メジャーな音楽会社「ナーフ・ミュージック」の品川さん。
かつて、DMCを引き抜こうとして失敗したこの男は、現在は豚見習いとしてデスレコーズに入れられました。
最初は無理矢理やるハメになった豚という仕事ですが、ライブを経験し、豚としての自覚が芽生え、やりがいまで感じるようになります。
そして…。
DMCライブイベント
豚祭り 〜PIG FESTIBAL〜
<企画概要>
今日において、豚こと“資本主義の豚”はDMCのライブをやる上で欠かせない存在となりつつある。
そこで今回は、この豚にスポットを当てたイベントを企画したい。
これまで別々にライブ参加していた梨元圭介の“駄豚”、そして品川勇次の“賢豚”。この2匹の豚の初共演を中心とし、個性を生かした様々なパフォーマンスを用意し、ステージを盛り上げたい。
ついに豚みずからが主張!!
わざわざ分厚い企画書をこしらえてきています。本気です。ヤツは本気です!!
シャッチョさんの了解も取れたので、品川さんは飲み屋で根岸と梨元さんの前で、豚の可能性について熱く語ります。
「私は各ニーズに対応すべく、ソフトな豚からコアな豚までを取り揃え
事務所を設立するつもりです
そして、この豚産業を商業的にヒットさせる
豚の進出による社会の変革、豚版ビックバン、すなわち…
“ピッグバン”です」
いずれは豚のアイドルに豚の娯楽施設、豚の政党までもが出きるであろう、とも予言。
なんとスケールのでかい事、でかい事なのやら。
“ピッグバン”…恐るべし!!
なんだか話を聞いてるだけで、マジで成功しそうな気がして来るから不思議です。
今回の豚祭りはその第一歩としてとても大事。しかし梨元さんはその当日、息子の誕生日で今日一日過ごす約束があり(梨元さんはバツイチです)、ライブには出演できません。
しかし暴走した品川さんは止まりません。 「やる気がないなら結構…豚祭りを成功させ、アナタには豚の座から降りていただく」と言い残して去っていくのでした。
なんだかやる気満々だ…何が彼をここまで狂わせてしまったのやら。
そしてライブ当日。“賢豚”という異名どおり、品川さんはクラウザーさんの動きを完璧に理解し、その欲求に答えます。
(この曲の場面、72%の高確率で足をあげる事は調査済み)
(足角度42に対し、アナル角度58!!)
↑こんな感じで、完璧に計算し尽くされた豚パフォーマンス!!なんだか乾先輩のデータテニスみたいだ(w
観衆も“賢豚”のパフォーマンスに酔いしれ、大絶賛。彼らの心をむんずと掴んだその時…もう一匹の豚“駄豚”がやって来た!!
クラウザーさんに責められたくて、息子との再会をほっぽり出して、やって来やがったのです。
しかしすでに会場は“賢豚”が支配。この状況下で何ができるのか…!?
尻(ケツ)が 空気を割った!!
山の頂のごとく突き上げられた尻
会場全体が顔を上げた瞬間
それは振り下ろされた
彼には“知恵”も“技”もない
神が生きとし生ける者に与えた“快楽”を
ただただ…むさぼっているだけ!!
乱れ飛び来る快楽に対し
貪欲に、ただ1つも逃すコトなく
本能が肉体を突き動かす!!
快楽に向かってひたすら突き上げる
いや快楽が彼の尻(ケツ)に吸い込まれていくのか
限界を越えた集中力
トッププレイヤーが辿り着くとされる域
そうか、コレが…
"ZONE(ゾーン)!!
↑文章だけじゃ何のこっちゃ分かりませんけど、
5ページに渡って、梨元さんの神々しいほどの美しいパフォーマンスが爆発。
品川さんが、観衆が、皆が心を奪われます。
言葉の意味は分かりませんが、なんかすげー。
なんというか、プロジェクトXばりというか、中島みゆきの「地上の星」が似合いそうなほどのカッコ良さ。
ぶっちゃけ、絶対なんかが間違っているのですが、こんなものを5ページも見せ付けられたら、みんな勘違いしてしまいます。
ただ、クラウザーさんにケツをスパンキングされてるだけなんだけどな(w
こうして豚の貫禄を見せ付けた“駄豚”はSUGEEEE!ってことでした。
ところで、今号のヤングアニマルの巻末次号予告に 「緊急特報アリ!」とか書いてあるのが妙に気になります。
またタワレコあたりでイベントをやるのか、それとも…。
若杉公徳先生の巻末コメント
「映画“童貞。をプロデュース”が面白かったです。」