戻って来た…。あの頃の懐かしい光景が戻って来た…!!
ebook japanにて、あの「男たちの好日」の番外編が配信だよ!!
『男たちの好日』(全4巻)の番外篇。1923年――。杉井商店は『味の友』の世界進出に向け新工場を設立。だが突如襲いかかる大地震の前に工場は全壊してしまう…。東京を襲った悲劇に牧玲睦はどう立ち向かうのか!?ながいのりあき入魂の描き下ろし。堂々の配信!
「おれは待っとったんじゃ、ずーっと待っとったんじゃーっ!!」
忘れもしない、あの衝撃の打ち切りから4年余りが経過。思わず形で「男たちの好日」が読めるとは!!カジメリステンとしたら感無量。
で、即刻購入しました。読んでみました。以下箇条書きの感想。
●「天は何故こんな仕打ちをなさるのだーっ!!」とシャウトする杉井社長が熱すぎ。
●妊娠三ヶ月の身で東京から外房まで歩いてった久代さんも熱すぎ。
●黒須や平蔵だけでなく、ムササビなどの村の連中まで東京に駆けつけちゃった 、中瀬川ダムオールスターズも熱すぎ。
彼らが見開きで「ドーン」と出てきた時は、発狂しそうになっちまったぜ、ばかってい!!
●佐久間さんもいつの間にか巨体な熱いキャラになってる…。最初はこんな奴じゃなかったんだけどなあ。この人。
●岩源と黒須が見開きでお出ましになられた時は失禁しそうになったずら。
●アレ…?そう言えば花野木がいないなあ。ながい先生のコメントに書かれてたのも、玲睦と玉岡さんと黒須だしなあ。一応原作にも出てくるキャラなのに…。ながい先生は花野木の事なんかすっかり忘れちゃってるのかもしれません(w
●欲を言えば、西洋スーツにも出番を与えて欲しかったです。
陸軍とのにらみ合いの時に車がやってきた時は「ま…まさか…奴か!?」と期待してたんだけどなあ。
(例)
ブロロロ
玲睦「みんなよけろ!突っ込んでくるぞ!!」
陸軍の偉い人「み、見た事も無い車だ、誰が乗ってるんだ?
ぶ、無礼者め、誰だーっ、貴様ーっ!!」
キキーッ チャッ
?「道はここまでか
しかし窓を開けたとたん…なんだこの匂いは
ガレキの山の中だってのに…」
陸軍の偉い人「あ…あなたは…」西洋スーツ「かじめのにおいがプンプンしやがる」
玉岡「火野薫!!」
「火野興産の社長だ、奴が何故ここに?」
玲睦「だ…代理人じゃないか!!」
うーん。書いてるだけでワクワクして来ましたよ。自分で書いててアレですが、なんて燃える展開なんだ(w
まあそんなわけでもう大満足です。この前後編のみで元は十分に取りましたよ。
まあもっとも、原作の小説に、関東大震災なんて、ひとっことも出てはこないんですけどね。
でもそこがながいクオリティ。