(20150309) 彼岸島 48日後… 第二十六話「生贄」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



マサの野郎をぶっ殺すため、東京へ向かう明さん。途中で新田豪(GO)翔きゅんの親子連れと、ショタのションベンまみれで握手してくるヨネさんを仲間に加え、4人パーティーになりました。


途中、東京へつながる高速道路で、トンネル部分が木で塞がれ、要塞状態にしてる人間の集団に遭遇。
リーダーの岩田(首絞めセックルが大好きなゲス男)「俺達は毎週吸血鬼に1人生贄を差し出して生き延びているので、吸血鬼どもをブチ殺して下さい救世主様ァ!」と明さんに懇願しますが…あっさりと拒否。仕方なく今回も生贄として幸恵(ビッチ)を差し出そうとするのですが…。



吸血鬼達が近づいてきたので、檻に入った幸恵を生贄に差し出そうとする人間たち。
義憤に駆られたヨネさんが思わず「女1人を生贄にして、ひでェじゃねえかよ!」とか「カッコ悪ィよ兄ちゃん達、男は女を守るもんじゃねェのかよ」とか、ものすごくカッコいいことを言って立ちはだかるシーンが、実に印象的ですね!
とても先週まで、ブリブリう●こしてたヤツとは思えないカッコ良さだェ!



とはいえ、ヨネさん1人が頑張ったところで、どうにもならないのが悲しいところ。
肝心の明さんは「マサの野郎をブチ殺すまでは余計な争いには巻き込まれたくないんで」とかほざいてて、完全にやる気ねェし、ちくしょうなんて主人公だちくしょう!



結局、生贄に選ばれた幸恵は、吸血鬼の前に差し出されるハメになりました。
檻に入った生贄を見て、吸血鬼どもは「ヒャッハー女だー!」などと大興奮。

吸血鬼「俺ァ一度、全身皮をむいた女とやってみたかったんだ 試してみるか」


お前は何を言っているんだwwww



皮をむくとか何だよ。チタタプ*1にでもするのか。皮むいた女とセックルしてヒンナヒンナってか。
まったくもう、あまりにも猟奇的過ぎて、そんなシーン、ヤンマガに載せられるわけ無いだろ!いい加減にしろ!


全くとんだド変態だな、ここいらに居る吸血鬼の連中は…と思いましたが、よくよく考えたら、人間サイドも女の首絞めてセックルを楽しむ岩田みたいなゲスリーダーも居ますから、人間・吸血鬼にかかわらず、元々ここいらの連中は総じてド変態なのでしょう。それじゃあ仕方ないェ。



でまあ、最初はそんな感じでわめいてた吸血鬼達ですが、そのうち幸恵をボスに献上しようという話へ展開していきます。
どうやらこの“ボス”っていうのは、明さんが捜し求めてた、雅らしいのですが…。


「ボスも喜ぶだろうな」
あの人がいた島には、絶対こんないい女はいなかった」
「田舎だからな」
「アハハハ、ちげェね」
「なんだっけ確か彼岸島とかって」
雅様は女好きだからな」


アレ?これらの吸血鬼の話を要約すると…。
なんかこの吸血鬼ども、遠まわしに雅様の事を、田舎者だって、バカにしてるんじゃね?


このラスボスが、モブ雑魚キャラからバカにされまくってるから、ちくしょう!!



でまあ、これらの会話から、この吸血鬼どもがマサの居所を知ってると睨んだ明さんは、途端におっかない表情になって、リーダーの岩田さん(ゲス野郎)に「気が変わった、武器くれ」とか言い出したところで、今回はおしまい。


なんだかなあ。本土に上陸してからの明さんは、主人公のくせに行動が生々しいんだよなあ。
今週に限っての話ですけど、ヨネさんのほうがよっぽど主人公してるぞ。


来週は明さんによる吸血鬼虐殺ショーから、ラストに邪鬼登場、リーダーの岩田さんは再来週ぐらいに犠牲になる…って流れかな。





*1:アイヌ語で「肉や魚のたたき」の意味の料理法。漫画「ゴールデンカムイ」の影響からか、最近いろんな場面でよく出てくる単語になりました。