「斬」第十八太刀「はじまり」 〜斬念〜


斬が…終わっちゃったよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・


第1話のカラー扉絵を見た時は、 「ヤバい!!」という印象しかなかったけど、読んでくうちに香ばしくていいネタ漫画に見えてきた。
それだけに終わるのは悲しいなあ。


じゃあ今週も(というか最後だけど)、突っ込みどころを挙げてみよう。



●扉絵(418ページ)



最終回だってのに、緊迫感のない食事シーンを持っていく当たり、杉田先生の「並みの手練じゃない」手腕ぶりが分かります。

緊迫感溢れる本編とはかけ離れたシーンを扉絵に持っていくところで、読者にメリハリを与えようとしているわけですな。


斬の飲んでるお茶が「ほーい、ん茶」アラレちゃんを意識してる小ネタとか、貫木の巨大おにぎりとかがナイスポイントです。

ちなみに刺々森君がその上でタバコ吸ってるのですが、あの位置からだとタバコの灰が、貫木の巨大おにぎりの上に落ちると思う。

なお、刺々森君の右隣に置いてある物体が、酒ビンだと気づくのに5秒かかった。
最初、カラーバットかと本気で思いました(w



●419ページ。
貫木・月島さん・刺々森君会話シーン


無事だったようだなと貫木に言われて「うん!この通り!」と答える月島さん。
このセリフを続けて読むと…イヤーン月島さん(;´Д`)ハァハァ という気分になれます。


いつもは「ハダカ」呼ばわりなのに、貫木から苗字で呼ばれて照れる刺々森君萌え。

この2人の組み合わせも、いけないお姉様的にはイケる…のかもしれません。


しっかしこの漫画、貫木といい、月島さんといい、刺々森君といい…みんなツン度が高いなあ。
ある意味「つよきす」といい勝負だぞ(w



●420〜436ページ


うん。このシーンに関しては特に普通に読めます。というか新人にしちゃよく頑張ってるレベルだと思うんだ。
これで「杉田先生が小学生のょぅι゙ょだ」と考えると…。
こうグッと来るモノを感じたあなたは、ある意味グッジョブ(w



●427ページ
自分が斬られたことについての説明を長々と喋りだしてから倒れる討条さん。


まあ、普通の漫画的にいうと、426ページから428ページに飛んでも、ちっとも違和感はありません。むしろこのページは余計に感じます。

にもかかわらずご丁寧に敵が説明してから倒れてくれるあたり、杉田先生の親切さが感じられます。
近年のRPGが新設設定だということに配慮しているのでしょう。


…………たぶん(w



まあ、説明シーンのセリフは本来貫木たちが言うべきでは?と思うのですが、よくよく考えたら、コイツらには討条さんの太刀筋がぜんぜん見えないんだから、やっぱり斬られた本人が説明しなきゃらなんのか。難儀やねえ。

…それとも、いちいちやられた理由を相手に説明してから倒れると言うのが討条さんの「武士道」かもしれないのですが(w


まあ、KAJIME的には、こういう無駄な説明が「斬」イズムだと思うのです。次回作でもこの無駄な説明描写は外さないで欲しいなあ(′・ω・`)



●431ページ。
斬が倒れたので救急車を呼ぶよう刺々森君に指示を出す月島さん。


斬はともかく、一緒に倒れている討条さんも救急車で運ばれたのかなあ・なんて想像すると結構面白いかも。
…と、ここまで書いて思い出した。


絶山さんが一コマも出ていない!!


花咲さんに救助されたのか?それとも斬たちとともに救急車で運ばれたのか!?
気になります。スゲー気になります(w

まあ、どっちにせよ絶山さんがただのかませ犬だったことには代わりがないんですがね(w
花咲さんはきっと「なんだよコイツ、使えねー」と思っているに違いない(w


そういや金蔵坊ちゃんも、地下の廃校舎で、依然として精神ぶっ壊れたままのはずなんですが、彼は救助されたんでしょうか。
なんかみんなに普通に忘れ去られてそうで怖いな(w



●432ページ。
一ヵ月後、学校を去る討条さんたち。


あ、壊原(一撃で牛尾さんをやっつけたハンマー使いの人)も一緒にいる!!
すっかりコイツの存在を忘れてたよ(w

さて、ここでポイントなのは、崖の上にいるのが討条さんと壊原だけで、金蔵坊ちゃんの姿がない…ということ。


壊原はともかく「一度忠誠を誓った主(金蔵坊ちゃん)について行く!!」と、ハッキリ言っていた討条さんが、あっさり主の元を離れちゃってるのが気になります。
あそこまで斬たちの前で宣言してたのに、学校を去るって事は…。


まさか…金蔵坊ちゃんは死んだのか!?


みんなに忘れ去られたまま、一ヶ月廃校舎に放置され、餓死…!?
うわあ、普通にありそうで怖いよ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


…まあ金蔵坊ちゃんの生死は気になりますけど、二人はどこへ向かうのやら。学生服着てるってことは、2人ともどっかに転校するみたいですが(w



●432ページ〜433ページ
屋上で語らう貫木と、刺々森君。そして現れる月島さん。


どうやらこの2人、生徒会の連中につけられてるようです。

そういえば第14話の最初のページによると、校長先生っぽい人といっしょにいる生徒会執行部の人間は、絶山さんと花咲さんの他に「あと5人」いるコトが分かります。

残りの5人は黒いシルエットで隠れているし、結局最終回でも出てこないので、分からずじまいなところが、悲しいところです・゚・(ノД‘)・゚・


 まあ、仮に5人出てきたとしても、打ち切り展開でみーんな討条さんの居合い抜きでまとめてぶっ殺されてそうな気が…。
あ、これじゃ「SWORD BREAKER」の七剣邪の最期と一緒じゃんか(w


さて「ハダカ」「野獣」と呼びあって、すっかり仲のいい?2人の前に月島さんが登場。プンスカ怒ってる月島さんは「タバコやめろってあれほど言ったのに何また吸ってんのさ!」と、刺々森君のタバコを取り上げ、横槍を入れます。


しかし、月島さんからタバコを取り上げられたのに、すぐさまタバコを吸いはじめる刺々森君。反省の色がまったくない所が、実にロックです。


あと、なんだか知らないんですが「プンスカ」という擬音にすっかり慣れちゃったのか、なんかこの描写で怒ってる女の子に萌えられるようになってしまいました(w
なんか妙に可愛らしく見えます(;´Д`)ハァハァ


「メッ」と怒る女の子にそそられるのと同レベル…なのか!?



●435ぺージ。
アレだけの大ケガだったのに、何の後遺症もなくすっかり元気に帰ってくる斬。


「トゥーンだから平気デース!!」ってことなのか!?すげえや。


あと、斬の元に駆け寄る月島さんたちがサザエさん」のEDっぽくて、吹いた。



結局、第1話の扉絵に出てた人は全員出てこないまま終わっちゃったなあ。893の人とか(w


斬が終わってしまったのは大変残念ですが、
杉田先生の字改作に期待しよう。そしてコミックスは絶対買うぞ(w