「月刊HERO'S」(毎月1日、全国のセブンイレブンとパチンコ屋さんで発売)で連載開始となった、井上紀良先生の「海傑エルマロ」。先月に引き続いて、今月も書く事にします。
前回までどんな展開だったってのは、このあたりを見ていただければわかると思いますが、要約すると。
前回までのあらすじ
16世紀の長崎・平戸。大胆不敵で自由奔放な若きサムライ・カイリ(遼介顔)が「海賊王に俺はなる!」と、どっかのゴム人間みたいな事をのたまいながら、遊女達を引き連れて、お宝と船を求めて海賊船を襲撃。海賊の親玉・王直さん(の名を語るニセモノ)をぶった斬って勝利!お宝と船をゲットだぜー!って事で、遊女達&戦意喪失した王直さんの部下達と酒盛りをおっぱじめるのでした。
というワケで今月の感想です。前回やられた王直さんが意識を取り戻す所から始まります。
…あ、王直さん生きてたのか。てっきり第2話で斬り殺されてたのかと思ってた。しかし目を覚ましたら、自分の部下と敵が一緒になって酒盛りしてるんだから、王直さんはさぞやビックリしたでしょうなあ。
その光景を見てビックリした後、そりゃ王直さんはブチ切れます。「ざけんな(゚Д゚)ゴルァ!て言うかテメーら(部下達)何やってんだそこのラッキーマンぶっ殺せYO!やる気がねえんなら漏れ一人でも戦うZE!」などと、カイリをブン殴ったりして最初は暴れまわってた王直さんでしたが、カイリがなだめすかして酒を酌み交わしているうちに、すっかり意気投合。結局カイリは王直さんの仲間に加わることになりました。デレた!王直さんがデレた!!
ちなみ現在の王直さんはニセモノというよりは、2代目って扱いである事が判明。先代(本物の)の王直が処刑され、でも大っぴらには王直が死んだとは言えないって事情もあるので、仕方なく2代目の王直と名乗ってるってワケです。でもこの王直さんも、部下達からはやたらと慕われてるようで、どうやらタダの悪者ってんじゃないみたい。
しかし仲間に加わったとたん、完全にカイリに主導権を握られちゃう王直さん(´・ω・) カワイソス。
というわけで、この後はいよいよ航海!そしてここでヴェロニカ姐さん(どうやらスペインの美女らしい)以外の遊女達は退場することになりました。
まあ別れ間際にカイリが王直さんから前借りした賃金(財宝)をみんなにプレゼントしてあげたから、まあこれで満足でしょう。王直さん完全に金づる扱いで(´・ω・) カワイソス。
ついでに亀屋の旦那ともここでお別れか…。ほっこり兄さんポジションを期待してたのに(w
ところがここで「やっぱ私も連れてってー!」と、カナヅチ遊女のお初が海に飛び込んで船を追いかけます…って、海に飛び込む前に服を脱ぎだし、全裸!!ここで早くも乳首券キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
もっとも「華と修羅」じゃ乳首券どころか、チンポコ券やセックル券も解禁しちゃってるんですけどね。しかも1話目から。
最初の第1話〜第2話でエロそうな描写をしなかったのは、朗読するAKB48に配慮してのことなんですかね。そんな事しなくてもいいのに(汗)
何とかお初も救出し、船に載せたところで、カイリが「海賊王に俺はなる」じゃなかった、「さァ―――て!面白くなりそうだなこれから!!」と決意を新たにし、やっぱり完全にカイリが仕切っちゃってて誰がリーダーやねんというところで、次回へつづく。
あ、そうそう。そういえば王直さんの部下の中に、どっかで見た事あるヤツが…。
店長!店長じゃないかwww
井上先生の代表作「夜王」に登場した、ホストクラブ「ロミオ」の店長と同じツラしたヤツが、まさかの登場。そうか、コイツの子孫が歌舞伎町でホストクラブの店長をやるのか…なんだか胸熱ですね。
とりあえずコイツのあだ名は次回から「店長」ってことで。
結局、今月も「夜王」「華と修羅」の時に感じた、爆発的な勢い(シリアスな笑い的な意味で)はまだまだ物足りない感じがしますけれども、作品のストーリー自体は壮大で面白そうな感じなので、ギャグ抜きで楽しみです。
とはいえ、以前のキャラのコピーキャラが出てきたり、乳首券を発行したり、だんだん井上先生とコピー機も、エンジンがかかってきたようです。
今後が(別の意味でも)楽しみで、今から昂ぶりが鎮まらんのだ!!