デトロイト・メタル・シティ TRACK32「SATANIC EMPEROR.1」


今号のヤングアニマルにも書いてありますが、「デトロイト・メタル・シティ TOWER RECORDS刻印(サイン)会」の動画などが、HP上でアップされていたりします。

 なるほど。動画で見てみるとなかなか強烈なインパクトですねー。ここに参加できて本当によかった(w

 

 さて本編。いよいよ、世界中の超過激なデスメタルバンドを集結させ、開催される地獄の祭典「サタニック・エンペラー」が行われようとしています。
 クラウザーさんの世を忍ぶ仮の姿・根岸達が富士の樹海を彷徨うこと数時間…。ついに会場に到着です。



 富士の樹海の中でひときわ存在感を示す、魔界の入口では、ジャック・イル・ダークの顔がお出迎え。「一般入口」の他に「前科者専用入口」「指名手配者専用入口」が用意されているところが、実に猟奇的です。シャッチョさんたちはもちろん「前科者専用入口」に…って、カミュさんの世を忍ぶ仮の姿・西田はなぜか「指名手配者専用入口」に入ろうとしてる所が笑えます。おいおい、なにやらかしてんだコイツは!?


 ようやく「関係者入口」を見つけたので、パスを付けて入場する根岸達。会場内にはいろんな屋台が軒を連ねて、お客さんでごった返しています。どんなのがあるのかと言うと…。

クラウザーさんの大好物 寅の脳みその煮込み」
「デズムの汚物」
「鉄パイプ・チェーンソー」
「戸籍売ります・買います」


 さすがイカれたメタルバンドが集まる場所で出展している露天。非合法モンばっかりだ!!そしてまたしても西田が戸籍売り場に並んでいるところが心憎いなあ(w


 そして会場のいたるところで、参加するバンドのファンたちが盛り上がって興奮し始めております。そしてもちろん、いつものようにDMC信者達もたむろしていて、 「ゴートゥDMCと声を張り上げているのですが、その中にある人物を発見して、根岸は驚愕!!



 なんと根岸の弟・俊くんの姿がここに!!しかも東京のDMC信者たちともすっかり馴染んでいます。

 根岸は以前大分に帰省した時、DMC信者に染まって勉強も家の手伝いもしていない弟を見かねて、クラウザーさんとして弟を改心?させたのですが、DMCへの熱意は衰えるどころか、さらに勢いを増しちゃってました。
 そして髪型は以前クラウザーさんが「かなりの上級デスメタルヘアー」とおっしゃっていた「公然猥褻カット」(マッシュルームカット)に!!しかし髪の色はピンク色に染めております。

 どう見てもペニスです。本当にありがとうございました。


 さらに見つけたタトゥー屋で、俊くんが「顔に裏スジのようなタトゥーを入れてください!」などと言い出しちゃったからさあ大変。


「キャヒ――― この公然猥褻カットは喜んでいただけるぞー
クラウザーさんに生まれ変わった俺を見てもらうんだー」


 親からもらった大切な体に、あんなタトゥーを入れようとするほどバカだったなんて…と、弟のバカさ加減にあきれ果てる兄・根岸。
 こんなタトゥー入れちゃったら大分のお母さんが悲しんじゃうので、兄として弟の暴走を止めることに。
 でも俊くんに自分がここにいることがバレたらマズイので、顔を隠し、タトゥー屋で順番待ちをしている俊くんの肩に触れ、接触を図ります。


「ふ、振り向くでない…今は貴様に伝えたいことがあり
人間に憑依し、降臨しておるのだ…」




 人間に憑依できるとは、スゲえぜクラウザーさん!!


 さて、根岸の体を借りたクラウザーさんは、俊くんに正しい「公然猥褻カット」のレクチャーを行います。


「いいか、本来デスペニスとは
経験豊富で百戦錬磨の重厚感ある黒いペニスの事をいうのだ…
しかし、貴様のそれは血管ムキ出しでイキリ立ち…しかも真っピンク

貴様の公然猥褻カットは童貞丸出し!!
思春期早漏ヘアであるわ!!」


 図星を突かれて顔を真っ赤に恥ずかしがらせながら、俊くんはドピュッと走り去っていきました。これで俊くんもタトゥーをやめて黒髪に戻すはず…。

 もっとも正しい公然猥褻カットな兄貴も、まだ童貞なのですが(w



 さて、弟を改心?させたところで、根岸の前に「サタニック・エンペラー」の主催者であり、ジャックの娘「ケニー」が登場。クラウザーさんの正体が目の前のゴボウ男であると父ジャックから知らされていたケニーは、根岸を出演者テントに案内します。


 テントにやってくると、資本主義の豚・梨元さんがお出迎え。梨元さんは今回のイベントのために、シャッチョさんから新しい衣装を与えられたそうで「社長が私みたいな豚に物を買い与えて下さったコトが嬉しくて…」とすっかり上機嫌。


 すると根岸達の前に、2人組の外国人が姿を現しました。



 彼らはDMCと同じ時間にステージに上がる、フランスのメタルバンド「ポアゾン。根岸は友好的に…と、大学でかじったフランス語で挨拶しようとしますが、全く相手にされず突き飛ばされ、梨元さんを「汚い豚」などと罵倒しまくります。

 そしてポアゾンのメンバーたちは、自分たちのバンドのパフォーマー「ナポレオン」を根岸達に紹介します。



資本主義の豚・in FRANCE!!


うん。すごく優雅で高級感溢れるその見てくれは何なんだ(w 


 そして迎え撃つ梨元さんも、水から名乗り出て自己紹介をするんですが…。


なんか無駄にカッコいいぞ梨元さん!!


 しかしそんな梨元さんを、ポアゾンのメンバーは「ヒャーハハハ、何言ってんだこの駄豚は!!」と罵倒。ナポレオンも鼻で笑ってます。
 いたたまれなくなった根岸は楽屋に飛び込み、クラウザーさんのメイクを開始します。


「たしかに梨元さんはもうオジサンで太っててハゲてる、加齢臭だって凄い!!
でもアイツは誰よりも豚の仕事に誇りを持っている
豚は見た目の美しさじゃねえ!!
ちょっとオレがフランスに憧れてると思って調子にのりやがって…」



「今日でフランスは俺が潰してやるわ!!」


ジャック・イル・ダークと対バンした時は、額の文字が「KILL」と英語になってましたが、今度は「TUER」とフランス語!!

さすがクラウザーさん、博識だー!!


ついに開幕する「サタニック・エンペラー」!!DMCは数ある世界のメタルバンド達を制するコトが出来るのか!?
そして、日仏豚対決にも注目だ!!


なお、次号は若杉先生銃撃戦のため、お休みですorz



若杉公徳先生の巻末コメント
「最近は芸能人の女とばかりやってます。」