(20091011)デトロイト・メタル・シティ TRACK101「GOD」

前回から日を改めて、また喫茶店で落ちあう根岸とカールス秀喜。オブラートに包んで互いの正体を語り合います。
そしてその中で秀樹の過去も明らかになります。ちなみに母ちゃんも見事なまでの松井ヅラです。カールスは彼女の何に惹かれたのだろう(汗)


…結局カールス秀樹は、普段はおとなしいけれど、怒りが溜まるとドス黒い暗黒面が飛び出しデスメタルの権化へと成り果てるという、根岸と全く同じタイプの人間でした。
自分と同じだからこそ、客観的に自分を見れた事で、根岸は改めてシャッチョさんにDMC辞めるぞー宣言。


まあ、ゴボウがDMC辞める発言は今に始まったことじゃないんですが、今回のシャッチョさんは、数発根岸をブン殴るものの、なぜかあっさり「分かった、辞めろ」と認めちまいます。


それにしてもケツに砂糖突っ込んだまま(GODに投与されました)真顔で語っても、説得力のカケラもありゃしねええええ。


ところがその後、DMC解散を宣言した次の瞬間、シャッチョさんが突然吐血してぶっ倒れたー!!
そうか、カールスの実家に行った時に不自然にせきこんでいたのは、やっぱり伏線だったのかー!!恐れ入ったぜ。
まあ、いくらなんでもこれで簡単に亡くなるとは思えませんがね。あんだけのお方ですし。


ここで元気さんが駆けつけて看病にあたり、心がほだされて二人が結ばれるというカタルシスな展開になったら、それはそれで面白いのかも。まあでも、無いだろうな(w



若杉公徳先生の巻末コメント
「フランス取材に行ってきます!多分。」

(20090927)デトロイト・メタル・シティ TRACK100「MODEL」

天涯孤独の身であるカールス・マーダーは、日本人女性との間にひとりの子供を残していた。その息子は自らを“ゴッド”と名乗り、黒ずくめの衣裳とその巨体から放たれる曲は、多くの狂信的ファンを生んだ…以上がケニーが調べ上げた、黒いCD歌ってた人物の正体。


しかし根岸は偶然にも、カールスの息子「カールス秀喜」(モデルはどう見ても某メジャーリーガー)と出会っており、メアド交換までしちゃってました。
ケニーが「ゴッド(の正体)はまだ謎に包まれている…」と言ってるそばから「千葉の実家から出て、幡ヶ谷で1人暮らしだよ」とメールを送ってくるカールス秀喜のおちゃめっ振りに吹いた。



しかし根岸が出会ったカールス秀喜は、金髪で巨体では有るものの、メタラーらしさのカケラもない、モデル志望の某メジャーリーガー似の好青年。
 そんなカールス秀喜と根岸は、喫茶店で再び出会います。敵対する相手ではあるものの、目の前の某メジャーリーガー似のコイツが、そんなヤツにはどうしても見えません。



雑誌のモデルにでもなって、夢はパリコレに出る事だーと熱く語るカールス秀喜。どうやらヘルヴェタのシャーセとは違い、本心からそう思ってるようです。しかしそんなカールスと根岸を、隣の席のメス豚ども「松井にゴボウ自重しろプゲラ」と思いっきり笑い出したり勝手に携帯で写真撮ったりとやりたい放題。


ブチ切れた根岸は「メス豚共、俺を誰だと思ってやがる」クラウザーさんの衣裳に手をかけたところで、全身真っ黒い衣裳を身に纏った仮面の巨体…GOD光臨!!まるでRPGのラスボスのような禍々しさがあります。カコ(・∀・)イイ!!


そんな彼はメス豚共のケータイを奪い取ると、自らのパンツの中に潜むデスペニスをパシャパシャ撮影し、HENKYAKU。なんかやってる事が地味過ぎるぜGOD!!



