQNですな。更には背中に刺青彫ってた男を引きずって、背中が血まみれになってる1枚の写真を舜とコルベッ子たんに、とっても嬉しそうに見せびらかしています。JJの満面の笑みがいかにもDQN!って感じで、大変素晴らしいですな。
そして処刑のために舜を車に引きずる準備をさせるよう、ほかのDQNたちに指示を出すと、JJはコルベッ子たんを自分たちが乗ってきたワゴン車に放り投げて「オレのオンナになれば処刑はやめてやる」と迫るわけです。いかにもなレイープ展開ですな。
やがてコルベッ子たんが舜に好意を抱いていることを知ると「あんなショボいサラリーマンの何がいいんだ?あんな男(ヤツ)がオレに勝てるものなんて見えやしねー」と言い出すわけです。
「あるよ…舜は…自動車(クルマ)の運転なら、オマエなんかにゃ絶対負けねえ!!
アイツの―――空山舜の“熱い走り”は本物だ!!」
すると、そこまで言うんだったらオレとドラッグレースで勝負して、勝ったら二人とも見逃してやるぜー!という展開になっちまうわけです。なんというご都合的展開!!
そのためには1時間以内にドラッグレース用の車を用意しろとか言われちゃうんですが…まあ、コルベッ子たんは米軍兵士のジョニーっていうコネがあるし、アイツに頼めば、ドラッグレース用の車の1台や2台、簡単に用意してくれるでしょう。
…あれ?って事はおそらく、ジョニーがドラッグレース用の車持って、ここに来るって事ですよね? だったらいっその事、ジョニーの他にも屈強そうな軍人を10人ぐらい呼んでもらって、そいつらにDQN達をボコらせれば、わざわざ勝負なんかしなくても良くね?
どうせJJとの勝負に勝ったところで「そんな約束したっけなー?記憶にねえなあ」とかスッとぼけるに決まってるしな(w
まあ梅さんの事ですから、そんな無粋なオチにはしないんでしょうけど、つづく。
Q:初めて貰った原稿料(もしくは賞金)で何を買いましたか?
A:テレビ・ビデオデッキ・CDラジカセ。