女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。
大阪に出張に行った舜がついでに立ち寄ったのは、三重県のド田舎にある、世界に3台しかない幻の「ウルフカウンタック」を持つ株長者の元引きこもり神谷聖(暗井くん)の実家。すっかり引きこもりの面影が無くなった暗井くんは、舜に峠で自分の走りを見せていると、両親から電話で暗井くんのお婆ちゃんが危篤状態だと聞かされ、名古屋の病院までウルフカウンタックでかっ飛ばす!!のですが…。
危篤状態のおばあちゃんのいる名古屋の病院へ向かうため、高速をカッ飛ばす暗井くんたち。しかしそんな彼らの後を追ってくる存在が一台…。やっぱりこないだ写真で出てきたすごいパトカーでした。
…そしてあっけなく追いつかれ、捕まってしまったウルフカウンタック。
まあ相手は「無敵の国家権力様」ですからねー。さすがの舜たちも、彼らに逆らうほどのムチャはやらかさないか。暗井くんはともかく、舜はれっきとした社会人ですし(汗)
そして高速の脇に誘導され、警官(ポリ)から職質問タイムを強要されるハメに。ちんたらやってる警官(ポリ)どもに痺れを切らせた舜は「ばあちゃん危篤で病院に向かう為、カッ飛ばしてたんだクソッタレー」と事情を説明するんですが…。
「なるほど…みなさんきまってそう言うんですよ…」
な…なんてひでーやつなんだ!!まあ向こうからしてみりゃそういった言い訳してくる連中なんてザラにいるんでしょうから、こういう返答してくるのも無理は無いんですが、それにしたって空気読まなさ過ぎだ。まったくこれだから、梅澤ワールドの警官(ポリ)どもときたら、役立たずばかりだぜ、ファック!!
そして警官(ポリ)が「わーったわーった、じゃあ何病院の何号室か言って見ろ(゚Д゚)ゴルァ!」などと、まったく信用しきってない表情で言い出すと
「名古屋第七メディカルセンター、
A棟305号室だ――!!!」
ブチ切れ寸前の暗井くん。拳をぎゅっと強く握り締め、いまにも警官(ポリ)を「うるァー!!」とブン殴りかねない勢いです。
まあ、(ウルフカウンタック以外に)失うものが特に無い、株長者の暗井くんならともかく、ショボい給料の会社とはいえ、企業戦士の端くれである舜にとっては、ここで警官(ポリ)に逆らおうモンなら大問題。果たしてこの(社会的)ピンチを前に、舜はどう切り抜けるのか。そして暗井くんのおばあちゃんの死に目に間に合えるのか!?つづく。
巻末コメント
Q:あったら欲しい秘密道具は?
A:自分の愛車をトランスフォームさせたいです!