あと、そんなマスク付けてデスメタル歌えるのか?という疑問も(′・ω・`)



若杉公徳先生の巻末コメント
「単行本8巻買って下さい。」

(20090913)デトロイト・メタル・シティ TRACK99「CREATIVE」

天涯孤独の身であるカールス・マーダーは死んでいた…それじゃあの黒いCD歌ってるヤツは誰なんだー…と言う事とはあんまり関係無く、根岸は“もし世界が100人の表現者だったら”というオーディションを受けてました。


まあゴボウがこんなのを受けてマトモな評価された試しなど今まで一度も無いので、今回も受ける前から結果見えちゃっているのですが、面接官の一人が、オシャレ四天王最後の一人である、クリエイティブキング・茂木高之。


でまあこの人、才能の無い人にはものすごーく冷たくて、根岸のひとつ前のハーフのモデル男性も平気で突き放し、耐え切れ無くなった男性モデルはウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・ と退散。
そしてやっぱり根岸も容赦無くダメ出しされまくり。全裸で踊りながら「甘い恋人」まで歌ったのに、笑い飛ばされる屈辱まで味わっちまいます。


それにしても、前回に続いて今週も根岸の全裸が続くとは…やはりこれは草なぎメンバーの影響なのかも。


しかし、ウォシャレ四天王って、基本失礼な奴多いですねぇ。ああでも、だからこそクラウザーさんが彼らを虐殺すると、そのカタルシスで快感になるのか。この編は設定の勝利ですな。



そして例のごとく暗黒面に染まった根岸は、そのままボディペインティングで即興クラウザーさんに変身…って、もはや正体隠す気さらさら無くなってるな根岸(w


しかし部屋に乗り込むと、根岸のひとつ前に落とされた金髪ハーフのロン毛モデルが、茂木を真っ黒にして陵辱済み!!部屋に流れるデスメタルの重苦しい曲に、シャッチョさんの「カールスと日本人の女との間に出来た、存在自体を隠された子」発言といい、どうやらコイツ「カールス秀喜」が真っ黒CDの歌い手のようですが…あれあれ?何だか根岸とおんなじ匂いがするぞ?なるほど。これは強敵な予感がぷんんぷんしますぞ。


しかしツラが微妙にブッサイクだなあ、カールス秀喜。やっぱり元ネタは、読売時代にAVをいっぱい持ってたという噂の、某野球選手ですかい?



若杉公徳先生の巻末コメント
「香港サイン会とても楽しかったです。

(20090830)デトロイト・メタル・シティ TRACK98「REMOVAL」

故郷で散々な目にあった根岸が、鬼(シャッチョさん)のいぬ間に夜逃げ…もとい引っ越しを敢行。ところが風呂入っている間に服を全部持ってかれちまったので、仕方無くクラウザーさんで引っ越し業者と応対してたら、一緒に来た業者のバイトがレッドでしたー!!という展開。思わずとっさに…。


「バ、バカヤロー、ここは人間共を殺るための処刑場であるわ」


軽い布団類を核兵器を扱うがごとく慎重に」運び、割れ物の入ったダンボールは「処刑した死体が入っているから2階から投げ捨てろ!!」と豪快にブン投げ、荷造り完了。
 この一連のシーンでのレッドのカン違いっぷりが実に素晴らしいです。やはりコイツが出てくると面白くなりますネ、この漫画は。



そして引越し先まで移動。しかしこのままではレッドに新居を知られて色々と面倒な事になっちまうので、近くにある佐治くんの家に上がりこんで


「ゴチャゴチャうるせえな、クラウザーさんがここに引っ越したいって言ってんだよ!!」


いつものように佐治くんに犠牲になって貰います。
クラウザーさん直々の引っ越し法のひとつ「人間圧縮袋」によって、顔が酷い事になってる佐治くんつくづく(´・ω・) カワイソス。



そのころ、謎の真っ黒CDの音源に聞き覚えのあるジャック・イル・ダークはかつて悪魔のギターを自分に託した、カールス・マーダーの元に足を運びましたが、そのマーダーはすでに死んでました…というシリアス展開が入ります。


ところでケニーと一緒にいるシャッチョさんが2コマほど不自然に咳き込んでいますが、これってなんかの伏線ですかね。



若杉公徳先生の巻末コメント
スタッフの24歳童貞が下北沢でク○ニまで達成!メタル!!

