(20181210) 彼岸島 48日後… 第185話「水中の光」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


姑獲鳥(うぶめ)に囚われた勝っちゃんが上野で壮絶な生活を送っているなか、そんな勝っちゃんを救い出すため、筏で上野へ向かう明さん一行。
途中で立ち寄った邪鬼「クソ喰い爺」に勝っちゃんらしきヤツが捕まっているっぽいので、明さんは、最低最悪に下品な相手に戦いを挑む…!
一度はクソ喰い爺に敗北し、無理矢理全裸にされて、無理矢理ゲロを食わされ脱糞するなど、敗北感を味わった明さん。しかし偶然刺さっていた木片の端っこを利用して、ゲシゲシ足元の空間を削り、ついに脱出に成功!そして木片をみかんに突き刺し、バットで打つ事で、クソ喰い爺の目潰しに成功!この木片超助かる!



クソ喰い爺がひるんだ隙に、明さんの義手を探しに寺へ走る鮫島様。残された明さん達は、その間建物に潜んでやり過ごそうとするのですが…ひいいい!クソ喰い爺が建物を破壊しにきやがる!
その間ゆかぽんともう1人のモブ人間の手を借りながら、隣のビルに移ったりするのですが、いつもの義手が無いだけでこんなに頼りなくなってしまうのかと、己の非力さを前に、珍しく明さんが弱気です。
最近は戦闘マシーンかと見まごうほど、まったく感情を表に出さなかったですからねえ。明さんにもまだまだ人の心が残っていたのかと、ちょっと安心してしまうシーンだェ…。



一方、寺へ潜入した鮫島様。明さんの服と、義手の筒に当たる手のパーツは見つけたようですが、肝心の義手が見当たらねェ…。と思いきや、水中にキラリと光るものが。
…って、重要アイテムが光って見えるとか、最近のRPGみたいな親切設計だから、ちくしょう!!
いくらなんでも、ゲーム脳過ぎだろ、トロサーモン先生ェ…。






おお、あっさり戻ってきやがりましたね。もっと何週も引っ張るかと思ったのに。
個人的にはこのシーンで、明さんがめちゃくちゃ嬉しそうな表情してるのが、ほっこりしますね(;´Д`)
そりゃもう今は亡き隊長が、明さんの為にせっせとこしらえてくれた義手ですものねえ。

あと、鮫島様が持ってる義手「右腕!!」って言ってるけど
どう見ても左腕じゃねェか、ちくしょう!!

左右盲先生ェ、ココまで来るとわざとやってるんじゃねェか、って思うェ…。



さあ、後はこの義手をどうやって明さんに手渡すのか。すると川を挟んで対岸のビルに居た鮫島様は、明さんに向けてロープをブン投げると、そのロープに義手をくくりつけて…。







なるほど。この方法なら確実に明さんに義手を渡すことが出来る…って、どう考えても直接手渡しした方が絶対いいだろクソハゲぇ!とツッコミを入れたくなっちまいますが、やめんか!スーパーマラドーナ先生ェは、ちょっとしたスリリング&しゃれっ気を読者に見せたかったんじゃ!…たぶん。



さあ、果たしてクソ喰い爺に見つかることなく、義手は明さんの元へ無事届くのか?
万が一これでクソ喰い爺に見つかったり、途中で義手が川にドボンと落っこちてしまったら、クソハゲが最大級の戦犯になっちまうのですが…。どうなることやら。