(20200620)キャプテン翼 メモリーズ2 俺が若林源三だ!!~SGGKの誕生~〈後編〉

キャプテン翼マガジン」に本編と一緒に掲載されているスピンオフ読み切り、今回が若林編の後編となります。


最初は金持ちの道楽で呼ばれたんだろと、すぐに帰る気マンマンだったmkmが、若林を一目見てその才能にベタ惚れしちゃったり、若林が修哲トリオ(井沢・滝・来生)&高杉に奮起を促すために、同級生にもかかわらずさん付け呼びを強要する一方、最初から若林に心酔していた森崎がクッソ聖人だったりと、まあそんな感じの前編でした。


今回は、5年生のうちに全国制覇を目指していた若林の試合シーンがあったりするんですが、当時は静岡県のレベルがめちゃくちゃ高かった時代なので、静岡を制する者は全国を制す!みたいな扱いになっちょります。その割には、来年全国大会でお前らメチャクチャ苦戦してたじゃねえか!なんてのは言わないお約束。


夜練の成果が出たのか、5年生ながら一軍メンバーに入る事が出来た修哲トリオ&高杉・森崎の5人。すでに正GKとなっていた若林はもちろん、ほかの5年生たちも途中交代で起用されたりしていたのですが…決勝戦の大一番で、上級生を差し置いて修哲トリオ&高杉が先発で起用されることになって、ここで上級生がブチ切れですよ。

挙句の果てには「監督、若林の親父に金でも積まれたんでしょ!?」などと監督相手に言い放つ始末。
まったくとんでもねえ小学6年生ですが(というか、決勝戦を前によくチームの雰囲気ここまでぶち壊せるなコイツ…)
若林は上級生の胸ぐらをつかんで、こう反論するのです。

若林「たしかにこの世の中、だいたいの物はお金を出せば買えるよな
だけど、このサッカーのグラウンドには、金では買えないものがいっぱい詰まってるんだ!!
勝利の喜びとか、負けた時の悔しさとか、仲間と一緒に闘うことの楽しさだとか、他にもいっぱい
サッカーには金では買えないものがいっぱい詰まってる
だから、おれはサッカーが死ぬほど大好きで、今こうしてサッカーをしてるんだ!!
サッカーには、貧乏だとか裕福だとかは関係ないんだ!!」


ううむ。この若林の発言はグッとくるところがありますね。大人になった読者が読むと、なおさら印象が強くなります。
間違いなく、今回の読み切り見せ場のひとつではないでしょうか。


なお、若林が上記の発言をしたキャプテン翼マガジンが発売されて数日後キャプテン翼のキャラクターが登場するソシャゲ「キャプテン翼 たたかえドリームチーム」において、最新の強力な若林源三が課金限定で手に入るガチャイベントが開始されました*1


ちょwww原作全否定すんなwwwwww


せっかく小学生時代の若林が「サッカーには金では買えないものがいっぱい詰まってんだ!」などと、かっこいいこと言ったのに、その直後にこれはなあ。YOO1先生悪くないけれど、こんなん笑うに決まってんだよなぁ。

まあKAJIMEさんも、どうしてもこの若林が欲しかったから2800円ほど課金したけどな(ブヘヘヘ)



さて、決勝戦の相手は志水FC。小学生編で南葛SCと対戦し、天才GK川上がいた、あのチームです。川上も5年生唯一のレギュラーとしてこの試合に出場しています。
まあ、来生にジャンピングボレーシュートを決められるなど、散々な扱いなんだけどな(′・ω・`)


それにしても、令和の時代になって、キャプテン翼で来生や川上の活躍シーンが描かれるなんて、ちょっと前までは想像すらできませんでしたねえ…。



こうして若林率いる修哲小が全国大会出場を決め、mkmの長い長い回想シーンも終わり、手術を終えたドクターから「(若林は)傷口がふさがればまたピッチに立てるYO!!」というお墨付きをいただいたところでおしまい。
ははーん。これは決勝戦で若林を出場させる気マンマンだな!!



とまあこんなわけで若林のスピンオフ読み切りが2話にわたって掲載されたわけですが…なかなか新鮮な気持ちで楽しめましたね。大ゴマ描写も少なく、内容もたっぷりあるように感じられるのも大きいかもしれませんが。

果たして次回は誰のスピンオフ読み切りが掲載されるのか。
個人的にはデンマークギロッポンコンビが、なぜ六本木に異常な執着心を見せるようになったのかという読みきりとか…。

うん!ねえな。絶対ねえな!!




*1:一応無料で手に入る夢球を使用したガチャでも若林が手に入る仕様にはなってますが、SSR3%からのさらに排出率0.42%なので、確率はクッソ低いです