遼介はエリート刑事の霧崎京一郎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
結局「ダンディクラブ」の涼介(リョウスケ)が自殺教唆に関った張本人で、シャブまで持っていたというところまで突き止めるのですが、その涼介は、東京湾で水死体となって発見。事件の黒幕「ドンファンの一ノ瀬優」(黒幕)によって殺されてしまいました。
そして遼介と同期でシャブ漬けにされたロミオのホスト・英樹は、黒幕の命令で、遼介のロッカー内のスーツのポケットに、シャブを忍ばせようとしますが、修さんと卓也(ヤムチャ)にあっさり見つかってしまい、逃亡しちまうのでした。
戦国武将みたいなチャイニーズマフィアの皆さんから、末端価格1億円相当のシャブを買い付けて、意気揚々と自分の店に戻ってきた黒幕。シャブは自分の部屋の金庫に入れて、大切に保管します。
ああそういえば英樹にシャブを遼介のロッカーに忍ばせさせてんだっけ、成功したら匿名で「遼介がシャブ持ってま〜す♪」とかタレこんじゃおっかなーと考えていた黒幕ですが…確認のため英樹に電話をかけても反応無し。
おっかしいなー。今日は実行できなかったのかなーと思いながらも、とりあえず今日は帰るかと店を出たら、ヤムチャ達ロミオのホスト連中が、血相変えて誰かを探してるところを目撃したので、なんかあったのかと聞いてみます。
聞かれたヤムチャは目の前の人物が(遼介に好意的みたいだから、話してもいいか…でも完全に信用できないから何処まで話せばいいものか)と、悩んだ挙句。
「…実はウチの英樹ってホストが
店に多額の売り掛けを作ったまま飛んじまいやがったんだ…」
(ノ∀`) アチャー.
言っちゃったよ!!一番言ってはいけない相手に、大変な事を喋っちゃったよ!!
さすがヤムチャ、無駄に使えねー!!
もちろん黒幕は売り掛けの話がウソだとあっさり見抜き、英樹がシャブを忍ばせるのをしくじったことを知ってしまうのでした。
あーあ。コレで英樹が消されちゃったら、100%ヤムチャのせいです。まったく、何て役立たずなんだ(w
さて、そのころ寝る間も惜しんで情報収集をしていた藤田刑事が、疲れたので車の中で居眠りをしていると「居眠りとはいいご身分だな」などとほざきながら、肉便器がやってきます。
つーか、部下に徹夜で情報収集させといて、ソープ嬢と「ゲハハハハハ!!」とヨダレ垂らしながら陵辱プレイ楽しんでたお前が言うなよ!!と思った。
さて、その藤田刑事ですが、どうやらコイツもホストを恨んでいるようです。今までそんな描写がなかったので、すごく唐突に思えます。
もっとも、肉便器が仕事そっちのけでソープで豪遊してたのを知ったら、恨みの対象が肉便器へと変わるのは間違いないな(w
そして、なんか知らんけど着々と成立しつつある遼介x愛夢フラグ。
60ページで互いに握手をしたら顔を赤らめるシーンでの
「ガッ!!」「ポッ!」「ドキン!」「ハッ」「パッ!」
の擬音5連続コンボはかなりの破壊力で、盛大に吹いた。
しかし「夜王」ってなにげに擬音のセンスも神がかってるなー。そのうち井上先生が、荒木飛呂彦先生やながいのりあき先生ばりの擬音マスター達と肩を並べる日も近い…のか?
しっかし、コレでホントに二人がくっついちゃうと、ますます耕三の立場がねええええ。