(20110630)今週のカウンタック #275 QUIRK OF FATE

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。

 舜が小学校時代に描いた、「21世紀の未来世界」をテーマにして描いた「夢のクルマ」が浦島のじっちゃんの手によって、「アルティメット・ラン」という、謎のレースに出場するためのマシン「メビウス」のボディデザインとして採用される事になりました。「アルティメット・ラン」アメリカ予選へを勝ちあがった浦島のじっちゃんですが、ケガをしたため決勝戦に出る事が出来なくなりました。そこで舜が決勝戦メビウスのドライバーになる事に!!
そして舜はメビウスを自分の手足の用に操り、見事優勝。対戦相手だったイオタのドライバーとがっちり握手をして、レースは幕を閉じたのでした。



しかし、優勝したからと言って何にも賞金や賞品が出ないのがこのレース。結局舜に与えられたアルティメットランの優勝祝いは、浦島のじっちゃんからの「おめでとう!」という電話一本と、早乙女ちゃんからおごってもらった“とん骨ラーメン”だけ。


舜はこれだけ頑張ったんだから、早乙女ちゃんは舜の為に、個人的にひと肌脱(ry があってもいいんじゃ無いかって気もしますが…。

まあここは、梅さんが描いてないだけで、見えない所ではちゃんと早乙女ちゃんとの熱い夜(ドライビングシーン)があったに違いない…と、脳内保管をしときますか(;´Д`)



 さてそれはそれとして、アルティメット・ランから数日後。世界中にその名を轟かせているスゴ腕F1ドライバー「クリストファー・ギルバード」が、突然の引退を発表。世界中のモータースポーツファンに衝撃が走ります。


しかも引退会見では引退の明確な理由を示さなかったため、その真意は謎に包まれたまま。
そして最後にギルバードは「オレ世界一速いレーサーじゃねえから!運命の悪戯でここにいるだけなんだよクソッタレー!」と言い残し、右手でバイバイの仕草をして記者会見場を後にするのですが…。おや…?その右手甲の傷跡は…?



 勿論早乙女ちゃんがそんなシーンを見逃すはずがありません。巨大モニターの前で「ホラこの右手の傷!これイオタのドライバーの右手の甲にあった傷と一緒だYO!だからイオタのドライバーの正体はクリストファー・ギルバードだYO!!」などと、浦島のじっちゃん相手に力説するのでした。

すると、浦島のじっちゃんは…。


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   ∨| ヘ`<=''~   弋ッ-ミ'''テ~ナ/    |ー― \/ ´ ̄| 「 ̄`  |   | \/
    〉'| | ト、   i{   ,..`二/ =|/''′     |__ /\ 匚]__ !__,  |_ |  __/
   //ヽヽぅ   ヽ     {   =|
   //匚 ̄]〕       丶,-‐ ,>      ( そ の と お り で ご ざ い ま す )
  /´r┐|__,|ト、       、____`7´
__人..二.」'   l>、    ヽ`,二/
     ´"''ー-?_\  ∠三ノ
―-、__        ``ヾニ='′
     `ヽ      /、
       |‐- ...__   /ヽ\_
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浦島のじっちゃんは、独自にアルティメット・ランの主催者側に、イオタのドライバーの正体をしつこく聞いた結果、絶対秘密を条件に教えて貰った…とのこと。自分の知らない所に、自分より速い男がいたと言う事を真摯に認め、それが引退の引き金になったのでは無いかと推測します。



しかしそんな重大な真実は、もちろん舜の耳には入らないよう、絶対秘密とされ、その替わり浦島のじっちゃんは、レースでわかったイオタの詳細なスペックが書かれた資料を示し

浦島「“メビウス”と“J”(イオタ)の性能は、ほぼ互角!
派手なスピンをした事を考えれば、空山くんの完全勝利じゃ!
彼は…“本物”だ!!」


その事を早乙女ちゃんから伝え聞いた舜は「いやいやいや〜」などとテレまくっちゃうのでした。こうして、真相は闇の中に葬られたわけですね。大人ってずるいね。



まあよくよく考えてみれば、3周目でスピンした舜がイオタに勝ったって事は、逆に言えば、スピンさえしなかったら、本来なら舜がぶっちぎりで完勝してたワケですからねえ。
しかもスゴ腕F1ドライバーが、その編のショボいサラリーマンにガチで勝負して、負けたわけですし。


某格闘漫画で例えるならば、「怪物を超えた怪物」と恐れられ、かつては「地上最強の生物」と同ランクの位置づけにいた、絶対無敵の男が、そのへんのザコ臭丸出しのラーメン屋とか馬ヅラのオッサンに、完膚なきまでに敗北するようなもんか。


そりゃギルバードさんもショックで引退するわな(′・ω・`)
担当編集から 「弱き者」 とアオリを入れられたり、四玉潰されて車に跳ねられる前に、とっとと引退したギルバードさんはマジで懸命な判断っスね。



まあ個人的には、最後の方で早乙女ちゃんが

早乙女「私はわかっていますよ!
世界中の誰もが信じてくれなくても…
私は…空山さんの“実力”をわかっていますから!!」


などと必死に舜にアピってるシーンを見た時、ああこれもうコルベッ子たんの入る余地全然無いんじゃね?と思った所で、次週へつづく。



Q:仕事の合間の「癒し」はなんですか?
A:ボ〜〜〜っとすることです。映画を観てきました。