「月刊HERO'S」(毎月1日、全国のセブンイレブンとパチンコ屋さんで発売)で連載開始となった、井上紀良先生の「海傑エルマロ」。今月も書く事にします。
前回までのあらすじ
16世紀。「海賊王に俺はなる!」とかいう目標を持った大胆不敵で自由奔放な若きサムライ・カイリ(遼介顔)は、海賊の親玉・王直さんと意気投合し、船に乗せてもらう事に。明へ到着したカイリ達は「北斗の拳」のゲイラ様みたいな役人に絡まれますが、そのピンチを救ったのは、カイリの知り合い「雑賀露庵」(さいが ロアン。ヤムチャ顔)でした。
●今月はゲイラ様の上司の、また新しい敵のボスみたいな人が登場。この親玉さん、ヒゲを取ったら、「華と修羅」のハゲ真壁さんにソックリですね。
このヒゲ真壁さん、椅子にふんぞり返ってる背後に女をはべらせたり、全裸女体椅子に座ったりなど、「俺は女好きなんだぜイヤッフォー!!」とアピールをしています。でも…。
なんでしょうねえ。「華と修羅」のハゲ真壁さんが男色(ボーイズラブ)だったせいか、メチャクチャ違和感を感じずにはいられません。ここは無茶を通してでも、ホモキャラであって欲しかった(w
●一方その頃カイリたちは、へんぴな小班(シャオハン)島へ。露庵によると、この島にはメチャクチャ価値のあるお宝「聖王の杯」というレアアイテムが隠されているそうです。それを聞いたカイリと王直さんも一緒に聖杯を探す事になります。
でもって、このヤムチャ顔の露庵ですが、朝っぱらから連れてきた女と野外でセックルしたり、ヴェロニカ姐さんやお初にちょっかい出そうとしたりと、こっちも負けじと女好きって所をアピールしてます。女好きっていうか女ったらしですかね、これ。
そういえばドラゴンボールのヤムチャも終盤じゃしょっちゅう浮気してたな。初期は女が苦手なキャラだったはずなのに(′・ω・`)
ところが、この露庵が連れてきた女が、実はヒゲ真壁率いる役人から送り込まれた密偵であることが判明!カイリ達はヒゲ真壁達に目を付けられるハメになっちまうのでした。
なんてこった!結局コイツもヤムチャじゃねえかwwww露庵マジ使えねえええ。
お前も今後あだ名ヤムチャに決定な。
●ところで今回、何気に店長に再び出番が。王直さんが留守の間はコイツが船を管理してるんかな?ポジションがほんとロミオの店長と一緒だわ、コイツ。
あと、カイリが平戸で買ってきたトラ、まだ連れてきていたのか。てっきり亀屋の旦那と一緒に日本に置いて来たのかと思ってたのに。実はこのトラが伝説のトラの血を引く末裔なんたらかんたら、とかなんですかね、これって。
そんなわけで、つづく。
今月の「憑鬼の剣」
「週刊漫画サンデー」で連載している「憑鬼の剣」。おおっぴらに取り上げるつもりはないのですが、毎週読んだ感想をtwitterでは書いていましたので、せっかくだから、ちょっとまとめてみますね。
2012.01.10 12:34
今週の憑鬼の剣。今回はテッケンが相手の盾を破壊したりしてますが、依然バトル続行中。最近のコピー機先生の漫画では珍しく展開がゆっくり。特に突っ込み所はなかったですが、決着後、コロッセオの貴賓席にいた王妃のおばちゃんとの濃厚なセックルシーンがあるのか…?なんか昂りが萎えそう。
2012.01.17 16:05
今週の憑鬼の剣。足チョンパキター!この作品結構グロいぞ。エログロヴァイオレンス路線なのかコピー機先生。そして最後、テッケンが自分の名前「賢太郎」(ケンタロウ)がケンタウロスと勘違いされるシーン。なんか華と修羅の感想書いてる時に、慎太郎を新タオルと打ち間違えてた事を思い出した。
2012.01.24 15:32
今週の憑鬼の剣。どうやらこの漫画、敵と戦って勝利するとセックルが待っている…というテンプレ展開を軸に進んでいくみたい。でもグロ描写もエロ描写も生々しすぎるせいか、なんかイマイチ笑いに繋がらないところがやや勿体無く感じる。YJぐらいの適度な描写の方がギャグ的には丁度よかったのかも。
2012.01.31 16:08
今週の憑鬼の剣。今週は剣闘士に色々なタイプがいるとか、ローマ時代の女性はパイパンばかりだとか、全体的に説明中心の回。個人的には視界の悪い兜から見える敵の姿が、思いっきりコピペっぽくて吹いた。あと「ウオォォーッ!」と叫んでるコロシアムの観衆に遼介が紛れ混んでそうで一々吹く。
1か月分を抜き出すと、こんな感じですね。
どういう理屈か分かりませんが、ローマ時代にワープした主人公の鉄賢太郎(テッケン)は、このまま日本刀片手に剣闘士として戦うってストーリーに落ち着くんですかね。
そして、バトルの後には「昂ぶりが鎮まらんのだ!」と、ローマ時代の女性との、濃厚でハードなセックルが待っている…と。なんだかエロゲみたいな展開だ(′・ω・`)
「海傑エルマロ」の主人公カイリは、どっちかと言うとラッキーマン要素が強くてなんか大物感があるという「夜王」の遼介タイプの主人公像ですが、「憑鬼の剣」主人公テッケンは、「華と修羅」の慎太郎のルックスに、新(新便器)の剣の腕、そして美彦(ほっこり兄さん)の性欲を併せ持ったタイプ…といった所でしょうか。
あとは、掲載誌の違いからなのでしょうか、グロ描写やセックルシーンが、かなりハードだな、という印象を受けました。一応今月の「海傑エルマロ」でも、グロいシーンやセックルシーンは描かれてるんですが、こっちはずいぶん控え目に抑えられています。また、「夜王」や「華と修羅」と時代に比べると、チ●コもずいぶん生々しく描かれていますし。
テッケンはローマ女とセックルする際、第1話に出て来た「美智火」(みちか)という婦人警官の名前を叫びながら行為に及んでます。美智火の事を想って替わりに…のつもりなんでしょうが、いかんせん第1話では美智火との恋愛描写はほとんどなく、むしろハードなセックル描写のインパクトが強すぎる為、テッケンと美智火って、肉体関係しかない只のセフレじゃね?という印象しか受けませんね、なんか。この辺の考えは実にほっこり兄さんっぽくて滑稽ですが(′・ω・`)