(20200622) 彼岸島 48日後… 第247話「二番」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」がいるという国会議事堂へ向かう明さん一行。そこで遭遇した自衛隊と共闘する事になるのですが、国会議事堂には突然変異した吸血鬼がウヨウヨいることが判明。明さんたちは奴らが潜む大穴へ潜入し、ついにボスである“蟲の王”の元へとたどり着く…!



明さんたちを尻尾攻撃でぶっ倒した(と思い込んでいる)蟲の王は、カニパン野郎に捕まえた人間を持ってこさせては、寄生虫を人間にぶち込んで化け物を作り上げては「美シイ…ミンナ命ヲ輝カセテイル…」と悦に浸るという陰キャムーブ全開。

ちくしょう陰キャ野郎め、人間の尊厳を踏みにじりやがってと、ユカポンと勝っちゃんは激おこ状態ですが、蟲の王打倒唯一のヒントになりそうな心臓の位置がわからねェままだから、うかつに手が出せねェ…。


すると突然アイディアが煮詰まったのか、カニパン野郎にこんな事を命令しだします。

蟲の王「ノートヲ持ッテ来イ…五百七番ダ…」

これを聞いた明さんは突如動き出し、鮫島様とともに、ノートを取りに行ったカニパン野郎の跡を追っかけます。
どうやら明さん、蟲の王がノートの存在を匂わせただけ「ノートの中に蟲の王の弱点である心臓の位置が記述されてるに違いねェ」と瞬時に判断したようです!





そういえば無印時代の彼岸島第1話で“初期の明さんは想像力豊かだった”という設定がありましたね…。
凄ェ!初期の伏線を今頃になって、しっかり回収されてやがる!!



思えば、初期明さんもどちらかというと陰キャタイプだったので、同じ陰キャである蟲の王くんの心情を察しやすかったのかもしれません。
クソハゲは明さんの理論に戸惑いつつ付いて行ってますが、もし加藤が今の明さんたちと一緒に居たら「面白ェわ、やっぱ明の話はホント面白ェわ」と言って1秒の躊躇いも無く付いて行きそう。



そして…。






あったよ!弱点が!!





どうでもいいですが「どうせ自分の事だから最初の方に書かれてんだろ」と、弱点を書かれたノートがバレそうになって「チガウワ!三千番台ダヨ!!」すぐバレるウソをついて、必死に誤魔化そうとするカニパン野郎が、ちょっと可愛いェ。



とはいえ、弱点の位置はわかったけれど、明さんは一体どうやって破壊するんだろう…とこれからの展開を想像してwktkしていたら、なんかヤンマガの次号予告に「明は心臓を破壊するため、王の体内に侵入する!!」と、思いっきりネタバレされてるから、ちくしょう!!

入れそうなのは、蟲の王の顔の真下にある筒みたいな部分ですけど、あそこは人間を化け物に変える寄生虫がブンブン出てくる所だし、どう考えても超危ねェ…!






あっ…でも明さんは飛んでくる蚊を日本刀で斬れるぐらいだから、ひとりだったら十分対処できそうな気がする(′・ω・`)