「愛を歌うより俺に溺れろ!」



みんな大好き、新條まゆたんの新作愛を歌うより俺に溺れろ!」 」の第1巻が発売されました。

早速買って読んだんですが…


コイツはいろんな意味ですげえー!!


ストーリーはこんな感じです。

お嬢様学校に通うタカラジェンヌな女子高生・水樹は
美形高校生バンド『蒼き薔薇(ブラウエローゼン)』のギタリスト。
だがボーカルの薫が親の転勤で海外に行く事になりバンドは解散する事に。
そこに秋羅という美少女がボーカル志望でバンドに入りたいと願い出るが
美少女だと思っていた秋羅は男子校のお姫様的存在な男子で…!?


まあ簡単に書くと、美少女ヅラしているのが男の子・秋羅(あきら)と、サクーヤ御大顔の女・水樹(みずき)がくっつくという物語です。



秋羅(あきら)たんは…名前からもご想像できる通り、キラ様そっくり…。



まゆたん、思いっきりインスパイアしすぎ!!


なお、秋羅たんのプロフィールが、単行本1巻に収録されているのですが、好きな言葉は…。



「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス



ちょwwwwデイビッド・ライスと一緒かよ!!




そして今回のヒロインの水樹は、女の子バンド「ブラウエローゼン」のギタリスト(一番右)。



なんじゃこりゃあああー!!


 えーと、美少女ヅラしているのが男の子ってのは、まあ今までにもありましたよ。

 でも…あきらかな咲也顔なのに、アレで女だと言い張るのが素敵すぎる!


水樹「見てのとーり、あたしらは女の子バンド!!男はハナからお断りだ!!」


ちょwwwおまwwwどこが「見てのとーり」なんだよwwww


 いやー、これは盲点でした。画期的です。まゆたんもとんでもない電波を受信…
じゃなかった、どんでもない事を思いついてしまったものです。



 さてさて。水樹(みずき)はどっからどう見ても咲也顔。つまり男のツラした女にしか見えません。制服姿の彼女は、どう見ても男にしか見えません。制服も「聖野薔薇(せんとのばら)女子学園」という女子高なのに、コイツはスカートじゃなくてズボンはいてるし(w


 そして、水樹はそのカッコいいルックスで、女の子にモテモテ。同じ学校の生徒から「好きです!」と告白されたりします。まあ、これは分かるんですが…。


一方の秋羅たんは、男海山高校という男子校に通っているのですが、なぜかコイツ…。


男子生徒にモテモテです。


秋羅たん自身は、普通に女の子が好きなんですが(惚れた相手は咲也顔だけど)、そんなことなどお構いなく、男子生徒どもは秋羅たんのことを「姫」と呼び、秋羅たんが女子高に忍びこんだ時も、男子生徒達が追っかけてきて黄色い歓声を送ります。



「おおっ、秋羅の女装だ!!潜り込んでよかった!!」
「姫――!!かわいすぎるーっ、もっとこっちきてー!!」

「秋羅たんハァハァ」



変だよ!お前等絶対変だよ!!


おまけに秋羅たんの通っている男子校・男海山高校では、学校内に堂々と秋羅たんの顔写真や、「LOVE AKIRA」という垂れ幕が所狭しとかかっていて、男子生徒が秋羅たんの生着替え写真を、500円で売りつけてきます!!


えーと。これなんてミチャルスキー先生?


もうね。秋羅たんに対する男どものりアクションがBL全開で困っちゃうよ!!




さて、まゆたんの漫画というと、気になるのはエロ表現なのですが…。今のところエロはなし。せいぜいブラ見せ程度と、まゆたんにしては控えめです。
やっぱり近年の少女コミックがエロいので、自主規制しているのかー!?

まあ、ブラ見せといっても、見せてるのは…。



コイツなんですが。


決して罰ゲームで、男がブラジャーを付けているわけではありません。





やっぱりまゆたんは偉大だ。エロという翼を封印されても、ギャグというもう一本の翼は健在だぜ!!


というわけで、いつもとは少し違うけど、どう見てもギャグ全開なまゆたんワールドを楽しみたい方は、単行本を買っとけ。ということですよー。





おまけその1。

本の作者名に注目。



「初めて恋する乙女のための 恋愛パーフェクトガイド 新條まゆ著)」


いくらなんでもあざと過ぎだよ、まゆたん…。




おまけその2.


「ブラウエローゼン」の野外ライブ中、女装した秋羅たんを撮影しようとカメラを構える…。





「世界一腕の立つパパラッチ達」


…こと「秋羅パパラッチ隊」のみなさま。


画像は上が切れちゃっていますが、こいつらは「秋羅命」と書かれたハチマキを頭に巻いて、大変勇ましいです。

しかし注目すべきは、このカメラの構え方…これはまさしく、



世界一腕の立つ殺し屋を彷彿とさせるぜー!!


きっとこいつらは、いちいち撮影する時に


「ちょろいもんだぜ」
「そのキレイな顔を撮影してやる!!」
「チッ、通行人が邪魔で撮れやしねえ!!」


とか言っているに違いありません(w