(20100923)今週の「華と修羅」 第十四話 「惨劇」

扉絵キャッチコピー
俺は、一人の修羅なのだ。

柱文
「新が毅の実子ではないと言い放つ氷野だが…」
「壮絶…!」

毅に毒を盛ったのは氷野さん…と言う話を慎太郎から盗み聞きした新(新便器)。早速氷野さんを問い詰めるとあっさり認めてしまうのですが、その氷野さんの口から、新便器が毅の実の息子ではないという、衝撃的発言が飛び出します。


新便器本人も否定はしてないので、まあコレは間違いは無いのでしょう。ちなみに新便器が毅の実の子では無い事を知っているのは、新便器本人と母親の清音(ババア)、そして氷野さんの3人。もしかしたら毅も感づいているかもしれないのですが、その辺の真意は不明。と、ここで新便器が…。


「なるほど、美彦に期待する者はいない
もし父上が己の血に拘るなら、世継ぎを慎太郎とする目があるか…」


ちょwwwwサラッと酷い事言ってるwwww


やっぱり美彦(若乃花)はその程度の扱いでしかなかったのか…ほっこり兄さん(´・ω・) カワイソス。



翌日。慎太郎は真智子の手引きで氷野さんの部屋に忍び込んでいました。この日は丁度ババアが氷野さんを伴って観劇に出かける予定になっていたので、部屋がもぬけの殻になったスキを見計らって、毒殺の証拠品であるトリカブトを見つけ出そうという魂胆です。


ところが、いっくら部屋中を探しても、肝心のトリカブトが見つかりません。すると突然「…どうです?探し物は見つかりましたかな?」という言葉とともに、「ぬう〜っ!!」という擬音とともに、まさかの氷野さんが登場!!


な、何故ここに…お前はババアと一緒に観劇に出かけたはず…と思いきや、ババアのお供には氷野さんの代わりに、新便器が付いて行ってたのでした。見事に新便器に先手を打たれた形です。



氷野さんは毅に毒を盛ったことをあっさり認めつつ、慎太郎に拳銃を突きつけ、色々とのたまいます。要約すると


「妾腹で末弟の慎太郎、テメーは今までどおり、目立たぬよう大人しく生きてれば良かったのに、長男として必死に努力してきた新便器を差し置いて爵位が欲しいとか抜かしやがって!
清音様にとってテメーは敵(かたき)の子であり唐房家の平穏を乱す元凶だから、この私がブッ殺してやるYO!」


と言っているのです。
ここだけ聞くと言い分がなんだか北斗の拳」のジャギ様みたいですなあ。それにしても目を「ギョロ!」と見開いた氷野さんの表情がおっかねー。


これに対し、慎太郎は爵位を巡る真摯な勝負に水指すな(゚Д゚)ゴルァ!」と、逆に氷野さんを一喝!!その瞬間、氷野さんは慎太郎の背後に、主である毅の姿がハッキリと見えてしまうのでした。


まるで、慎太郎がスタンド使いになったかのようです。…もっとも、毅はまだ生きてるんだけどな(w



こうして慎太郎の気迫に圧倒された氷野さん。おまけにさっきまで自分がブッ殺そうとしていた人物から、(ババア)に対する長年忠誠を感謝され、すっかり戦意をなくしてしまいました。さあ、後は慎太郎が氷野さんから拳銃を取り上げて、自首を迫れば一件落着…っと思いきや、次の瞬間氷野さんが、銃口を自らの口にくわえると、そのまま引き金を引いてその場で自決!!


実は新便器は昨夜のうちに、氷野さんに自決を迫っていたのでした。
その事を演劇を見ながらババアに告げる新便器ですが、「主人に毒を盛ったのはあなただと思っていました」「ふ、私は母上だと思っていましたよ」と互いに言い合いながら劇の終幕に拍手をしている光景は、かなりシュールと言えます。



そして…自殺を図った氷野さんは、盛大に血を吹き出して、その場に倒れてしまいます。






しかしこんな重大なシーンで「ビクッ」「ビクッ」なんて擬音が使われていると、まるでクリムゾンの同人誌みたいに見えてしまいます。
悔しいッ!!…でも感じちゃう(ビクンビクンッ)みたいな。
せっかく緊迫したシーンなんだから、もうちょっと空気読もうよ井上先生(w



とりあえず、次男のほっこり兄さんが、爵位争いから完全にスルーされていたことが、改めて判明したところで、次週へつづく。