(20101222)今週のカウンタック #256 The wind blows where we wish!!

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。

 舜が小学校時代に描いた、「21世紀の未来世界」をテーマにして描いた「夢のクルマ」が浦島のじっちゃんの手によって、「アルティメット・ラン」という、謎のレースに出場するためのマシン「メビウス」のボディデザインとして採用される事になりました。こうして舜とじっちゃん2人の夢を乗せ、いざメビウスは「アルティメット・ラン」アメリカ予選へ!!
…浦島のじっちゃんの操るメビウスは、見事一着でゴールし予選突破。ところが小石につまづいたメビウスはバランスを大きく崩し、じっちゃんごと宙へ舞う…!!メビウスは安全しようのため、クラッシュしても無傷で済んだものの、メビウスから降りる際、ガードレールでコケて右手足を骨折してしまいましたとさ。



じっちゃんの骨折が完治するまで、決勝戦を延期して欲しいと、アルティメット・ランの運営と、同じく予選を勝ち上がったイオタ側(サイド)に働きかけている浦島のじっちゃん。ところが早乙女ちゃんから伝えられた、イオタ側の返答は――?


             ___,,,,,..... -一ァ
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ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、   ,..:'.:'"    .: ,!
   ``ヽ.、_ ¨`  ,:'      (_r:,!
       ``ヽ.、..    ノr;ソ~,!
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                 ``ヽ,!

浦島「しかしイオタ側にしてみれば…当然の返答だろう!
勝負ごとには目に見えない“流れ”や“風”がある!
レースを延期する事で…自分に有利に働いていた“流れ”や“風”が変わってしまう可能性もあるからな!」


↑じっちゃんはこんな事を自分で言い聞かせていますけど…まあ、そもそもじっちゃんが骨折した原因は、メビウスがクラッシュして負傷したわけじゃなくて、車を降りる時にコケて骨折した“だけ”に過ぎないしねえ。つまり、レースとは関係のない、いわば自業自得。


イオタ側からしてみれば「レースに関係無い所で勝手にコケてケガしたくせに、レースを延期しろだのと、偏差値の低いこと言ってんじゃねー!」とブチ切れているのかも(′・ω・`)



とは言え、アクシデントで勝負すら挑めずにリタイアしてしまうのはやっぱり悔しいもの。浦島のじっちゃんは眉間に皺を寄せ、拳をギュッと握り締めてプルプル震わせながら「外の空気吸ってくるぜファック!」と舜と早乙女ちゃんに言い残して、病院の廊下の奥に消えて行ったのでした。


そんなションボリしたじっちゃんの後ろ姿を見た舜は、思わず早乙女ちゃんに漏らします。「できるものなら…オレが替わって走りたい!!」と…。


舜「ちょっと失礼だけど…浦島さん、あの年齢で“勝負”(レース)に挑戦するなんて、すごいな〜〜と思って…
しかも、賞金もトロフィーも何ももらえないレースで…ただ“誰よりも速く走る”ためだけに…まさに“命をかけて”さ!
なんか…カッコいいなって思って!
オレも無償に走りたくなったんだ
“誰よりも速く”!!!本気で“レース”が…本気で“勝負”がしたいと思ったんだ!!」


おおお、何だか久しぶりにカッコ(・∀・)イイ!! ぞ舜。


でまあ、そんな話をいつの間にか戻ってきていた浦島のじっちゃんがしっかり聞いており、舜にあらためて意思表示を確認。結局「キミが私の替わりに決勝レースを走ってくれるなら、私にとってもメビウスにとっても本望じゃ」と言う結論に。



こうして、ダメ元で主催者とイオタ側に、ドライバーチェンジを要請する事になりました。結果は…あっさりOK。イオタ側は「俺達は誰からの挑戦も受けて立つぜクソッタレー」とのこと。



…というワケで、大方の予想通り、舜とイオタが戦うという展開になっちまいました。なんというベッタベタな流れ(′・ω・`)


…あ、そうそう。「そう言えばメビウスが、予選でクラッシュして大破していた様だが、大丈夫か?」と思った読者諸兄も多いかと思われますが、浦島のじっちゃんによると「(メビウスはもう一台用意してあるから)大丈夫だ、問題ないそうです。
何というご都合主義展開。まるで彼岸島みたいなノリですなあ。なーんか。



Q:今年一年を振り返って、一番印象的なニュースは?
A:宇宙戦艦ヤマトの実写映画化です。
ゴッホ展で“あおむけの蟹”という作品に惹かれました。