(20090812)デトロイト・メタル・シティ TRACK97「COMBAIN」

故郷大分にて、自らのウォシャレポップス音楽の才能の無さに打ちのめされた根岸は、父親の操るコンバインの勇姿に惹かれ、あれほど嫌がっていた地元コンバイン会社への就職を志してしまうのでした。


「僕、お米で人を幸せにしたい」


えーと、それなんて松岡修造?


そして初心者の根岸が父親の指導のもと、実際にコンバインを操縦するシーンに入るのですが、ここで容赦無く挿入される「森節」。


知らない方のためにご説明しますと「森節」とは、今はヤングアニマルで「自殺島」を描いてる森恒二先生が、前作「ホーリーランド」にて時折見せていた「やけに特徴的な解説文」のこと。作者自らの実体験を元にした解説が、妙に生々しいのです。
そして若杉先生の森節?も、なんか妙にリアルだったりします。


「賢明な読者はもうお気づきかもしれない
根岸のようなコンバイン初心者をまず戸惑わせるのがこのコンバインの振動である
この振動が原因となり、酔ってしまった経験をお持ちの読者も多いだろう」


いや、そもそも読者にコンバイン操縦経験のある人、少ないから!!


何気ない説明文でも、森節だけで笑っちまう自分がここに。


でまあ、父親にもコンバインに対する真剣な想いが認められて、イザ面接に望みます。苗田コンバインの歌を作ったりいろんな提案をしてアピールしますが…見事に玉砕。地元でもあんまりな扱いな根岸(´・ω・) カワイソス
挙句の果てには個性が無いまで言われる始末。所詮根岸のウォシャレ音楽は「個性」にすら値しないのかと思うと、余計に(´・ω・) カワイソス
あんなん言われちゃ、そりゃあ根岸じゃなくったって、大暴れしたくもなります。


惜しむらくは、出来ればこの面接シーンも森節全開で行ってほしかった(′・ω・`)


しっかし、故郷ですらこんな扱いだとは、もはや根岸にはクラウザーさんと化してデスメタルの帝王の座に君臨する以外、選択肢はないようです。もういっそのこと、家族には正体をバラしちゃっていんじゃね?
あ…でも、弟の俊くん(バカ)に知られたら、いろいろと面倒なことになりそうだから、アイツだけにはナイショと言う方向で(w



若杉公徳先生の巻末コメント
「改めてホーリーランドを読み直したら影響受けました。森先生ありがとうございます!

(20090725)デトロイト・メタル・シティ TRACK96「HOUHI LINE」

 ジャック・イル・ダークがプロデュースする「カニバリズム・アニマル」。真のスカトロイヤー土肥さんをプロデュースに迎えた「デズム」。元クラウザーI世率いる「元気バンド」。そして臨死体験から新境地を開いた「DMC」。彼らがメタルの帝王の座を争うべく最新ンシングル発売でしのぎを削りますが、一位をとったのは…タイトルもバンド名もない、真っ黒いCDカバーの曲がトップの座に輝き、もうみんな涙目。


…しかし今回はそんな謎のバンドのCDはあんまり関係無く、根岸が故郷犬飼に帰ってきたおはなし。お父さんから「いい加減就職しろ(゚Д゚)ゴルァ!」と宣告され、コンバイン会社の面接を勧められます。
 父子2人でそんな深刻な会話をしてる中「最近DMCの新曲出たの知っちょった?」「なんかヘンなバンドにクラウザーさん負けたらしいに」などと平気で口をはさむ、まったく空気を読まない俊くんワロス(′・ω・`)



