デトロイト・メタル・シティ TRACK53「CONCENTRATION」

メジャーな音楽会社「ナーフ・ミュージック」の品川さん。


かつて、DMCを引き抜こうとして失敗したこの男は、現在は豚見習いとしてデスレコーズに入れられました。


最初は無理矢理やるハメになった豚という仕事ですが、ライブを経験し、豚としての自覚が芽生え、やりがいまで感じるようになります。


そして…。

DMCライブイベント
豚祭り 〜PIG FESTIBAL〜


<企画概要>


今日において、豚こと“資本主義の豚”はDMCのライブをやる上で欠かせない存在となりつつある。
そこで今回は、この豚にスポットを当てたイベントを企画したい。
これまで別々にライブ参加していた梨元圭介の“駄豚”、そして品川勇次の“賢豚”。この2匹の豚の初共演を中心とし、個性を生かした様々なパフォーマンスを用意し、ステージを盛り上げたい。


ついに豚みずからが主張!!


わざわざ分厚い企画書をこしらえてきています。本気です。ヤツは本気です!!


シャッチョさんの了解も取れたので、品川さんは飲み屋で根岸と梨元さんの前で、豚の可能性について熱く語ります。


「私は各ニーズに対応すべく、ソフトな豚からコアな豚までを取り揃え
事務所を設立するつもりです
そして、この豚産業を商業的にヒットさせる
豚の進出による社会の変革、豚版ビックバン、すなわち…

“ピッグバン”です」


いずれは豚のアイドル豚の娯楽施設豚の政党までもが出きるであろう、とも予言。
なんとスケールのでかい事、でかい事なのやら。


“ピッグバン”…恐るべし!!


なんだか話を聞いてるだけで、マジで成功しそうな気がして来るから不思議です。



 今回の豚祭りはその第一歩としてとても大事。しかし梨元さんはその当日、息子の誕生日で今日一日過ごす約束があり(梨元さんはバツイチです)、ライブには出演できません。


 しかし暴走した品川さんは止まりません。 「やる気がないなら結構…豚祭りを成功させ、アナタには豚の座から降りていただく」と言い残して去っていくのでした。


 なんだかやる気満々だ…何が彼をここまで狂わせてしまったのやら。



 そしてライブ当日。“賢豚”という異名どおり、品川さんはクラウザーさんの動きを完璧に理解し、その欲求に答えます。


(この曲の場面、72%の高確率で足をあげる事は調査済み)
(足角度42に対し、アナル角度58!!)


↑こんな感じで、完璧に計算し尽くされた豚パフォーマンス!!なんだか乾先輩のデータテニスみたいだ(w


 観衆も“賢豚”のパフォーマンスに酔いしれ、大絶賛。彼らの心をむんずと掴んだその時…もう一匹の豚“駄豚”がやって来た!!


 クラウザーさんに責められたくて、息子との再会をほっぽり出して、やって来やがったのです。
 しかしすでに会場は“賢豚”が支配。この状況下で何ができるのか…!?

尻(ケツ)が 空気を割った!!
山の頂のごとく突き上げられた尻
会場全体が顔を上げた瞬間
それは振り下ろされた
彼には“知恵”も“技”もない
神が生きとし生ける者に与えた“快楽”を
ただただ…むさぼっているだけ!!


乱れ飛び来る快楽に対し
貪欲に、ただ1つも逃すコトなく
本能が肉体を突き動かす!!


快楽に向かってひたすら突き上げる
いや快楽が彼の尻(ケツ)に吸い込まれていくのか
限界を越えた集中力
トッププレイヤーが辿り着くとされる域


そうか、コレが…


"ZONE(ゾーン)!!


↑文章だけじゃ何のこっちゃ分かりませんけど、
5ページに渡って、梨元さんの神々しいほどの美しいパフォーマンスが爆発。
品川さんが、観衆が、皆が心を奪われます。


言葉の意味は分かりませんが、なんかすげー。


なんというか、プロジェクトXばりというか、中島みゆきの「地上の星」が似合いそうなほどのカッコ良さ。


ぶっちゃけ、絶対なんかが間違っているのですが、こんなものを5ページも見せ付けられたら、みんな勘違いしてしまいます。


ただ、クラウザーさんにケツをスパンキングされてるだけなんだけどな(w



 こうして豚の貫禄を見せ付けた“駄豚”はSUGEEEE!ってことでした。




ところで、今号のヤングアニマルの巻末次号予告に 「緊急特報アリ!」とか書いてあるのが妙に気になります。
またタワレコあたりでイベントをやるのか、それとも…。



若杉公徳先生の巻末コメント
「映画“童貞。をプロデュース”が面白かったです。」