今週の夜王 第211話「上客」


 ロミオの遼介の元に、かつて新幹線で同席したグラビアアイドル志望の女の子、櫻井千夏(桜井ちゃん)がやってきます。そんな彼女はよからぬウワサのある浅井エロプロデューサーからプライベートな誘いを受けて、どうしていいのかわからなくなっちゃうのでした。

 その一方で、そんな桜井ちゃんに一目ぼれしちゃった下っ端ホストの陸。なんとか頑張って遼介さんみたいな凄いホストになるぞー!と意気込む陸ですが、そんな時、ロミオに細木数子美輪明宏を足して2で割ったようなババアが来店。陸はこのババアの指名をゲットするコトが出来るのか!?



 いかにも「金持ってますよ」オーラをぷんぷんさせているババア・瑠美子さん。


 彼女は若いホストを3人ほど付けてくれとの要望を出し、その3人の中に陸も選ばれました。


 しかし、3人の若手ホストの1人・雅樹は全然若手に見えないなあ。むしろ劣化アミバ様みたいだ(w



 席に着くなり、瑠美子さんはいきなり一本20万もするドンペリ・ゴールドを入れ、相当な金持ちである所を見せます。指名された薫と雅樹は、何とか彼女からの指名をゲットしようと「バッグいいですねー」とか「お召し物もよくお似合いで…」などと、ひたすら褒めちぎってます。

 しかし陸は緊張のあまり何を言ったらいいのかわからなくなり…。


「瑠美子さん、お若く見えますけど、おいくつなんですか?」


(ノ∀`) アチャー


 女性客に年齢を聞く事は、ホストとしてはタブー。とたんに瑠美子さんはブチ切れてしまいます。

 それにしてもブチ切れた時の瑠美子さんの表情が怖ええ(((( ;゜Д゜)))


 その後も「アンタ…私と寝られる?」というムチャすぎる質問に陸だけ即答できなかったりと、一人でダメダメ…どころか、明らかに他の2人の足をも引っ張ってる状態。


 結局瑠美子さんはすぐには誰を指名するかは決めず、一人に決めるまで一ヶ月間3人を指名することになりました。3人を競わせて、より大きなサービスを受けさせようという魂胆みたいです。
 しかしこんなの、よほどの財力がないと出来ないんですが、バサッと出された札束に目のくらんだ店長は、瑠美子さんの要求に即OKを出すのでした。


 この時、札束を手にした店長の顔が、金の亡者みたいで笑えます(w



 しかし、瑠美子さんの接客がダメダメだった陸は、閉店後の控え室で「俺たちの足ひっぱんな(゚Д゚)ゴルァ!」と薫と雅樹にフルボッコにされます。


「俺はどんな手を使ってでも、あの婆ァを捕まえてやるぜ!」と、おっかない表情で言い放つ薫と雅樹。ああ、一時期の聖也さんも、こんなギラギラした目をしてましたっけ。


 この場は遼介がうまい事フォローして励ますものの、陸はすっかり自信をなくしてしまいます。思わず憧れの桜井ちゃんのことを思い浮かべながら帰路につく陸なのでした。



 でもって、その桜井ちゃんは、仕事終了後の自宅のマンションで悩んでました。ステップアップするためには、スポンサーとかプロデューサーと仲良くしなきゃならない…。エロプロデューサーとかとあんな事やこんな事もしなきゃいけないのかと、シャワーを浴びながら精神的にすっかり疲れてしまうのでした。


(また“ロミオ”に行きたいな…遼介さんに会いたいな…)


桜井ちゃんと陸。未だ交わる事は無いものの共に悩む2人の若者。こいつらに待ち受けているものはなんなんだー?ってところで、つづく。