「このコトは絶対社長に言うんじゃねぇぞ!!
むこうはDMCの俺達と話を従ってる
明日はちゃんとメイクしてスーツ着て来いよ」
事務所に掛かってきた一本の電話を、和田が取ったのが全ての始まりでした。
翌日、クラウザーさんたちが指定された待ち合わせ場所の喫茶店に行くと…。
待ち構えていたのは、メジャーな音楽会社「ナーフ・ミュージック」の品川という男。
そう、これは他のレコード会社からの“引き抜き”ってヤツです。
いやあ、DMCも他から引き抜かれるようになるほど、でかくなったのか♪
(こんなコト社長にバレたら殺されるだけじゃ済まない)と、クラウザーさんは移籍話にあまり乗り気でないんですが、
ジャギ様は移籍話にノリノリで、ソロ活動もできるかも!!などと、すっかり移籍する気マンマン。挙句の果てには「ジャギ With エメラルド ファイア」というソロ活動のバンド名まで命名しちゃってます。
まったくおめでてーなジャギ様。
…あ、ちなみにカミュさんは、なんか普通に寝てました(w
やがて「カタい話は抜きにして…」ってことで、場所はキャバクラへ。
完全にその気なジャギ様。カミュさんはキャバクラ嬢に「ボトルを入れてくれ、ブッといボトルを入れたいんじゃないのか」と、相変わらずの鬼畜っぷり。やっぱりカミュさんすげええ。
そんな中、クラウザーさんはどうもキャバクラの世界がお嫌いなようで「嘘事だらけの遊技場は俺には合わぬ」と帰ろうとします。
ところが、店を出たところで、クラウザーさんを接客してたキャバクラ嬢のユウアちゃんから「自分が嘘ばかりだから人を信用できないんじゃないですか?」と痛い所を付かれ、気付きます。
(本音でやらなければ何も届かない…
社長に怯えて忘れてた、自分が本当にしたい音楽のコト
今こそ僕のポップスセンスを見せ付ける時じゃないか!!)
というわけでお店に戻ってメイクを落とした根岸は、アップテンポなオリジナルポップス曲「ロールキーキビバップ」をアカペラで熱唱することに。
しかし素顔をあっさり晒しちゃってるけど、いいのか根岸(w
ロールキーキビバップ
作詞:根岸祟一
キミと出会ったカフェで僕が頼んだのはミルクティ
キミが頼んだのは何だったんだろう
僕の予想じゃロールケーキ!!
食べたら甘い僕の気持ちのようー
甘くてクルクル回る僕の気持ちのようー
クルクルクルクル あまいあまーい
クルクルクルクル あまいあまーい
僕の心はキミのテーブルの上のロールケーキさぁ
キミにペロッとイカれちゃうのさー
「そっちのみんな、サビ行くよ〜〜〜〜ん」
クルクルクルクル あまいあまーい
クルクルクルクル あまいあまーい
(以下繰り返し)
根岸が歌いだすと、それまで和やかだったお店の様子が一変。
お客さんはドン引き、帰っちゃう人も出るわ、ユウアさんからは「イヤッ、来ないでぇ!!」と言われたりと、もう踏んだり蹴ったり。
どうやら、根岸のアカペラポップスは、お店の迷惑行為に当たるほどヒドいクオリティらしいです。
それにしても、しぐさといい、アクションといい、歌詞といい…
最近の根岸のポップスが本当にキモく見えてきました。ある意味凄いよ若杉先生(w
それでも懸命に歌い続ける根岸ですが…いつの間にやらシャッチョさんの姿が!!側近のグリ&グラは笑ってますが、シャッチョさんは怒り心頭で、血管の浮き方がすさまじいことになってます。
「テメー、私のシマで騒ぎが起きてるって聞いて来てみたら
コレはどういうコトだ…アン?」
すると、あれだけ移籍話に乗り気だったジャギ様は、手のひらを返したように
「しゃ、社長違います、根岸が…根岸が」
と、己の保身に走る始末。
なんという悪魔的裏切り!!
さすがジャギ様、人を陥れることに関しては超一流なんだー!!
結局シャッチョさんがみんなをボコって引き抜き話はお流れに。品川さんは豚見習いとして事務所で働くことになりましたとさ。
豚の梨元さんよりも立場の低い品川さん(´・ω・) カワイソス なところで、次回へつづく。
若杉公徳先生の巻末コメント
「女の前世は全て豚です。」