(20090924)今週のカウンタック #208 今際のありがとう

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。

 三重県のド田舎にある、世界に3台しかない幻の「ウルフカウンタック」を持つ株長者の元引きこもり神谷聖(暗井くん)のお婆ちゃんが危篤状態だと知り、暗井くん達は名古屋の病院までウルフカウンタックで高速をカッ飛ばしていたら、スピードの出し過ぎで警察こと無敵の国家権力様にとっ捕まってしまいました。運転を変わった舜は、タイムロスをカバーすべく、よせばいいのに再び爆走!警官(ポリ)の奔田(ホンダ)さんも、敢えて赤灯とサイレンを使わず、実力でとっ捕まえるという、まさに国家権力に反抗するような展開に。なんというロック!!



 暗井くんのために、ウルフカウンタックを爆走させる舜。赤灯&サイレンを鳴らすパトカー、フェアレディZをも振り切る勢いです。そしてついに…。


「無理だな…あの目は―――死んでもアクセルをゆるめない“走り屋”の目だ!
これ以上の深追いは危険―――いや、オレの負けだ…!!」


 結局フェアレディZを操る警官(ポリ)の奔田さんはウルフカウンタックを追っかけることを諦めててしまいます。これはまさに、無敵の国家権力が“ロック”に屈した瞬間!!と言えましょう。



そして舜と暗井くんは病院へ到着。付き添いの叔父さんによると、おばあちゃんはまだ生きているものの「いつ逝ってもおかしくない」とのこと。昏睡状態のおばあちゃんに、暗井くんは過去の暴言を謝り、訴えかけると、なんとおばあちゃんは意識を取り戻し、瞳からは涙が。そして―――。


「おばあちゃん―――!!うわあああ――――――」


で、その頃舜は病院の廊下で待機していると、さっきまで追いかけていた警官(ポリ)2名が登場。病室から漏れる暗井くんの悲しみの咆哮を耳にして、彼らはさっきまで暗井くんが言ってたことが真実(マジ)であった事を悟り、ちょっとビックリしてます。すると…。


「お巡りさん―――オレは逃げも隠れもしません…
危険な走行(はしり)をした罰は…何でも受けます
でも、あの時アクセルを踏み込んだ自分に―――
後悔はありませんよ!」


おおおお、舜がなんだかカッコいい事を言っているぞ。この発言を受けて、警官(ポリ)の奔田さんはどういう返答を行うのか?つづく。


巻末コメント
Q:仕事場にある(いる)珍しいモノは?
A:スパイラル型の蛍光灯。