(20160711) 彼岸島 48日後… 第83話「亡者」 

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



明さんは、途中で知り合ったショタの勝次(勝っちゃん)と共に、雅様の居る東京への行き方の手がかりを掴むため、芦ノ湖へ。そして芦ノ湖に浮かぶ海賊船で人間達を率いているもう一人の救世主・鮫島様というタコ頭のオッサンと出会い、意気投合。みんなで力を合わせて邪鬼・死神を撃退する事に成功します。
 そして明さん・鮫島様・勝っちゃん、そして途中で船から逃げ出してたネズミも合流して、鮫島様の弟・精ニが捕まっているという金剛様のアジトへの居場所を知っている、勝っちゃんの母親(吉川さん)の元へ向かうのですが…そこにいたのは、亡者へと変わり果てた母親の姿でした。



…ちくしょう!こんなのってアリかよ!!


今週の手品先輩の、助手の野郎にはガッカリだよ!!
催眠術にかかったチョロい先輩に、温泉に来てるという暗示をかけて、服を脱がせにかかった時は「おおっ」と思ったけど…その後急に日和やがって!!
てめェには心底見損なったぜ!このフニャ●ン野郎がああっ!!


まあ手品先輩のほうは8月に発売される単行本1巻での加筆に期待するとして、
…ちくしょう!このもやもやした、何ともやり場のない怒りを鎮めるためには、とりあえず今週の彼岸島でも読んでガハハと笑い飛ばすしかねェ!



…と思ってたら、何なんだ今週の彼岸島は…。
笑いどころがほとんど無くて、ただただ鬱展開じゃねェか…。
ちくしょう…勝っちゃんがつれェなあ。見ていて痛々しいなあ…。



途中、明さんが吉川さんが亡者になった事への説明を、クッソ適当な絵の図解で解説しているのですが







これはおそらく、過去の(ポンとかが)亡者になったシーンを入れれば手抜き…分かりやすくなるところを、それを良しとせず
わざわざ落書きチックなホンワカした絵を描いて、欝展開を少しでも和らげようとするポケモンGO先生ェの優しさなんじゃ!




変わり果てた姿の母ちゃんに向かって「こんな化け物母ちゃんじゃねェ!」と叫びつつ、拳銃を乱射したり、殴ったり蹴ったりする勝っちゃんが痛々しくて、もう見てらんねェ…!
…しかし相変わらず、勝っちゃんの狙撃テクが人間離れしすぎてて、凄ェ!



途中、母ちゃんが突然しゃべり出して、勝っちゃんに対して「あんたなんか産むんじゃなかった」などと暴言を吐きまくってるのも、勝っちゃんにつらい思いをさせないために、わざと悪ぶっているのかと思うと、つれェなあ…。


そういや、ポンが亡者化した時も、最初は悪態をつきまくってましたっけ。
あの時の明さんもつらい思いをしていましたが、勝っちゃんはまだ幼いガキんちょな上に、相手はかけがえのない母親。心情を察すると悲しいものが有ります。


最後は「それ以上くだらん事をぬかすと、たたっ斬るぞクソ女」と、明さんが義手ソードで一刀両断するんですが…
たしか亡者って再生能力がハンパねェから、丸太で叩き潰さねェといけないんだよなぁ…。
来週は更に欝展開が待っているんだと思うと、なんかもう…。




ちくしょうこうなったら、もう一度今週の手品先輩を読んで、すさんだ心をほっこりさせるしかねェ!(以下ループ)