デトロイト・メタル・シティ TRACK79「BLOCK」

 根岸が相川さんから、アモアム(相川さんがかかわってるウォシャレ雑誌)のフットサルチーム「アモーレス」の一員として、フットサルをやる事になりました…というお話。


 でもって、対戦相手は…皮肉にもDMC信者たちのチーム「デスペニーズ」。ラフプレイはあたり前。メンバーの背番号は全員「666」
「俺達の勝利をクラウザーさんに捧げるんだぁ」という気持ちが妙な強さを生み出しています。


「相川さんにいいところを見せるんだー」と張り切ってスタメン出場する根岸ですけど、マトモに動けないどころか、味方のシュートを顔面ブロックして鼻水を出すわ、相川さんに坊主頭を見られるわで、もう散々。IH出場の望月さんからも「ハナタレボウズって…アモアム的にもナシでしょ」などと、非情なる戦力外通告


うーん。根岸が運動オンチだとは意外だ。根岸は稲刈りとかマキ割りなどをそれなりにこなせる農家の息子なのだから、運動神経ってそれほど悪さそうに見えるのですが…もしかして球技はからっきしダメなのか?



そして対象的に、相変わらず身体能力抜群なレッド凄すぎ。ヒールリフトもオーバーヘッドも自由自在。
サッカー日本代表の岡田監督はこの逸材を代表に呼ぶべきだ、と思った(w



試合は一進一退の好ゲーム。「絶対に負けられない戦いがそこにはある」ってことで、デスペニーズのメンバーは円陣を組んで、国歌を斉唱。

入れてやる オレの魔物
入れてやる 今宵の生け贄
入れてやる ドス黒い息子


ブチブチ込め ケツにも口にも
ブチブチ込め 鼻にも耳にも

ちょwwwデスペニスwww


なるほど、相手ゴールにドス黒いボールをブチブチ込めぇーって事ですね。分かります。



そして国家に引き寄せられるように、クラウザーさんが降臨!!


「ボールはセフレ、楽しくプレイする事を忘れてはならぬ」


胸に手を当ててるポーズが様になってるのもさることながら、素晴らしい名言に股間はビチョ濡れよ!!



そして自らピッチに降り立ったクラウザーさんは、レッドのセンタリングから、シュート体制。


「出るぞ 悪魔砲だぁー」


まあ、クラウザーさんになったとはいえ、基本ポテンシャルは変わんないので、シュートはミートせず、ゴールに向かっているとはいえ、かすってコロコロという、なんとも心細い軌道。


するとDMC信者たちは、クラウザーさんの蹴ったボールをゴールさせる為に、必死になって相手選手をブン殴ったりガードしたりで、ボールに触らせません!!


なんという逆スカイダイブシュート!!



…ってか、わざわざそんな事しなくても、誰かが普通にゴールにねじ込めば良いんじゃね?と思われる方もいるかも知れませんが、ちょっと待って下さい。それはあまりにも愚かな行為です。


 考えてもみてください。ただのファンがクラウザーさんの蹴ったボールに触り、ゴールを奪う…。
 そのような美味しいところを持って行く事など、自らの主君を顔に泥を塗る行為そのもの。まさにもっての他!!(まあ空気読めなそうな仁村ならやりかねませんけど)。


 万が一そんな事をしてしまったら、クラウザーさんが怒り狂うのは間違いありません。それはつまり、世界崩壊の危機!!


 じゃあどうすれば良いのかって事になったら…やっぱり相手にボールを触らせないようにするしかないですよね!?なるほど、実に合理的だ(w



ゴールが決まったクラウザーさんは全身で喜びを表現!!
何だか最後が打ち切り漫画みたいな終わり方なのが爆笑でした(′・ω・`)



若杉公徳先生の巻末コメント
「花沢さんと池袋でゴハン食べた。」