19年もの長きにわたってヤングジャンプ誌上で連載されてきた「TOUGH」(タフ)。
9月末に新たな連載が始まるようですが「ううっ、そんなの待ってられねえんだ」というマネキンモブ(タフ愛好家の皆様)達のために、猿渡先生はこのたび3週にわたる短期集中連載をおっぱじめました。
今回の読みきりの主人公は「高校鉄拳伝タフ」「TOUGH」でも活躍したキャラクター・宮沢鬼龍。
「怪物を超えた怪物」「悪魔を超えた悪魔」「弱き者」「アホ不良中年」など数多くの異名を持ち、絶対的な戦闘力とIQ200の知性を兼ね備えた圧倒的猛者として君臨。破壊的な行動と強烈な言動で、主人公宮沢喜一の前に立ちはだかる最強最大のボスキャラとして君臨していました…かつては。
「TOUGH」終盤ではなぜか急激に劣化し単なるネタキャラと化してしまった感が有りましたが、それでも読者からは圧倒的人気が有り、 「TOUGH -タフ- 【猿渡哲也】スレ テンプレwiki」の人気投票では“ウエストを11cmサバ読みしていたメスブタ” 篠崎愛 と人気を二分するほどの絶大な支持を得ています(2012年8月9日現在)。
なお、鬼龍おじさんの詳しい説明については前述テンプレwiki内の「これまでの鬼龍さんの軌跡」ページにてまとめられていますので、そちらに目を通すとより理解できるかと思います(′・ω・`)
さて、今回の読みきりのタイトルは「Devils Devil(デビルズデビル)」。ストーリーは「人類が未知のウイルスに冒された近未来。荒廃した芸術の都・パリにおいて、悪魔が悪魔に襲い掛かる。前代未聞のサバイバルが始まる…!」との事。
なんだかストーリーだけ聞いてると、「バイオハザード」みたいなノリですね。鬼龍おじさんはゾンビみたいな人外とボボボッパンパンパンするのか…。wktk。
そしていよいよYJ発売日を迎えました。「あれから1ヶ月かぁ…嬉しいなぁ タフが打ち切り連載終了してから死んだように生きてきた 腹いっぱい立ち読みしてやるぜ」とワクワクしつつページをめくると…!?
新型ウイルス“H4Q1”という致死率99.9%という脅威をウイルスによって人類が滅亡。日本も真っ黒く染まってるので、たぶんキー坊とかも死んじゃっているものと思われます。まあ本編と関係ないパラレルワールドみたいですけど(′・ω・`)
鬼龍おじさんの第2の故郷とも言える華の都パリ。かつては人でにぎわっていたこの街も、すっかり人がいなくなり、その代わりにこの街を支配しているのは…。
な なんだあっ
何なんスか「NHM」(ノーヘアモンキー)ってwww てっきりゾンビ化したパリの人達と戦うのかと思いきや、思いっきり人外じゃないですかやだー! こういうのはGANTSやZETMANやテラフォーマーズのやることでしょうがっ
…まあ、ちょっとビックリしちゃったけれど、鬼龍おじさんの相手としては申し分無いッスね。TOUGHでラーメンと馬に敗北した事で地に堕ちた名声を、こいつらをボボボッパンパンパンする事で、少しは回復すれば…。
えええーっ!?
銃かよ!銃使っちゃうのかよ!
さらに愛車の鬼龍カー(フェラーリ)でNHMをひき殺したりとやりたい放題。
かつて鬼龍おじさんは馬との戦いの最中に、ベンツにひき逃げされていましたが、そのお返しと言わんばかりの轢きっぷりっスね。NHM(´・ω・) カワイソス。
派手に虐殺するのはいいんですけど、そこは灘真影流で戦わなきゃイメージは回復しないでしょうがっ!と突っ込みたくもなるっスね。
まあ一応最後に龍脚(ドラゴンフット)でNHMの首をへし折ってますけど。
というかこれ、展開がまんまバイオハザードなんスけど、…いいんスかこれって。
とはいえ、戦士にも休息が必要。誰もいないレストランで、サーディン(いわしの缶詰)とロマネコンティ(ワイン)で舌鼓を打つ鬼龍おじさん…なんてシーンもあります。
ロマネコンティと言えば、ジイちゃん(宮沢金時。鬼龍おじさんの実の父)が「死ぬまでに一度は飲んでみたいわぁ」とか言ってたワインじゃないッスか。最終回でいつの間にやら荼毘に付されてたジイちゃんですが、その夢は叶ったのかなあと考えたら(′・ω・`)となるっスね。
レストランで屁をこくおじさん…。一卵性双生児のおとん(宮沢静虎)は時々こういう表情しますけど、鬼龍おじさんがこんなギャグ顔見せるのって、何気に初では?
おじさんも歳をとってすっかり丸くなったんスかねえ。
最後は鬼龍おじさんがルーブル美術館で通気口?に隠れてたようじょを発見し、ボス格NHMがライオンの腕をグッチャグッチャ食ってるところで第1回はおしまい。
いやあ、なんというか猿先生らしいぶっ飛んだ漫画ッスね。よーく考えたら、殺人ウイルスとNHMってあんまり関係無くね?とか、そもそもこの漫画、鬼龍おじさんが主人公である必要はあんまり無くね?などなど、突っ込みどころがあるには有るんスけど、まあこの辺は猿先生がサービスで鬼龍おじさんを出してあげてるんだと思いましょう。
「人恋しいと切望している」鬼龍おじさんが、ようじょを発見して、ロリ属性に目覚めたらどうしようなどと心配しつつ、次回が楽しみッスね。