(20100909)新テニスの王子様 Golden Age 35 青学部長対決! & Golden Age 36 願い

 U−17テニス日本代表(高校生)の合宿に、全国大会でジャンプ読者を(いろいろな意味で)衝撃の渦に叩きこんだ、中学テニヌ界の猛者どもがやって来た!!
 U−17代表精神(メンタル)コーチの斉藤さんから課せられたペアを組んだ者同士でのシングルス対決で勝利した25名は、ほとんどの中学生テニヌプレイヤーが5番コート・6番コートに集まるほどに台頭。
そんな中5番コートの鬼さんは、同コートの中学生達を率いて、3番コートの入江たちに「総入れ替え戦」を挑む事に。S3のクラウザーさんが「極妻泣かせのテニスロボット 中河内 外道」さんの強靭なタフネスさの前に敗れ去り、D2の赤也・白石組とマグナムサーブの兄貴と若旦那が激突。白石は包帯の中に隠し持ってた純金ガントレットを外し、さらに実は褒められると伸びる子だった赤也がのびのびとテニスをしていたら、いつの間にか勝っちゃいましたとさ。



「総入れ替え戦」は2戦終わって互いに1勝1敗。続いてのS2では手塚vs大和部長。新旧青学部長対決という、それはそれは燃える展開に。


大和部長から「こんな所で何やってんだ(゚Д゚)ゴルァ!秋からドイツ行くんちゃうん?」とか、地味ーにネチネチ言われちゃいますが、まあ気にせず試合開始。
(もしかしたらコレは入れ替え戦終わったら手塚ドイツ行くぜフラグ?)



序盤は手塚が大和部長を圧倒。このままじゃヤバいと思った大和部長は、さっそく「幻有夢現」(げんうゆめうつつ)を発動。手塚は全然違う場所で打球を空振りするという、傍から見てると「コイツなにやってんだプゲラ」と笑われちゃいそうな展開になっちゃいます。


大和部長の説明によると、この技は

相手がこっちの動きや呼吸で打つコースを予測して動いてる事を逆手に取り、打つ瞬間打球のコースを変える事で、相手は有るはずの無い打球を追ってしまう(相手には追った打球がすり抜けるように見えてしまう…らしい)

という事のようです。なんだかゴチャゴチャ言ってて分かりにくいんですが、これって要するに


「相手の先読みの裏をかいてる」“だけ”ですよね?


なんかえらい普通というか、それってテニスという競技じゃ当たり前なんじゃね?って気がしますが、この当たり前の行為が「幻有夢現」(げんうゆめうつつ)とかいう、ご大層な名前が付いちゃってるせいで、なんだかもの凄い技に思えてしまいます。


なんだか我々読者も感覚が麻痺てきているのかもしれませんね。テニヌ技のオンパレードの読みすぎで(w



しかしそんな大和部長の「幻有夢現」(げんうゆめうつつ)という、ネーミングセンスが中二病丸出しな技?も、手塚ファントムによって打球を無理やりアウトにして、強引に破ってしまいます。


まったく、手塚はほんとチート技ばっかり持ってるなあ。と、つくづく思います。

しかしチート技の一つ手塚ファントムは、肘に負担がかかるのもまた事実。RPGのキャラ(ドラクエとか)で例えると「低レベルでギガブレイクとかジゴスパークとかビッグバンとか強力な技を覚えてるけど、最大MPが低すぎる」とか、そんな感じなんでしょうかねえ、コレって。


ライバルである跡部様は「また腕を痛めたらどうする!無理すんじゃねぇ手塚ぁ――っ!」と忠告しますが、「ここでの総入れ替え戦負ける訳にはいかない(キリッ)」と自己犠牲する気満々。まったく聞いちゃいやがりません。そんな後輩に大和部長が語りかけます。


「キミはもうチームの為に戦わなくていいんですよ
プロへ転向するんでしょ」


でもって、高校デビューする前の大和部長と手塚が試合してるシーンとかの回想シーンが入ります。手塚相手にフルボッコされたデビュー前の大和部長ですが、実はあの時は怪我してた!とか、そういう事だったみたいです。まあ、怪我して無くても手塚が普通に勝っちゃいそうではあるけど(w


「キミのお陰でボクはもう一度テニスがしたいと思い、辛いリハビリにも耐える事が出来ました
――だからこそ
――手塚くんにはボクみたいになって欲しく無いんですよ
自分の為だけに戦ってほしい」



大和部長の、右腕にさっくりとメスの入った手術跡を見せ付けられ、手塚の心境に変化が?…と言ったところで、今月はおしまい。



うーん。今月はネタ的(特にテニヌ的)には、少々物足りないかなーと言った感じかもしれません。手塚ファントム以外は、普通にテニスしてたし。
まあ、前の2試合がクラウザーさんと外道さんの耐久戦とかゴールドクロスとか色々ぶっ飛びすぎてたので、バランス的にはちょうどいいのかもしれんけど(′・ω・`)


とりあえず大和部長は、高校デビューした引き換えに、中二臭くなったって言うことでFA…なのか?