 逃げるようにして実家を飛び出す根岸。せっかくだから東京でもまれてきた僕の音楽を博多で披露…でもその前に地元でいっちょやってやるかーと、日本球界に戻ってきたメジャーリーガーな気分の根岸ですが…大分駅にて自分のウォシャレポップスを披露するものの…例によってまったく受けず。


「大分も盛り上げられられちょらんに、ソニックに乗って博多に出ちょん場合やねえ
チクショウ、まさか…豊肥本線に乗る事になるとは」


 博多に向かうつもりが、まさかのUターン!!
大分から少し下がって結局犬飼に逆戻り…。さすがに自分に音楽の才能(ポップス的な意味で)がない事を認めざるを得ず、雨の中orzしてる根岸を照らす一陣の光。それは…。


コンバインに跨る親父の勇姿!!


なんか表情も凛々しいし、妙にカッコよく見えてしまいます。かっけーよおやじー!!
しかしこのままだと、根岸コンバイン会社就職まっしぐらなんですが、いったいどうなっちまうのか(′・ω・`)



若杉公徳先生の巻末コメント
「ラジオの放送室が終わって生きる楽しみが減りました。」

(20090712)デトロイト・メタル・シティ TRACK95「G.2」

 若杉先生が「ヤングマガジン」で「プラネットウェイヴズ」というマンガを描くようです。
 公然猥褻カットじゃないのに、主人公が根岸に見えてしょうがないのは気のせいでしょうか(汗)


 コアなメタルファンの集うレコード店、ミュージックユニオンメタル館。この店で行われているチャートランキングは、コアなメタルファンによって支えられてる信頼あるもの。このランキングで1位の座に輝く事は、メタル界の頂点に君臨する帝王である事を意味しているのです。


 そしてこの日。ジャック・イル・ダークがプロデュースするカニバリズム・アニマル」。真のスカトロイヤー土肥さんをプロデュースに迎えた「デズム」。元クラウザーI世元気さん率いる、のびのびしたメタルバンド「元気バンド」。そして根岸が臨死体験から新境地を開いた「DMC」…。

 この4バンドの新曲が同日に発売されました。これは事実上どのバンドが帝王として相応しいかの決定戦に…!!



 さて今回の話、誰よりも目立っていたのは、クラウザーさんでもジャック・イル・ダークでも、カニバリズムアニマルのメンバーでも無く…間違い無く土肥さんでした。


 カニバリズム・アニマルのシークレットライブを視察し、彼らの誰彼構わず喰い散らかす猟奇的パフォーマンスを見て「てりっ」を連発。というか「てりっ」させ過ぎで吹いた。

 おまけにこのあと、2ページ丸々使っての「てりっ」までやらかしてますし、今号はまさに「ずっと土肥のターン!!」状態(′・ω・`)


 そしてそんな土肥さんを何の躊躇いも無く喰らい尽くすカニバリズム・アニマルとクラウザーさん
 デズムを応援してるおやっさんいわく、土肥さんを喰らうと言う事は、クソを喰らうのと同じ事。にも拘らず、おたがいまったく怯みを見せない。まったくもって、恐ろしいお方だぜ…。土肥さんはただ喰われてるだけですが(w



 さて、白熱したランキング争いに、根岸も表面上は平静を装ってますが、内心では順位が気になり、佐治くんについつい4枚のCDを並べ「どれがいいか聴いてみて」と質問しちゃうほど。


 そして4枚のCD発売から1週間後。ついに順位発表。ところが…1位の座に輝いたのは、4バンドのどれでも無く、曲名・アーティスト名も不明な真っ黒いCDジャケットの謎のバンド…!!なんという予想外の展開!!


 そして、他のバンドは上位を占めているのに、唯一34位と低迷してる元気BAND(´・ω・) カワイソス。



若杉公徳先生の巻末コメント
東宝の土肥さん、ありがとうございました。」