(20100910)今週の「華と修羅」 第十二話 「母への想い」

扉絵キャッチコピー
自尊心が、剥がされてゆく。

柱文
「必死で真相に迫ろうとする慎太郎…!」
「遂に犯人への糸口を掴んだ慎太郎。複雑に絡み合う人間関係…事態は風雲急を告げる!」


10月19日に、「華と修羅」の単行本第1巻が発売されるようです。
ついに発売されるとは…待ち遠しくて、今から昴ぶりが鎮まらんのだ!!



 屋敷を飛び出した慎太郎。父親の毅に毒を盛った犯人は誰なのか、真相を知るためにある薬屋に足を運びます。影でこっそり附子(トリカブトを売ってたオヤジに写真を見せ「誰がトリカブトを買ったのか教えて欲しい」と言い出すのですが、親父は個人情報の保護を主張して、まったく教えてくれません。それならばいっその事、土下座するしか…。


「やめろ!!お前の土下座にどれだけの価値がある?
見苦しいだけだ、出てってくれ」


コイツはかなりの強敵です。仕方が無いのでいったん諦めて店を出る新太郎。やがて店を閉店したオヤジがどっかに出かけた後、家の奥から誰かの声がしたので、行ってみると、そこには寝たきりになったババアの姿が…!


実はこの薬屋のオヤジ(本名:響作)には寝たきりの母親がおり、いつも看病してたんですが、オヤジは「たまには酒でも飲まなきゃやってらんねーYO!」と、運悪く酒飲みに行っちゃったので、代わりに慎太郎が看病してあげることになります。


そして戻ってきたオヤジに対して、慎太郎は…。


「母に恥じない生き方を歩んでいかねばなりません、私も…そしてあなたも
何故なら母親は…私たちの絶対の味方ですから」



この慎太郎の言葉に感銘を受けたのか「若造が偉そうに…!」と言いながらも、オヤジの目からは熱いものがこみ上げてくるのでした。そしてついに…。


「…写真を出せ、写真だ、早くしろ!
俺の気が変わらねえうちに!!」





なんと言うツンデレオヤジ(′・ω・`)


こうしてデレ化したオヤジは、慎太郎が持ってきた写真に写ってる人物の一人に、マルをつけてくれました。その人物とは…。


「ひ、氷野さん!?何故…父上を殺める動機が…彼には動機が無い!!」



オイオイ誰だよ、こんな緒形拳みたいなヤツ、今まで出てきたっけ…って読み返したら、第1話ニート教師がタエさんを人質にとって屋敷に立てこもったシーンで、出番がありました!!






まさかこんなチョイキャラが事件の真犯人だとは…。

しっかし走ってばっかりだなあ氷野さん。そして当たり前のように走ってるシーンはコピー連発。さすが井上先生だぜ!


まあ、実際は新便器なり清音なりの命令でトリカブトを買ったんじゃないかと思われますが、この氷野さん単独の犯行である可能性も完全には否定できません。さてはて、どうなることやら。



そして今週、薬屋のオヤジとの朋友フラグ成立ですね。分かります。
きっと慎太郎が真犯人を追い詰め、相手が「そこまで言うなら証拠持って来いYO!」とか言い出したところで「慎太郎、待たせたな!!」と言いながら、逆光と共に颯爽と登場しそうな予感がします。


そして直後に毅・薬屋のオヤジ・そして慎太郎の3人が「オラアッ!!」「クズがあっ!!」「ウオオオーッ!!」と真犯人をブン殴って事件解決!!うん、これぞまさに完璧なストーリー!!


まあ、薬屋のオヤジも、今週妙に人間くさい一面を見せてくれましたしね。
こういう、一見悪人に見えて実は非情に徹し切れないような一面を持ったヤツ、嫌いじゃありません。


これだけのキャラを一発屋で終わらせるのもなんだか惜しいですしね。ゆくゆくはこのオヤジが、ジョジョの奇妙な冒険第1部のスピードワゴンみたいなキャラに化けるのかもしれません。

まあ、この漫画自体が、ジョジョ第1部とかぶってる部分が結構あるんですが(w


いずれにせよ、薬屋のオヤジのこれからの活躍を想像すると、今から昴ぶりが鎮まら(ryというところで、つづく。