扉絵キャッチコピー
「怪物はひた走る。栄華への道行きを。」
柱文
「真実を知った美彦のとった道は…?」
「悪魔の本気…!」
3人の息子による唐房家の次期当主争いは白熱さを増す一方。そんな中、長男・新(新便器)の出生の秘密を喬子から聞かされた美彦(ほっこり兄さん)は、意気揚々と平賀(鶴瓶師匠)の屋敷へ向かうのでした。
美彦「喬子よ…悪がはびこるのは今日で終わりだ
私は必ずや平賀から推薦状を貰って戻って来る、そして侯爵へとなる
最後に勝つのは何があろうとも正義!悪であってはならんのだ!」
おお、今日のほっこり兄さんは、今までとは一味違うっぽいぞ!!しかも「喬子が味方で良かった」などと、喬子への感謝も惜しみません。やだこの豚彦カッコ良い…。
さてその喬子。口では「わたくしは美彦様のお側にいられればそれだけで…」とか言ってますが…。
喬子(金!金!金!
美彦よ、今まであなたの面倒を見てきたその対価、安くはおさまりませんよ!)
どんだけ野心まみれなんだよ喬子www
「金!金!金!」とか、カイジや嘘喰いの世界じゃんか、それじゃ。
そして…。鶴瓶師匠の屋敷に到着。鶴瓶師匠が書いている推薦状の文面には「唐房美彦殿ヲ唐房家当主ニ推薦ス」の文字が!やりました!ついにほっこり兄さんも推薦状ゲットだぜ!!
さあコレで3人が横一線で並んで、分からなくなりましたよ!wktk。
「しっかし、よく見りゃ2人のツラが似てるとは言え、あいつらが実の親子とか全然気付かなかったよ。テヘッ☆」「まあ無理も無いよねー。漏れも喬子に言われるまで気付かなかったしー」などとこれからの事について算段していたその時。突如鶴瓶師匠の庭先に一台の車が登場!現れたのは…なんと新便器と喬子!!
そしてほっこり兄さんの見ている前で、2人は濃厚なディープキス!!
美彦「私の…私の喬子が…兄上と…
きょ、喬子!何故だ、何故そのような!!!」
まさかの展開に、ほっこり兄さんは狼狽。「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」という叫びも、虚しく響くばかりです。
喬子「ああ!これが……これが新様の接吻!
犬が舐めるような美彦とは、全て違う!!」
新便器のキステクニックに、喬子はもうメロメロです。
「この女…陥落(おち)たっ!!」という誰かさんの叫びが聞こえてくるかのようですね。
「犬が舐めるような」接吻って…ムツゴロウさんが「よぉしよしよしよし…」やってるんじゃないんだからwww
しかしエロテクニックでも新便器に劣るとか、もう完全に勝てるところ無いじゃんかほっこり兄さん!哀れ過ぎる。
とはいえ、次期当主のためには、こんなそそる顔(マニアックな趣味の)おばちゃんともディープキスせにゃならんとは、新便器も大変だなあ。
新「私は美彦を理解しておる
言葉なぞ不要、これだけで奴の愚かさは暴走を始めるだろう」
その新便器の言葉どおり、言ってるそばからほっこり兄さんと鶴瓶師匠が仲間割れを始めだしました。
平賀「ああ!何をする返せ豚!」
美彦「この禿えええ!!!」
平賀「豚が触るな、それは当家の家宝!」
何という低レベルな罵りあいwww
2人のテンパり具合がアレ過ぎて、もはや笑うしかありません。
2人の醜い争いは、ほっこり兄さんが「せめてこの推薦状だけは頂いて行く!」などと言い出したため、推薦状の奪い合いに発展。
そしてエキサイトしたほっこり兄さんは、近くにあった日本刀を手にとって、そのまま…!!
美彦「きょえええええ!!」
その後、唐房家の屋敷の前では新聞記者という名のマスゴミどもが騒ぎ立てています。
どうやら、鶴瓶師匠を斬り付けたほっこり兄さんが、逃亡した末に警察にタイーホされた模様。
なんてこった!豚がブタ箱に入れられたよ!!
知らせを受けた慎太郎が、血相変えて新便器の部屋に飛び込んで「マジかYO?」と尋ねて来ますが、新便器は涼しい顔で落ち着きを崩さず、坦々とスーツを着ています。
新「爵位の返上?馬鹿なことを…
これほど世間の目が唐房に向けられるのはいつ以来か!
今が唐房の名を、唐房新の名を売る絶好機!
見ておけ…奴らが私を崇めるのはすぐそこだ!」
この大ピンチの時に「その崖っぷちが、最高のチャンスなんだぜ!!」と、まるで松岡修造みたいな事を言い出す新便器。カッコイイというか、存在感が圧倒的過ぎます。今週だけ読んだら、まるで新便器がこの漫画の主人公みたいです。慎太郎涙目。
…って、なんでこのシーンで新便器は、わざわざ服を着てるんだ?そう思って前のページを読み返してみると、新便器たちが鶴瓶師匠の屋敷を去る時に、喬子に「続きは屋敷の私の部屋へ」とか言ってますね。という事は…まさか、ヤったのか?喬子とヤったのか!!
慎太郎は「私は美彦兄とは趣味が違うから喬子じゃ反応しない」と拒否ってたのになあ…。律儀と言うか何と言うか。新便器さん、いろんな意味でパネェっす!!
さすが肉便器・霧崎京一郎の先祖なだけの事はあります(′・ω・`)
しかし、先週九鬼男爵(九鬼便器)をあっさり3話で退場させたと思ったら、今度はほっこり兄さん(目覚めた怪物)までもがあっさり退場とは…まったく、怪物眠るの早ええんだよwwwww これじゃ「キングダム」の激辛将軍といい勝負じゃないか!!
ここまで情け容赦ない展開とは、谷本先生の豪腕振りには恐れ入るばかりです。
もっとも、あまりにも急展開過ぎて、打ち切り臭もハンパないんですけど、大丈夫なのかこの漫画は。
しかしこのままほっこり兄さん退場と言うのは、あまりにも勿体無い気がしてなりません。個人的には、収容先の刑務所で大暴れして、2トンを運べる怪力を誇る倉田さんとかを仲間にして、刑務所を乗っ取り。復讐のため唐房家を襲撃する…!!という胸熱展開を期待しちゃいたいんですが…流石に無理かなあ(汗)
「きょえええええ!!」が最後のセリフとか、寂しすぎるよほっこり兄さん・゚・(ノД‘)・゚・